元気日記(第299号:桜とともに)4/1(日)24:30更新
いよいよ、4月に入りました。
春は別れと出会いの季節です。
先日の養護学校小学部の卒業式に続き、もう一つお別れがありました。
施設Bで3年間世話になったりょうまの担当職員Tさんが、4月から移動のため、りょうまの担当ではなくなりました。
父もりょうまも、3年間大変お世話になった方でした。
きめ細やかな対応や、常に利用者の立場に立って対応していただけるその姿は、利用者側から見ても、福祉職の鏡のような方でした。
本当に感謝してもしきれないくらいです。
3月31日の最終日に、最後のご挨拶をした際、
父にくっ付くりょうまに「りょうま、Tさんに“ありがとうございました”は?」と言ったのですが、
りょうまは、くるっと背を向けて、そのまま廊下をピューッと玄関の方へ走っていってしまいました。
でも、何だかその後ろ姿が、(Tさんありがとうございました。)と、言っているように思えた父なのです。
りょうまらしい別れ方なのでした。
でも、別れがあれば新たな出会いもあります。
りょうまの新担当のKさんは、今までもりょうまを良く知る方。
今まではりょうまの主担当ではありませんでしたが、父もりょうまも3年間お世話になっている方です。
Kさん宜しくお願いします。よかったね、りょうま。
この季節が来るたびに咲く、桜の花。
この花の咲き方や散り方には、出会いや別れを感じさせるものがあります。
だからこそ、桜は日本人の心を引き付けるのかもしれませんね・・・。
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春休み中、相変わらず糸へのこだわりが継続中のりょうま。
最近は季節の変わり目のせいか、気持も少々不安定。
そのためか、顔への爪立ての自傷が目立ってきております。
顔中かさぶただらけ。時々、流血していることもあります。
そんな傷だらけのりょうまではありますが、父はりょうまの気分転換のためにも外へ繰り出します。
そう、そよ風親子がこの季節行なうことは、春風に吹かれながらの散歩。
公共の交通機関を利用して、ちょっと遠くから歩いて帰る散歩です。
今回はバスに乗って駅前で降り、そこから桜の名所を歩いて帰ることにしました。
バスの中で嬉しそうな乗り物好きのりょうま。
いつもの声出しで、バス内では注目度No.1(--;)。
でもそれより、顔のキズが少々痛々しい・・・。
駅からの水路沿いの桜の名所。毎年賑わってます。
桜の花とぽかぽか陽気で笑顔も出始めたりょうま。
でも、実はあと3kmくらいは歩かないと帰れないこと知ってる?
そんな感じで、途中で水分補給やおやつタイム(+少々のかんしゃく(--;))も交えながら、家の近くの桜の多い公園にさしかかりました。
その時、「もしかして、りょうま君ですか?」と初対面の女性から声をかけれました。
お話しをすると、『そよ風の手紙』をいつもごらん頂いているとのこと。
お会いした事は無いのに、「大きくなったね、りょうま君!」と言って頂けたのは、
この元気日記で毎週りょうまの成長をご覧いただいている証拠。
皆さんが“りょうまの応援団”なのだとつくづく感じ、大変嬉しかったです。
りょうまはやや機嫌が悪い状態で少ししかお話できませんでしたが、声をおかけ頂きとても嬉しかったです。
そんなこんなで、1時間以上かけ散歩を楽しんだ(?)そよ風親子なのでした。
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いよいよ、4/5は中学部入学式。りょうまもいよいよ中学生です。
そして次週の元気日記は、記念すべき300号。
来週はりょうまの中学部入学式の姿と、実は、他にも皆様にご報告したいことがございます。
是非、楽しみにしていてくださいね。
次回更新は、4/8(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。