元気日記(第293号:りょうまの入院レポート)2/18(日)23:00更新
先週は、りょうまにとっても、父にとっても、忘れることのできない1週間になりました。
ご存知のように、りょうまは2月14日から2月16日の2泊3日で、横浜市内の病院に歯科治療のため入院いたしました。
その様子は『父のひとりごと【659号】【660号】【661号】【662号】』でも断片的にUPさせていただきましたが、
今回の元気日記はこの“入院中のりょうまの姿”をレポートいたします。
さて、そもそも、何でりょうまは歯科入院に至ったのか・・・?
疑問を持たれる方も多いと思います。
りょうまは昨年、歯科の定期健診において、乳歯も含め虫歯が9本あることが発覚しました。
普通であれば、通院で済む話です。しかし、りょうまはじっとしてこれだけ多くの治療を受けることができません。
そんな訳で、病院で入院し全身麻酔を数時間かけ、集中的に歯の治療をすることとなったのです。
【2月14日(水)】
(僕はいつものように学校に行かないけれど、今日はお休みの日なのかなぁ・・・?)
今日のりょうまは、きっとそんなことを心の中で思っているのではないかと、父は想像していました。
朝、施設Bさんにお迎えに行くと、案の定りょうまの表情は期待に満ち溢れています。
(あっ、パパだ!やった〜!今日はきっとどこかへお出かけだ!)。('-'。)(。'-')。ワクワク
りょうまのそんな期待に満ち溢れた表情が、父にはすぐに分かりました。(; ̄ー ̄川ヤバ・・
言葉では、※「カワテ〜!」(※ファンカーゴ乗っての略語)という言葉も飛び出し、期待が言葉にも現われ始めています。
しかし、向かった先は大きな病院。病院に着くと、そのまますぐに病室へ。
りょうまは、他の患者さんと同室だと、様々な点で困難が予想されるため、あらかじめ個室を用意してもらっていました。
今日はこのまま、父との外出を期待するりょうまと、丸1日病室で過ごすのかな?と思ったら、・・・その通りの予想通りの展開でした。
でも仕方ありません。「りょうま、今日はパパとここで遊ぼうね!」
病院のベッドの上で、とりあえずくつろぐりょうまなのでした。
最初は、やけにおとなしくしているりょうま。
しかしヤツは、こんなにおとなしくしているタマじゃない・・・。そんな事は父はよ〜くわかっています。
しばらくすると、りょうまは靴下の糸抜きを始めました。(やっぱり)
靴下の糸抜きを始めたりょうま。予想通りの展開です。
何でもかんでも“ダメダメ”では、この入院生活は乗り切れるとは思えません。
そんな訳で、今回は父の決めた特別ルールにより、「2泊3日で靴下1足だけはほぐして良い」、ということにしました。
しかし、このルールがピッタリとりょうまにマッチング。しばらくこのお気に入りのこだわりで落ち着いて過ごすことができました。
先生が問診に来たり、何だかんだで午後3時頃になり、おやつですよ〜と看護婦さんがチョコレートを持ってきてくれました。
そうか〜!今日はバレンタインでーなんだね〜。
りょうまは、美味しそうにチョコレートをパクパク。でも良く考えると歯科入院なのに良いのかな?(^▽^;)ハハハ
美味しそうにチョコをパクパク。
そのあと、施設Bさんや先生からもりょうまにチョコレートのプレゼントをもらい、美味しそうにそちらも平らげたりょうまなのでした。
明日は手術で食べられないもんな。。今日中に食べておけ・・・でも、りょうま。パパにも少しちょうだい。(^人^)オ・ネ・ガ・イ
病室にはDVDデッキもあったため、持ち込んだアンパンマンやトムとジェリーやおかあさんといっしょのDVDを流していました。
りょうまはチラチラと画面を見ていましたが、アンパンマンのストーリーの出来に、むしろ父の方が感心してしまいました。(;^◇^;)ゝ
明日の手術を控え、食事は夕食時以降×。飲み物(牛乳等)は午前2時まで、水・お茶等は明日の朝6時までの制限が付きました。
しかし、心配されたそれらの制限もりょうまはクリア。その日は、多少の癇癪はあったものの、大きなパニックもなく、夜まで過ごしました。
ただ、興奮したのか、夜11時頃まで寝ませんでしたけれどね・・・。
りょうま、明日は朝から手術だ。がんばれよ!
