元気日記(第396号:変わったのは・・・)2/1(日)翌早朝更新
暖かい日差しの中、何の夢を見ていたのだろう?
週末、久しぶりに(何年振りだろう?)そよ風親子は、横浜の県立「四季の森公園」に行きました。
昼前にコンビニで昼食を買い、公園の駐車場の車の中で、昼食を食べました。
りょうまは、大好きな梅干しおにぎりとコッペパン(つぶあん&マーガリン)を美味しそうに食べ、
さて、じゃあ、そろそろお散歩しようか・・・。
と、思ったところまでの記憶はありますが、・・・実はその直後からの記憶がありません。
はっ!何だ?寝ていたか??と思って、時計を見ると、時計の針は15分進んでいました。
その時間はわずか15分。
寝ていたんですね。。。温室状態の車の中でうつらうつらと・・・。
横のりょうまを見ると、同じように気持ち良さそうに寝ていました。
でも、そのわずか15分の間に、夢を見ていたのですよ、確実に。
見た夢の内容は忘れてしまったのですが、走馬灯のように時間が流れていた記憶はあるのです。
まるで、芥川竜之介の「杜子春」のようです。
人生なんて、もしかすると、ほんの一瞬かもしれないなぁ。
気持ちよさそうに居眠り中のりょうまの寝顔を横に見ながら、そんな事を感じてしまった私です。
りょうまも、何か夢を見ているのかな?
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さて、そんな久しぶりの四季の森公園。
りょうまが小さい頃から、よく来ていたこの公園。
最近は、りょうまとのお出かけもバリエーションが増え、同じ場所に遊びに行かなくなったせいか、
こういう“昔はよく行っていたのに最近はめっきり”、というスポットが増えてきました。
居眠り中のりょうまが目覚めたので、散歩に出かけました。
歩き始めて、(おぉ〜、懐かしい。。。)そう思ってしまうくらい、ここに来ていなかったのですね。
りょうまと散歩する風景自体は、昔のままなのですが、何かが違う。
そうか!気づきました。
変わったのは、公園ではなくて、りょうまなのです。
風景は変わらないのに、りょうまが大きくなっています。^^;違いはこれかぁ・・・
記憶の中にあるのは、この公園で走りまわり、芝生で転げまわる、“小さな”りょうま。
でも、今はこの懐かしくも変わらない風景の中に、変わって大きくなったりょうまがいるのです
そう、周りの風景は、昔のように小さな子どもたちが多く、変わっていません。
りょうまはいつの間にか、その風景にその子たちより確実に大きくなっていたのです。
そして行動も、多動だったあの頃ではなく、落ち着いたりょうまがいます。
この、ある意味原点を思い出させてくれた今回のお出かけは、様々なことを改めて気付かせてくれました。
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週末、知的障がいを持つ方が働く農園を見てきました。(農園に関しては近く、「続・父のひとりごと」でご紹介します)
そこであらためて感じたのは、りょうまの将来。
もちろん、小学生の頃から、常に将来のことを考え、様々な情報収集や、時に作業所等も見てきました。
そう、ある意味“りょうまに障がいがある”と知った瞬間(小学校就学前)から考えていたことでもあります。
健常児・者の親からは理解されにくい、子どもが小さなころから将来の姿を見据えての親の行動。
でも、6・3・3年の計12年は、あっという間です。
りょうまに、現実として迫った4年後の高校卒業。
その時までに何ができるのか。父ができる最大限の努力はしたいと考えてます。
もちろん、ガチガチではなく、肩の力を抜いて、りょうまが大きな負担にならない範囲で、ですけれどね・・・。
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ポカポカとした車の中、わずか15分の夢の中で走馬灯のように流れた時間。
そして懐かしい風景と成長したりょうま。
忘れてしまいがちな、時間の流れを、あらためて感じた週末です。
次回更新は、2/15(日)深夜
の予定です。宜しければまたお会いしましょう。
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