元気日記(第389号:君たちへのプレゼント12/21(日)26:00更新

 

 

 

 

    りょうまへ(そして君たちへ)

 

 

 

    ちょっと早いけれど、メリークリスマス。

 

    今年も、もうすぐ聖なる夜がやってきます。

 

 

    こういう季節だからなのか、君のことを想うと、胸が苦しくなります。

 

    本当に頑張っている君。小さい頃から、父の元を離れている君。

 

    そのことを、一度として当たり前なんて思ったことはありません。

 

    初めて君と離れたあの日のこと、昨日のように鮮明に覚えています。

 

    ドアの向こうで、泣き叫んでいた君。

 

    帰り道、君を想い、雨でもないのに前の景色がほとんど見えなかったことを今でも思い出します。

 

    自分はなんてひどい親なんだ。君は、なんて不幸な親の元に生まれたんだ。

    そんな風に僕は自分を責めたこともあります。

    楽天的な僕でも、あの日のことは、しっかりと心の奥にしまってあるのです。

 

    毎週末に父との時間が訪れたとしても、平日に父に甘えたい日も、きっとあったのだろうね。

 

    本当に頑張っている君。僕は君のこと、すごく、すごく、褒めてあげたいです。

 

 

    君は僕にとって、世界で一番大切な宝物です。

 

    君のことを忘れたことなんてありません。いつも、いつも、君のことを想っています。

 

    これからも、ずっと、ずっと、僕はこの世界から消えていなくなるまで、その想いは変わらないでしょう。

 

    親の愛というものを、君の親になった今、僕は知ることができました。

 

    君を想う気持ちは、何にも負けません。君は、父のこと、どう思ってるのかな?

 

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    僕は君から、いつもプレゼントばかりもらっています。

    それは、お金では決して買うことなどできない、最高のプレゼントです。

 

    それは、“人との出会い”という、かけがえのないプレゼントです。

 

    それは、“人生で大切なものとは、何であるのか”を気付かせてくれるプレゼントです。

 

    それは、“これから先、何をすべきなのか”を気付かせてくれたプレゼントです。

 

 

    そして何よりも、“君の父でいられる”という、最高のプレゼントです。

 

 

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    今まで僕は、多くの人たちと出会ってきました。

    そしてこれから、もっともっと多くの人たちと出会うことでしょう。

    それは君が出会わせてくれた、君がいなければ出会えなかったかもしれない人たちです。

 

    だからこそ、とても、とても、大切にしたい人たちなのです。

 

 

 

    こんな夜更け、きっと今頃、君は夢を見ているのかな?

 

    僕から君へプレゼントしたいものがあります。

    でもそれは、まだ渡すことができないプレゼントです。

 

    渡すことができるのは、まだまだ遠い、とても遠い未来かもしれません。

    でもいつか、僕がこの世界から消える前に、君や君たちに渡したいプレゼントです。

 

    それは君たちが“今よりもっともっと差別や偏見なく当たり前に暮らすことができる未来の社会”のプレゼントです。

 

 

 

 

                 聖なる夜を前に りょうまの父より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次回更新は、12/28(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。