元気日記(第298号:次の言葉は?)3/25(日)27:00更新

 

3/25(日)の朝9時42分頃。石川県能登地方に震度6強の地震が起こりました。

その後、震度5を越える余震が更に数回、今でも続いているようです。

この度の地震により被害を受けられた皆様方に、心よりお見舞い申し上げますとともに、ご健康と一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

『そよ風の手紙』をいつもご覧頂いている方々の中にも、石川県、富山県在住の方も多数いらっしゃいます。

皆様の安否をとても心配しております。被害等遭われてなければよいのですが・・・。

こういう時にいつも考えてしまうのは、自閉症をはじめとする環境適応が難しい方や、体の不自由な障がいを持つ方やお年寄りです。

被災地で体育館等で過ごさなければならない方々の中には、多くこういう方も含まれていると思います。

何とか少しでもその様な苦しい状況が、短期間で済んでくれることを祈るばかりです。

被災地の方々の恐怖と不安を考えると、ここで何を言っても口先だけのものになってしまいそうで、私自身、これ以上多くは語れません。

私ができるのは、唯一このHP『そよ風の手紙』から、今週もいつものように元気日記を発信することです。

微力な、一ウェブマスターですが、今週も関東南部の空から日記を発信させていただきます。

 

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りょうまの小学部卒業式から一週間。

卒業式翌日から、りょうまも少し早い春休みに入りました。

そんな春休み中も施設Bさんでは相変わらず、「糸抜き」のこだわりが続いています。

ただ、そのこだわりはエスカレートし、今は靴下から下着のシャツにまで及んいます。

目を離すとシャツのおへその辺りの裾から糸を抜いてしまい、シャツがビリビリ

施設Bさんでもこだわりに対し色々と試してみてもらっているのですが、まだ有効な方法が見つかっておりません。

父と過ごす週末も、糸に対するこだわりは同じなのですが、よく見ると1本の糸の先を癖をつけてJの字に丸めています。

そんな訳で、家の中では15cmくらいの凧糸を1本渡すと、それで遊んでいます。

どうやら、一度お気に入りの糸ができると、家の中を移動する時はいつもその糸を持ち歩く姿。

しかしそんな細い糸を、よく無くさないなぁ・・・と感心してしまいます。

父が目を離した隙にシャツに手が行くこともありますが、注意をすると、すぐに止めるりょうま。

その行動を見ると、シャツや靴下の糸抜きを、一応いけない事だとは理解しているんだよなぁ?

こだわりはその時期により変化しますが、今までもりょうまの場合、その時々で何かしらのこだわりが有りました。

今は「糸」ですが、「糸」が終るとまた違うこだわりが始まることでしょう。

しかし指先を見ていると、その器用さに驚いてしまいます。

(りょうまのその指先の器用さを、何か将来につなげられないかなぁ・・・。)

こだわり対策を考えている時、実はそんなことも同時に考えている父なのです。

 

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この写真は週末某お出かけスポットでの様子です。

普段から動物にはあまり興味を示さないりょうま。

でも実は、気になってチラチラ見てるんですよね。

実は下の写真でも、2匹の犬が近づいてきて気になっているんですよ。

2dog.jpg (17396 バイト)

こちらの様子は、明日のお出かけレポートをお楽しみに〜!

 

日曜日には、小学部として最後のリトミックに参加しました。

最近はなかなか目の前まで行っても体育館に入ろうとしなかったりょうま。

今回はスンナリと入ってくれました。

リトミック自体は気分が乗らない様子で、あまり参加できませんでしたが、最後までその場所にいることができました。

考えてみればリトミック初参加の頃、全く慣れなかったりょうまも、今では最後まで参加できるようになってるんですよね。

波があり充分に参加できたとは言い難いのですが、少しずつ少しずつ成長していったことを感じてます。

実は中学部になると、リトミックから土手を走ったりする体操を主体としたプログラムになります。

りょうまは次回からおにいちゃんたちと一緒に走れるかな?

 

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最近のりょうまの発語には、ビックリです。

施設Bさんでも、

「クレヨンしんちゃ〜ん」、「ミッキ〜」、「エレクトリカルパレードォ〜」、「仮面ライダァ〜」、「12ちゃん〜」、

などなど良く話す姿があるようで、驚いています。

家でも、「おば〜ちゃん」とか「おなかすいた〜」とか「2階。テレビ〜。」などなど、多彩な言葉を発してくれています。

 

家での食事の時、りょうまが突然テーブルの上に置いてある食パンを見て「パン〜!」と要求の言葉を発しました。

そうかパンが食べたいんだね!^^と、父はそのままパンを渡してみました。

すると、なにやら言おうとするりょうま。

(よし、りょうま。何がして欲しいの?言ってごらん!)父は次の言葉を期待していました。

するとりょうまが発した次の言葉は、

 

「ジャムつけろぉ〜!」(命令形かっ!)欧米か!の要領でつっこみ

 

その自分の意思を伝えようと要求する姿に父は感動。

父がジャムを食パンに塗ってあげている間、ジャムを塗るパンと父の顔をニコニコして何度も見るりょうま。

自分が発した言葉が通じたことが嬉しいのか、ジャムパンが食べたいのか、(たぶん後者だとは思うが・・・)

そのあと美味しそうにパクついたのは、言うまでもありません。

 

食べ終わって、そしてまた一言、

 

「ジャムつけろぉ〜!」(命令形かっ!)

 

 

 

 次回更新は、4/1(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。