元気日記(第372号:思春期の夏)8/24(日)26:00更新

 

 北京オリンピックが、今日で終わりました。

 今、テレビでは閉会式が行われています。

 色々とありましたが、各国の選手たちはたくさんの感動を与えてくれました。

 理屈抜きで、やっぱりスポーツはいいなぁ。。そんなことを感じた17日間でした。

 そして、オリンピックの終わりと同時に、ここ神奈川県では、急に涼しい気候になってきています。

 今、この日記を書いているのは、日曜の夜。

 窓の外では、雨が降っています。

 網戸から吹き込む涼しい風と、雨音。

 そしてよく聴くと、雨音の向こうに、秋の虫の音色が響いています。

 そう言えば、今週末りょうまと過ごした時間を思い返すと、(雨のせいなのか)セミの鳴き声がほとんど聞こえない週末でした。

 もう、夏の終わりかな?

 いずれにしても、暦の上では8月もあと一週間です。

  **************************************

 

 さて、そよ風親子の夏と言えば・・・・。 、そして、ひまわり

 その一つ目の

 本当は今週末、去りゆく夏の海に、りょうまと行きたいところでしたが、

 この涼しさ、そして雨で海に行くのは諦めました。

 もう一つの、ひまわり

 こちらの方は、雨模様でしたが行ってきましたよ!

 場所は神奈川県の座間。ここに来るのは、何回目かな?

 そよ風親子が毎夏のように訪れるスポットです。

 いつものように向かうと、遠くからもわかるひまわり畑。

 緑の田んぼの中に見える、黄色い花畑です。

 見ているだけで、元気が出てくる花。やっぱり、ひまわりは、好きです。

 りょうまは相変わらず、“花よりだんご” ですが・・・。あっ違うや、“花よりプリン”だった!

 でも、季節ごとに様々な場所へ出かけることで、りょうまが何かを感じてくれたらいいなと思っています。

              himawari082.jpg (18494 バイト)

             今年も来てしまった、ひまわり畑です!

 

 その効果があったかどうかはわかりませんが、りょうまは外出に対しては、物怖じしないです。

 父はいつも、りょうまを毎回同じスポットには連れて行きません。

 自閉症の人はこだわりが強く、同じスポットで同じ道を歩くことなどを好む傾向があります。

 りょうまも、実は幼児期はそうでした。

 同じ公園の、同じルートを歩き、同じ場所で、同じように毎回靴を脱ぎ、同じように(雪が降ろうと)裸足で歩いていました。

 でも、りょうまと父との生活が始まった時から、それを変えたのです。

 毎回靴を脱いでいたその場所に来ても、靴を脱いでしまうりょうまに何度も何度も靴を履かせました。

 脱いでは履かせ、脱いでは履かせ・・・。それは、それは、壮絶なバトルでした。

 結果は、りょうまの根負け。

 それは、りょうまの将来に向けての一歩だった気がします。

 靴を脱ぐことは彼のこだわり。でも、小さい今はいいが、将来りょうまが苦しむことになる。

 だから、このこだわりに関しては、小さいから可哀そうだからいいわいいわ・・という訳には行かない!と当時思ったのです。

 

 こだわりには、“許されるこだわりと、そうでないものがある”と、今でも思っています。

 もちろん、りょうまは今でも様々なこだわりがあります。でもそれらは、社会的には許される範囲内。

 これからも、社会的に許されないこだわりが出現したときは、小さいうちに芽を摘んであげたいです。

          

  **************************************

 

 さてさて週末、他にもりょうまと「総合防災センター」なる場所に行って来ました。

 そして、そこで地震暴風火災体験をしてきました。

 りょうまは、ちょっとびっくり。暴風は、かなりびっくりでした。 (^▽^;)

 ここでその様子をお話ししたいのですが、こちらは後日お出かけレポートでUPしますね。

 このところ、お出かけレポートがたまってきてしまってます。

 9月には、過去の分も含め順次UPします。少しお待ちください。

  **************************************

 

 今、りょうまは14歳。

 一般的には、思春期真っ只中の年齢です。 

                  ponyo.jpg (19010 バイト)

             まだまだ小さいと思っていたりょうまも、思春期なのです!

  

 りょうまも、例外ではありません

 意識的ではないにせよ、体は正直。そしてそのせいか、時々急に不安定になることがあります。

 でも、それは避けて通れない道。

 私(父)も通ってきました。お父さんたちも通ってきましたよね。

 しかし、お母さんに任せっきりではありませんか?

 思春期のお子さんを持つお父さん方、今こそお母さんの力になってあげてくださいね。

 もちろん何が正解かは分りませんが同性で、お母さんよりはより分かるはずです。

 どんな形であるにせよ、お母さんの話を聞いてあげて、支えてあげてください。

 思春期の男の子のお母さんは、どうして良いのか結構悩んでいる方が多くいます。

  **************************************

 

 りょうまと別れ、新横浜の付近を通ると、道は大渋滞。

 何でだろう?

 そうか!今日はサザンオールスターズ「真夏の大感謝祭」30周年記念LIVEがあるんだ・・・。

 こんな雨の中、活動休止をするサザンの歌を聴きに多くの方々が集まってきているのですね。

 日産スタジアム付近の渋滞を一人運転しながら、去りゆく夏・去りゆく時、を感じていた父なのです。

 

 2008年の夏が終わるなぁ。。。

 

 

 次回更新は、8/31(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。