元気日記(第262号:暗闇の中の「パパ」)7/16(日)翌早朝更新
父:「りょうま、着いたよ〜!」
月に数回のリトミック。
会場の小学校の体育館の側で愛車ファンカーゴを停めた父は、後ろ座席のドアを開けて、車外から座ったままのりょうまに、
父:「りょうま、リトミックに行こうね!」と促します。
しかし、りょうまは頑として車から降りません。
父:「りょうま、今日はリトミックだよ、行こうよ〜!」
と、ちょっと手を引っ張っても、座席と背中が超強力接着剤でくっついているようにはがれないのです。
(出たな〜!イワイワ星人が出現だ!)(−−;)
最近のイワイワ星人は手ごわいです。パワーアップし、ちょっとやそっとで動く相手ではありません。
しっかり地球の重力を120%味方につけて、体勢が不利になるとさらに近くにある物を足でカニバサミしたりしながら、絶対に動こうとしません。
しかし、頑固なりょうま。一体誰に似たの?・・・って、きっと私(父)似です、間違いありません(ハイ)。。。
そんな訳で、最近は父も、(自分に似た)イワイワ星人とはまともには戦いません。
最近の戦法は“その気になるまで待つ”。
しかし、今回もその戦法に出ましたが、そんなイワイワ星人からの反撃がありました。
りょうま:「ベルトしなきゃ!」
(これは、シートベルトをして、どこかへ行こうよ〜、という意味だな!)間接攻撃だな、手ごわいぞ!
それでも動かない父に、
りょうま:「あそびに行くぞぉ〜〜!」
(これは、今度は直接攻撃だな、手ごわいぞ!)くそっ〜!負けないぞぉ!
それでも動かない父に、
りょうま:「♪タッ、タッ、タラッタ♪」
(なんだ?なんだ?この攻撃は?)完全に音楽っぽいぞ!不意打ちだぁ・・・。
いくら考えても分からない。。。
でも何度も、「♪タッ、タッ、タラッタ♪」と、同じ音階を口ずさみ父へ訴えます。
でも、何回も聴いているうちにある音階と同一な音であることに気付きます。
!!!こっ、これは、もしかして・・・???。
父が気付いたのは、常に車のCDとして入れっぱなしの、佐野元春のアルバム「THE SUN」の中の一曲の音階と同一であること。
ウワ〜、これって、スゴい!ヤツは、時々車の中でBGMとしてかける、そのアルバムの中の1つの曲の音階を伝えることによって、
父に「他の場所へ行きたい!」という気持ちを、意思表示をしていたのだ!
なんと言う、涙ぐましい努力だ・・・。これにより、イワイワ星人に完敗した父。
リトミック会場を離れ、車を走らせたのでした。
今回完勝のイワイワ星人は、走行中の車の中で満面の笑みを浮かべるのでした。。。
行き先は、埠頭。海風に当りながら、ゆったりと時間は流れます。
りょうまにとっては今日はこちらの方が良かったんだね。。
週末、暑さのせいなのか、りょうまはなかなか眠りません。
無理やり寝かせても寝ないことは過去に経験済み。
しばらく起きていたのですが、0時近くなっても起きていたため、電気を消してやや強制的に眠る体勢に持って行きました。
それでも寝ないため、電気もオレンジの豆電球を消して、眠るのを待つのですが、それでもどうやら眠りにつけないようです。
そんな暗闇の中で思いがけない言葉を耳にしました、
「パパー、パパー!」
今何て言ったの?
父はビックリして布団から飛び上がりました。
「パパー、パパー!」
ヤツは、はっきりと言ったのです。
こんなはっきりと、目の前で、それも呼びかけでこの言葉を聞いたのは、父は初めてです。
本当に嬉しく、午前0時過ぎに、「そうだよ、パパだよ。どうしたのりょうま。」のような会話をしました。
結局そのあと、りょうまは眠りについたものの、父の感動は冷め止まず、
夜中に一人、ビールで乾杯をしちゃいましたよ。(へへっ)
東京地方のお盆は7月。ということで日曜日、りょうまとじい・ばあの4人で、お墓参りに行ってきました。
特に我が家は無宗教ですが、年1回のお盆くらい、墓前でご先祖様に手を合わせても良いのではないかと最近思っています。
父も若い時は全く思わなかったのですけれど、少しは年を取り、自分もりょうまもご先祖様がいてくれたおかげで今ここにいるのだ、なんて感謝しています。
りょうまに、お墓の清掃を手伝わせました。水を汲んで、水をかけて、拭いて、上手にお掃除が出来ましたよ〜。
りょうま、ご先祖様もきっと喜んでるぞ!^^
ばあちゃんといっしょにお墓参りです。
1学期もあと僅かになってきました。そのあとには、りょうまの小学部最後の夏休みがやってきます。
長い夏休みに、今年のりょうまはどんな風に過ごすのでしょう。
落ち着いた夏休みを過ごしてくれるといいなぁ・・・。そう願う父なのです。
次回更新は、7/23(日)深夜の予定です。宜しければまたお会いしましょう。