元気日記(第266号:彼が教えてくれること)8/13(日)25:15更新

 

☆ピカッ☆  バキバキ〜×★ズド〜ン☆

先週は、カミナリがよく鳴り響いた一週間でした。

週末も、りょうまとこのカミナリの音を家の中から聞きながら、家の窓からザーザーと降る雨空を見上げたのでした。

りょうまは音に敏感なので、このカミナリの大音量にびびるかな?なんて思っていましたが、意外と平気。

むしろ聞こえてないのかな?と思うぐらい、反応がありません。

その割には、お菓子を置いている戸棚の方向からビニール袋の僅かなガサガサ音がしただけでも、すぐにパッと確認に来ます。o(・_・= ・_・)oきょろきょろ

その音は、何で聞こえるの?というくらいの小さな音。

興味のある音と無い音を聞き分けているのかな?

時々、ヤツの聴覚はどうなっているのかな?( ̄ー ̄?).....??アレ??と思うことがある今日この頃なのです。

 

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夏休みも中盤に入りました。りょうまはようやく夏休みの生活にも慣れ始めてきた様です。

父がいつも、りょうまを迎えに行く土曜日。

いつもであれば「パパ来るの〜?」という言葉を朝から職員さんに投げかけ、父を待ちきれない様子でいるらしいのですが、

夏休みで学校へ行かないせいか、曜日感覚も薄れ、予想もしない急な私(父)の出現にビックリ。('0'*)ハッ!

あわてて、自分の気持ちを“遊びに行きたいモード”に切り替えている姿が、何だか可笑しかったです。

 

夏休み中、多くの時間を施設Bさんで過ごす中で、りょうまの意外な姿を教えてもらいました。

りょうまは、同年代のK君が女性職員さんと一緒にいると、どうやらヤキモチ?を焼く様な姿を見せたとのこと。

ついには、その気持ちからか、その職員さんに頭突きまでした様子。ズツキッ!!εεε(o _ _)★)゚0゚).。゚クハッ

確か一度だけT養護学校時代に、先生の膝にいた同級生にその様なヤキモチの姿を見せ、押しのけようとする姿があったことは記憶しているが、何年ぶりの姿だろう?

いずれにしても、自己主張が出てきたことは悪いことではないけれど、頭突きで表現とは・・・。\(`o'") こら-っ

この頃少しずつ出始めた言葉。その言葉で少しでも気持ちを表現できれば、もう少し楽なのにね・・・。

ただし、りょうま、世の中には自己主張が通らないことも山ほどあるんだよ。徐々に覚えるようにね。。。

 

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横浜高島屋8Fで14日まで行なわれている、「ふれあい作品展」。

今回はりょうまの作品も学校から出品ということで、週末、りょうまと見に行ってきました。

会場のブースには、表現力のある素敵な作品がたくさん並んでいます。

この子たちの表現力には、いつも何だか心を奪われそうになります。

そんな作品を見ながら、りょうまの出品物を探していました。

りょうまのものは、どんなものが飾られているのかな?

 

一生懸命探しますが、なかなか見つかりません。

すると、近くにいた係の方が「ここにありますよ」と教えてくれました。

あった〜!そこには、涼しげな風鈴。りょうまの作品です。

あれ?( ̄ー ̄?).確か、係の方は、私たちが一言も名前を名乗らなかったのに、作品の場所を教えてくれました。

会場を後にしてからその事に気付いたのですが、りょうまの学校の先生だったのでしょうか?

りょうまの学校は比較的人数の多い学校。りょうまの姿を見て、気付いてくれたのかな?

それにしても、何も言わないのに・・・スゴイなあ。全生徒を覚えているのかな?

そんなことを思いながら、横浜高島屋を後にしたそよ風親子なのです。

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        土曜の朝の横浜高島屋前です。          ふれあい作品展には素敵な作品がいっぱい。   その純粋な色彩についつい引き込まれそうになります。

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よく、「りょうま君ぐらい、うちの子もできたらいいのにな・・・。」とか、「私はりょうま君のお父さんのように強くありません」のようなメールを頂きます。

りょうまは、何でもできるように思われがちですが、そんなことは無いんですよ・・・。

そして、私(りょうまの父)も、皆さんと同じようにショックも受けたり、落ち込んだりすることもあるんです。

実際、りょうまは自閉症と重度の知的障害を伴いますますので、一緒にいれば色々ありますよ・・・。

りょうまの名誉のためにも、内容はあまりはっきり書きませんが、今週末の日曜も某プールのプールサイドで大量の冷や汗をかきました。

その出来事はご想像にお任せします。

りょうまのせいではなく、父が悪いので反省のみ。父は関係者に、ひたすら謝りました。

確かにショックを受けました。でも、いつまでもショックを引きずっても、何も始まりません。

反省すべきは反省して、それを後につなげる!

これしかないでしょう。

基本的に皆さんが思われるのは、いつまでも引きずらないこんな性格の、私の文章のせいかもしれませんね。

 

明日は明日の風が吹く。

まだまだ、未熟な父に、りょうまはいつも色々なことを教えてくれます。

これからも、父ちゃんを鍛えてくれよな、りょうま。

 

 

 次回更新は、8/20(日)深夜の予定です。宜しければまたお会いしましょう。