元気日記(第333号:しあわせ配達人)11/25(日)25:30更新

 

今日は、11月25日。

あと1ヶ月で2007年も終わりです。早いですねえ〜!1年とはなんて早いのでしょう。

と言うか、明らかに月日の流れが早く感じる、今日このごろの父なのであります。(それだけ歳を取ったのかなぁ?)

 

さて、元気日記に行く前に、ちょっと寄り道を。

 

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 【企業見学会で感じた、父の本音】(寄り道)

 

 ちょっと元気日記の内容とは離れてしまいそうですが、

 11月23日(祝:勤労感謝の日)、某企業の保護者見学会に行ってきました。

 りょうまも、中学1年生。そろそろ、将来のことを考えてはじめても決して遅くはありません。

 どういう方向になるせよ、知的障がい者が働く企業を見学しておくことはプラスになると思ったのです。

 そんな訳で、父は初めてこのような見学会に参加しました。

 仕事上、他社で知的障がいの方が働く職場は、何度か見たことがあります。

 ただ、今回は保護者としての見学ですので、とても興味深く、楽しみにしていました。

 清掃作業に知的障がい者を採用しているこの企業。親会社は有名な大企業です。

 

 見学のあと、その企業の現場の長に当たる方の説明がありました。

 そこで説明されたこの企業の採用条件“チームワーク”だそうです。

 

 「うちの会社はチームワークを乱す人は採用しません!」「チームワークを乱す人にはやめてもらいます。」

 

 この説明を聞いた瞬間、私はがっかりしました。

 

 「あぁ、この人(この会社)は、障がいに関して、あまり理解していないのだな」と感じたのです。

 

 私も、会社では現場の長の立場です。

 企業が利益を上げるためには、どのように動くべきかは、ある程度はわかっているつもりです。

 ただ、企業として、障がい者を雇用すること=障がいに関し学ぶ必要がある、のでは?と感じます。

 自閉症の人はチームワークが苦手です。最初からチームワークをスローガンとしている採用条件。

 この時点で、会社として、(発達障がいを含めた)知的障がいを広く学んでいる姿は感じられません。

 単に企業側の障害者雇用率を達成するための、見せかけだけの会社と感じたのです。

 

 残念ながら、これが障がい者を雇用する一般企業の普通な姿なのかどうかはわかりません。

 でも、がっかり。大変残念です。

 これが、保護者として感じた正直な感想です。

 

 以上、寄り道、終わり!

 

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さて、さて、通常の元気日記に戻りましょう!

11月も後半。実はこの時期、サッカーのJリーグも終盤なのです。

そんな週末の土曜日。そよ風親子は等々力競技場のJリーグ最終戦を、“観戦”というより、“競技場内を散歩”しに行ってきました。

J1川崎フロンターレの裏サポでもある“そよ風親子”は、サポの数も少なかったJ2の頃、よく等々力競技場に足を運びました。

でも、今はその強さから、座席はいつも満席です。ですので、昔のようにりょうまとお菓子を食べながらの悠々観戦などもう過去の夢の話です。

そんな中、今回は裏サポらしく、ホーム最終ゲーム中の競技場内に入り、雰囲気だけ味わってきました。

とにかく人が混まない時間、後半の最初に入場し、試合終了の前の15分前には帰りました。

つまり、競技場内には30分だけ。でも満足なのです。

りょうまは、サポーターの応援コールは苦手ですが、それ以外はキョロキョロ。

とりあえず、ここ数年味わっていなかった雰囲気を満喫した、そよ風親子。

あまり行けないけれど、これからも“たま〜にでいいから”行こうな!

 

                         等々力最終戦.jpg (17267 バイト)            ちょっと苦手??.jpg (16147 バイト)

                  フロン太くん(川崎フロンターレのキャラクター)は好きだけれど・・・     ⇒      サポーター席の声援はちょっと苦手??

 

 

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日曜日、施設Bさんで昼食バイキングがあり、父も参加させてもらいました。

その際に調理師の方とお話したところ、昼のバイキングの用意を、朝4時半からされていたとの事。

「利用者さんが(嬉しそうに食べてくれる姿を想い)張り切って作った」とお話されていました。

このお話を聞いて、嬉しくなってしまいました。

多くの方々に支えられて、りょうまは生活しているんだなぁ。

このことを、忘れてはいけないと感じています。

人は決して一人では生きてゆけません。

りょうまの周りの人たちには、いつも行動で教えてもらっています。

このことに気付けたことだけでも、父にとってはとても大きなことなのです。

 

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幼児の頃、小学校低学年の頃、多動で、不安定で、目の離せなかったりょうま。

体じゅうに自傷をし、雄たけびあげ、頭突きでガラスを割って、睡眠障害で、しばしばパニックになり、便コネをして、真冬でも裸足で公園の中を歩いていたりょうま。

でも、そのりょうまも徐々に成長し、今ではその頃がうそのように落ち着いています。

小さい頃、自閉症のお子さんを持つ先輩のお母さんに、

「今は一番大変な時期だと思うけれど、徐々に少しずつ成長してゆくから、大丈夫!」と、アドバイスをもらいました。

当時は信じられなかったその言葉が、本当であった事を、今感じています。

もちろんりょうまには、まだまだ課題はあり、できないことの方が沢山あります。

でも、確実に少しずつ成長している姿が、ここにはあるのです。

成長しているりょうまの影で、実は“私(父)も成長させてもらっている”と感じています。

 

りょうま、お兄さんになったね!

 

                                   笑顔の休日.jpg (19890 バイト)

                    笑顔の週末。目線もしっかり合い、本当にうれしそうな笑顔です。

 

 

      りょうま!いつも幸せをありがとう!

     お前の笑顔を見ていると、元気になれるよ!

 

 

 

 次回更新は、12/2(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。

 

                               

 

 

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