元気日記（第353号：ぼくは転校生です）4/13（日）23:00更新

　４月１１日、金曜日。

　この日は、りょうまの中学2年生の始業式です。

　でも、いつもの始業式とは違います。なぜなら、りょうまは転校生だからです。

　この日は、まさに初日。そしてこの特別支援学校（Z養護学校）は大きな意味で新設校。

　りょうまにとっては、新しい学校、新しいスクールバス、新しいクラスメイト、新しい先生・・・・。

　全て、何もかもが“新しいものづくし”です。

　父とすれば、りょうまがこの新しい環境の中で、どのようなスタートを切ってくれるのか、

　この目で確かめたく、始業式に出席してきました。

　この日は、同時に小中高の入学式も重なり、また、私と同じ気持ちなのか、父兄の方々もかなり多く来られておりました。

　そんな中、学校に到着。

　しかし、父はビックリ。まず、D養護学校時代の小学校４年生の時の担任のU先生を発見！（“発見”は失礼ですね。ｳﾚｼｶｯﾀﾉﾃﾞ､ｽﾐﾏｾﾝm(__ __)m）

　U先生に挨拶をすると、同じく小学校４年生の時の担任S先生もこちらに異動のこと。（S先生は“発見”できませんでした。ﾏﾀ､ｽﾐﾏｾﾝm(__ __)m）

　さらに、なんと、りょうまの小学校５年生〜中学１年生時の３年間担任のK先生もこちらへの異動になったとのこと！

　K先生を見つけ挨拶をすると、違う学年の担任とのことでしたが、

　新しい担任の先生へ、りょうまのことを引継ぎをしていただけるとのこと。m(；∇；)m　ｳﾚｼｽｷﾞﾙ！

　りょうまは、なんという幸運なのだ・・・。

　さらに、さらに、りょうまのＴ養護学校時代小学1年生〜３年生までの担任のＹ先生が、この学校にはいるのです。

　つまり、りょうまの小学１年〜中学１年まで７年間の担任の先生が、新しい学校内にいるということ・・・。

　本当に、彼の強運には、いつも驚かされっぱなしなのです。w(￣▽￣;)wﾋﾞｯｸﾘﾀﾞ・・・

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　さてさて、父の方が興奮さめやまぬまま、始業式が始まりました。

　新しい学校のきれいな体育館。さて、りょうまはどこ？

　っていうことで、いたいた！

　やつは、どうやら新担任の先生の横に座り、糸いじりに集中している様子。

　　　　　　　　　　　　　　　混乱もなく、マイペースで糸いじりに熱中！

　その後の入学式も混乱せずに、こんな状態。

　新しい校歌。この学校の校歌は先ほどのＹ先生の作曲。

　素敵な調べを聴きながら、ちょっと感動していた父なのです。

　（ただその間も、りょうまは糸いじりに夢中でしたが・・・ヽ(__ __ヽ)ﾄﾞﾃｯ!!）

　始業式が終わり、各教室へ。

　もちろん、担任の先生、クラスメイト、教室、全てがりょうまにとっては新しいのです。

　（大丈夫かなあ？？）

　父の心配をよそに、先生にしっかり「もっと、ぶーちゃん！」（※のどが渇いたので水が飲みたい・・の意）と要求。

　りょうまの意外な順応ぶりを見せてもらいました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　教室で自己紹介中のりょうまです。

　父と廊下で会っても、（何でパパここにいるの？ここはパパのいる場所じゃないよ！）・・・とでも言いた気な表情。

　ついこの前まで、父を学校で見つけたら父にべったりくっついて来て“ファンカーゴのって！”の応酬だったのに・・・。

　成長したもんだ！

　新しい先生方も、クラスメイトも、とてもいい感じ。

　あっ忘れていた、『りょうま、進級おめでとう！！』

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　週末、久しぶりに小さなパニックがありました。父の顔面へ頭突きや頭を手で思い切り叩いたり・・・

　抑えられぬ衝動が彼の中に起こったようです。　

　やっぱり彼なりに、新しい環境の変化に、我慢していることがあったのでしょう。

　その後、父のひざの上に顔をうずめて、涙をボロボロこぼしながら、わんわんと泣きました。

　いいよ、りょうま。思い切り泣いていいよ。

　がんばっているもんな、お前は。

　お前の頑張りは、パパは誰よりも一番わかっているよ。

　雨上がりの、人の少ない地元の県立公園を、りょうまと散歩しました。　

　　　　　　　　　　　　　パパこっちだよ！・・・とでも言っているような表情です。

　いつもべったりのりょうまが、先を歩き先導する姿に、大きな成長を感じた父なのです。

　次回更新は、4/20（日）深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。

※　皆さんよりメールを頂いているにもかかわらず、お返事ができず申しわけございません。

　　皆さんのメールはしっかり拝見させて頂いております。本当にありがとうございます。