元気日記(第398号:涙が一粒ポロリ)2/22(日)23:00更新

 

2月も後半です。

りょうまのばあちゃんは77歳。そして今日、じいちゃんは80歳になりました。

気が付くと、もうそんな歳なんだよね・・・。

いつまでも、時間は永遠であるような勘違いをしてしまうけれど、その歳をあらためて確認すると、

決して時間は永遠ではないんだ・・・そんな事を感じてしまう、今日この頃なのです。

 

そう言えば、りょうまが5・6歳のころ、じいちゃんに「ななじゅっさい!ななじゅっさい!」とよく言ってたっけ。。。

「ななじゅっさい!」という語呂が、当時の彼の中で面白かったのかな?

あれから、10年近く経ったんだね。

今ではじいちゃんも、物忘れが激しくなり、何でもすぐに忘れてしまうけれど、

でも、りょうまのことだけはしっかりと分かっている。じいちゃんの中に、孫に対する愛情を感じるよ。

じいちゃん、ばあちゃん、誕生日おめでとう。

そして、こんなそよ風親子ですが、これからもよろしくお願いします。

 

今度は、「はちじゅっさい!」がりょうまの口癖になったりしてね。( ̄m ̄〃)ププ

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さて、そんな2月下旬。春はまたまた近付いています。

伊豆の河津で有名な河津桜は、2月下旬でも、もう満開状態になっている場所もあります。

そんな河津桜をりょうまと見に行きました。

場所は伊豆ではなく、松田町の西平畑公園にある河津桜です。

この時期恒例の、まつだ桜まつり。菜の花とともに咲き、黄色鮮やかなピンクコラボ

とても綺麗で、春を感じる色が目に飛び込んできます。

でも、りょうまは、よりも糸や道路脇の土や雑草の方が気になる様子

いつものように、“地面ぱたぱたマン”が出現していました。

でも、有名なこの祭。さすがに人が多く、“地面ぱたぱたマン”が道をふさいでヒンシュクを買う場面もあり・・・。

丘の中腹に咲く桜の花の下をくぐり、そのまま“ぱたぱたりょうま”と愛車ファンカーゴへ急いだのでした。

よーし、りょうま!戻ったら、お前の大好きな「梅干おにぎり」食べような!

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         花よりだんごではなく、お前は花よりいと〜!だな、りょうま・・・^^;オイオイ

 

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そんな、りょうま。学校でのエピソードを一つ。

 

先生の顔をじっと見つめるので、「なあに?」と聞くと、

「なかないの、おとこのこは」と、はっきり言い、何度も繰り返していました。

ばあちゃんの言葉かな?

 

実は週末、車の中で、「いらないなら、たべなくていいから」とも言ってました。

これも、おばあちゃんの言葉かも??(結構、りょうまに影響あるのね・・・ばーちゃん発言w( ̄;)wワオッ!!

 

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楽しかった週末。

帰りに、施設Bに到着した車の中で、なかなか降りようとしないりょうま。

大きな目に涙をいっぱい溜めて、口はへの字口で、父の手を握って離しません

そして、耐え切れずに大きな目から大粒の涙が一粒ポロリ。そのしずくが、父のジーンズを濡らしました。

りょうまの中に(父と別れることが寂しい)という感情が、溢れているのを感じました。

 

そんなりょうまの目をじっと見て、

「りょうま、パパはお前のこといつも考えてるよ。会えない時でも、お前のことを忘れたことはないよ。」

言葉に出して、りょうまにしっかりと伝えました。

 

10分ほどして、気持ちの切り替わったりょうま。

すっと車から降り、自ら歩き始め父と別れたのでした。

 

春は、もうそこまで来ている、2009年の2月末なのでした。

 

 

 次回更新は、/1(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。

 

                                      

 

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