【2月15日(木)】
朝6時までの水分制限と言うことで、寝ているりょうまを起こし、薬を飲ませました。
しかしそのあとも、またすぐに寝てしまいました。
朝8時から手術というのに、7時半になっても爆睡中のりょうま。
そんなりょうまを起こし、手術着に着替えさせました。
りょうまもこれから何が起こるのか、キョトンとしています。
しばらくしてストレッチャーが来ると父はりょうまをその上に寝かせ、
先生と看護婦さんが引くストレッチャーの横でりょうまに「がんばるんだよ、りょうま!」と声をかけました。
そして、りょうまは手術室に入って行きました。
私(父)は心の中で再び(りょうま、がんばれ!パパが付いているぞ!)と叫んでいました。
手術室へ運ばれるりょうま。この先は父は入れません。
手術室の外にある待合ソファーでは、私(父)の他にもその日に手術をする子の保護者が何組かいました。
3時間が経過した頃、名前を呼ばれりょうまがストレッチャーに乗り手術室から出てきました。
でも全身麻酔をかけているはずなのに、りょうまはうつ伏せで背中を丸くしてうずくまっています。
手には点滴。ベッドや手術着は血だらけ。りょうまはチョコッと顔を上げると、口からは血が流れていました。
部屋に戻ったりょうま。ベットに移され意識がもうろうとしています。
口や鼻から血が流れ痛々しい姿。分かってはいますが、親としては胸が苦しくなります。
意識がもうろう。口から流れる血。でもこの直後・・・。
ベッドに移されたりょうまは、もうろうとする意識の中で、手に付いている点滴に気付きます。
そして“神の早わざ”?で、点滴を抜いてしまいました。Σ(゚□゚(゚□゚*)ナニーッ!!
結局ナースコールで呼び出したところ、点滴無しでもOKということになりました。(本当に良かったのかなー???)
その直後、施設Bさんの職員さんが来られました。
もうろうとする中で彼の中の何かが爆発しました。
ベッドの上で仰向けになったりょうまは、思い切り何度もベッドに足を振り下ろしました。
父はりょうまの上半身、職員さんはりょうまの足をケガをしないよう押さえつけました。
数十分その状態が続き、ようやくりょうまも落ち着きを取り戻しました。
しかし、先ほどのかかと落としが、職員さんの膝近くにヒットしてしまいました。
職員さんの脚の痛みが引かないため医師に診てもらったところ、「肉離れ」が判明。
父は、職員さんに申し訳なく、でもりょうまを叱る訳にも行かず、どうしてよいか分からない状態でした。
徐々に麻酔も抜け始め、特にりょうまの様子も落ち着きを取りもどし、元気になってきました。
その後は、ベッドの横の出窓に乗るは、ベッドの下にもぐるは・・・
本当に、今朝手術をしたんだよな?りょうま!(シンジラレナイ)
おい、りょうま!ベッドの下で何してる〜??。
その夜、夜10時に寝たりょうまは、夜中1時半に再び起き、その後は朝まで一睡もせずに起きていました。
さらに明け方4時ごろにはちょっとしたパニック。父に頭突き、かかと落とし等をしてきたため、りょうまと格闘?
そうこうしているうちに、窓の外の空は白み始めました。
そんな訳で、「父のひとりごと」の中の(今頃りょうまは熟睡しているだろうな・・・)につながるのです。
【2月16日(金)】
結局、昨日の手術の乳歯の抜歯4本。永久歯の虫歯治療11本。
でも無事終わり午前中に退院です。
退院の日、外に久しぶりに出たりょうまの表情は晴れ晴れしていました。(でも、寝ないのによく元気だな、りょうま(^▽^;))
病院の中にいたため春一番が吹いた事さえ良く知らなかったそよ風親子。
父は午後から職場に向かったのです。
これからは今まで以上にしっかり歯を磨こうな・・・と言うより、仕上げ磨きしような・・・か。
りょうま、よく頑張ったよ。パパは誰よりも思い切り君を褒めてあげるよ。(・・ )ヾ(^-^*) エラカッタゾ!
次回更新は、2/25(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。