元気日記(第358号:ヒロシはどこ?)5/18(日)翌早朝更新  

 

 中学2年生になり、Z養護学校に転校後、初めての授業参観

 昨日(土曜日)、りょうまの学校での姿を見てきました。

 

 参観予定の時間通りに、教室へ行くと・・・、あれっ?誰もいない!

 プリントには間違いなく“教室”って書いてあるよな・・・・一体、中2のクラスは、どこだ?どこだ?

 しばらく、校内をウロウロする父。(゜ー゜;三 ;゜ー゜) キョロキョロ

 隣の教室で中1の授業参観の合間に、たまたま廊下に出てきたK先生(D養護学校時代のりょうまの担任の先生)に聞き、体育館と判明。

 (ヨカッタ〜、K先生スミマセン・・・)そんなわけで、体育館に向った父。ε=ε=ε=ε=┏(; ̄▽ ̄)┛ドタドタ

 体育館に到着。もうすでに保護者の皆さんが、子供たちの姿を参観していました。 

 

 どうやら、体力作りの時間のようです。

 りょうまはどこ?あ〜、いた、いた!りょうまを発見!

 体育館の中で、先生と一緒に走っていました。

 しばらくすると、りょうまも父を発見!予想通り(?)、父のもとへ来るりょうま。

 そして、「お父さんくるよ〜!ファンカーゴ〜!」と言いながら、父の胸に顔をうずめ、鼻をくっつけ匂いをクンクン

 (ゴメンネ〜、りょうま!お父さん、来たよ。待ってたんだね・・・、でも、何でクンクン?)( ̄ー ̄?).....??

 

 体力作りの時間が終わり、今度は教室で「掃除をしよう」の授業です。

 机を後ろへ運び、布きんで机の上を拭く、という活動です。

 先生と一緒に、机を運んでましたよ〜♪

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                         おっ、運んでる、運んでる!^^

 

 それでも相変わらず、りょうまは先生がちょっと目を離す度に、父のもとへ来てしまいます。

 父が隠れていても、廊下まで探しに来てしまいます。

 よっぽど、待っていたんだね・・・。今日の、りょうまの父への期待値は100%なんだね・・・あらためて実感。

 先生にあとからお聞きしたところ、りょうまは今日が特別な日と分かっていたようで、

 朝から、「ファンカ〜ゴ〜、お父さんくるよ〜、ヒロシ〜」等、言っていたとのこと。

 ん?やっぱり、“ヒロシ〜!” と言ってたのね。。ヽ(__ __ヽ)ドテッ!!

 

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 授業参観のあとは地元の自閉症児者の父親の会があったため、土曜日の午後はりょうまと過ごせませんでした

 (100%の期待値を裏切るかたちになってしまったね・・・ゴメン)

 でもその分、日曜日に思い切り、りょうまとの時間をたっぷりと過ごしました。

 暖かい陽ざしの中、街の中の散歩をしました。

 たぶん距離は、4km程度だと思います。

 街を歩き、川沿いの土手を歩き、風を感じ、陽ざしを浴びながら、りょうまの表情を見るとニッコリ。

 なんて、幸せな時間なのでしょう!

 散歩をしながら、ふと、りょうまと週末ごとに過ごした日々を思い出してしまいました。

 いろいろなこだわりがあったよなぁ。。。そして多動だったよなぁ。。。

 今目の前で、普通に父と歩く姿。その姿でさえ、感動なのです。

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                       普通に歩くことでさえも、そよ風親子には楽しい時間なのです。

 

 同時に、2度とこの時間は来ない”ことも感じています。

 りょうまと過ごす“今日この日”は、もう2度と戻らないのです。

 当たり前そうに見えて、当たり前ではない時間。

 大事にしたいです。

 りょうまのために、将来に向けて、この先何をしてあげられるか。

 それは、りょうまと離れている時間に考えよう。

 

 今、目の前にいる、今日の13歳のりょうまとの時間。

 2度と戻らない、13歳のりょうまとの大切なこの時間を、思いきりりょうまと一緒に楽しもう、と思います。

 ついつい忘れがちな、“その時間“ ”その時” と思いきり向きあい、楽しむこと。

 それは、そよ風親子には原点であり、何よりも重要なこと

 そんなこと感じる、週末の父なのであります。

 

 次回更新は、5/25(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう