元気日記(第305号:体の中の戦い)5/13(日)23:00更新

 

GW後の一週間。

父は、本当に何年ぶりか、ちょっと体調を崩した一週間でした。

りょうまにとっても、変化のあった1週間でした。

このところ、糸へのこだわりがエスカレート。

それは、服の裾をビリビリに破いてしまうまで、エスカレートしてしまっています。

また、気候のせいか突然のパニックがかなり多く、彼の中でもどうしようもない状態が続いていました。

そんな中、服用していた薬の変更が行なわれ、週末に突入。

週末のりょうまは、この影響なのか、日中も常に眠りそうになります。

周期的に目がとろ〜んとして、うつろな状態になってしまいます。

 

     hutuunome.jpg (19315 バイト)   nemusouname.jpg (19305 バイト)

         今、はっきりとしていたと思うと  、・・・・・・・・・・  急に目の焦点が合わなくなりこのまま眠りそうになります 

 

週末はこんな感じで、いつもの活発なりょうまの姿は見られませんでした。

そんな訳で、あまり無理をせず、安静に過ごした週末なのです。

 

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そんな状態の中で、

最近、本当に伝えたい要求は、手を叩いてはっきりと言葉で伝えてくれるようになりました。

 

「じーちゃん、ばーちゃん!」(同時に手をパチ・パチ・パチ・パチ)

「プ・リ・ン!」(同時に手をパチ・パチ・パチ)

など様々です。

 

夜寝ていると、突然起き上がるりょうま。

父が「どうしたの?」と聞くと、「どうしたの?」(同時に手をパチ・パチ・パチ)

父が「なーに?」と聞くと、「なーに?」(同時に手をパチ・パチ)

でもこれはオーム返しじゃないんですよ!

なぜならば、

りょうまが「テレビ!」(同時に手をパチ・パチ)と言ったので、

父は「テレビは今日はおしまいです。おやすみなさいだよ!」

と言うと、これを決してこの言葉の一部をオーム返しすることは無いのです。

ですので、良〜く分かっているのです。

 

それでも、何とか父を動かそうと、言葉を考えている姿が、僅かな間や表情で凄く良く分かります。

そして最後には、絶対に父を動かす、究極の言葉を発したりょうまなのです。

その言葉は、・・・

 

 「うんち!」(同時に手をパチ・パチ・パチ)

 

さすがにこの言葉を言われちゃ、父も動きます。

すぐにトイレに向かい、トイレに座るりょうまを待ちますが、一向に排便の様子は無く・・・。

おかしいな?と思い、のぞいて見ると・・・

その間にパジャマの裾の糸を、抜いていたりょうまなのです。

 

 「こらぁ〜!」(←同時に手をパチ・パチ・パチ‥とはやりません。この言葉は父なので・・・。)

 

なんという悪知恵!この悪知恵は、3歳児以上だよな?

と言うことは、精神年齢3歳以上になったという事かな?すごいじゃん!

なんていってる場合じゃないか・・・・

 

 「こらぁ〜!、りょうま!」

 

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りょうまの体の中では今、ある意味、戦いが行なわれています。

それは、こだわりやパニックとそれらを抑える薬との戦いです。

がんばれりょうま!

父も、お前ががんばっているのに負けていられないよ!

父はどんな時も、お前のことをいつも考えているよ。

 

 

 次回更新は、5/20(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。