元気日記（第264号：12歳の誕生日に）7/30（日）翌早朝更新

12歳になったりょうまへ

りょうま、誕生日おめでとう。

君も12歳になったんだね。

最近の君の成長ぶりには、父もビックリしています。

生まれたばかりの純白の布に包まれた君と、病院で出会った12年前。

その日の出会いの感動を、今でも鮮明に父は覚えているよ。

早いものです。

あの日から12年の月日が流れたんだね。

その時間の流れの早さに驚いています。

12年の間、色々なことがあったね。

りょうまにとっての12年間は、どうでしたか。

君にとっては、目まぐるしい年月だったかもしれないね。

本当に君の頑張りを、父はいつも褒めてあげたいです。

父も君と一緒に、それまでの人生では味わうことの出来なかった、多くのもの得ることができたよ。

そして、多くの素敵な人たちに出会ってきたね。

今まで、出会ってきた人たち。

どの出会いも、どれ一つとして、無駄な出会いなんて無い、と思っているよ。

りょうまと父がここまで来れたのも、これまで出会えた多くの人たちのお陰だと思っています。

りょうまに関わる全ての人たちに感謝しているんだ。

そして、12年経った今、後悔することをしなくなった父がいます。

君が生まれてから、反省はよくするけれど、後悔はしないんだ。

後悔しても過去には戻れないから、いつもこれからを考えている。

だから、（あの時、あれをしておけば・・・）なんていうことも考えない。

人は長くても100年あまりでいなくなってしまうのだ。

それならば、悲しい顔をしているより、笑顔で生きたい。

それは、生きていれば楽しいことばかりじゃないけれど、気持ちだけは楽しく生きたい。

どんな人生も1回きりだからね。

りょうまから教えてもらった大きな人生観。

人として、どう生きるか。

何のために僕は君の父になったのか。

それにはちゃんと意味があることも、段々分かってきたんだ。

りょうま、生まれてきてくれてありがとう。

そして、君を生んでくれた、りょうまのお母さんにも感謝しようね。

これからも父は君を見守ってゆくよ。

そして、君も慌てず、少しずつ、1歩ずつ、大きくなって欲しい。

りょうま、12歳の誕生日おめでとう。

そして、これからもよろしく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2006年7月31日　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　父より

　次回更新は、8/6(日)深夜の予定です。宜しければまたお会いしましょう。