元気日記(第415号:家族旅行そして警察)6/21(日)23:00更新

 

 さて、今回の元気日記では、そよ風親子(りょうま&父)+じいちゃん・ばあちゃんの4人の家族旅行をレポートいたします。
 じいちゃん80歳。ばあちゃん77歳。りょうま14歳。
 気が付くと、我が家の年齢構成も大きく変わってきました。
 ばあちゃんは、足腰の問題。じいちゃんは認知症の問題。そして、どんどん体の大きくなって行くりょうま。
 この先、この4人で旅行できる時間は、どれくらいあるのだろう?
 そう考えたとき、また来年行けばいいや・・・なんて、いう考えは私には出来ないのです。
 そう、今この時間は明日には来ない。
 来年同じ状況でいられる確率は、とても低いと感じるのです。

 じゃあ、行きましょう!

 そう考えてしまうのが私、りょうまの父。
 だいたい、迷っているならば、行動してしまおう!というのが自分の(ある意味困った)性格。
 そんな訳で、あまり外出したがらないじいちゃんも半ば強引に誘い、家族旅行に出かけたのでした。

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【家族旅行出発!】

 行き先千葉県。我が家は神奈川県ですので、隣の県ではあるのですが、東京湾を挟んでお隣の県なのです。
 昔はフェリーや、東京湾沿いにぐるっと回らないと行けなかったため、近くて遠い場所のような感覚がありましたが、でも今はアクアラインがあり館山自動車道もつながり、我が家からも、近くて近い場所になっています。
 今回は、1日だけ平日も使い、1泊2日の太平洋に面した外房の勝浦への旅行です。

 金曜日父は有休を取り、りょうまも学校を欠席し、前日夜から自宅で泊まり、朝出発!
 でも、ほんの数時間で宿に着いてしまうので、急ぐ必要もないのですが、年配のじい・ばあはとにかく早く出たい。
 宿のチェックインは午後3時にもかかわらず、じい・ばあのプレッシャーに負け、朝8時には家を出発したのでした。
 じゃあ、房総半島1周でもしちゃいましょう!
 休日には渋滞等で、りょうまやじい・ばあには難しい場所も、平日なので道路の流れは順調です。

 りょうまは、とても嬉しいのか、車の中では常に鼻歌混じり。表情もとても穏やかです。
 きっと、お出かけ好きのりょうまは、どこか楽しいところ?に行ける雰囲気を察知しているのでしょう。
 
 それでも時間は十分。
 早かったけれど、アクアラインの海ほたるPAで、休憩をとりました。
 
                  


      
アクアラインの海ほたるPA。りょうまと、魚のベンチに座るじい・ばあ。  

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【垣間見た、りょうまの成長】

 房総半島を館山自動車道に乗り、東京湾沿いに下り、フラワーラインを通って、鴨川、天津小湊へ。
 途中昼食をとり、鯛の浦では遊覧船にも乗りました。
 じい・ばあは客室で座っていましたが、そよ風親子はもちろんデッキ。
 鯛の餌付けもりょうまには興味なし。じい・ばあはしっかり楽しんでました。

                     

  
       鯛の浦の遊覧船に乗船。でも今日は、海には興味なし?

 そんなこんなで、勝浦の宿に到着したのは、チェックイン可能な15:00のジャストインタイム。
 りょうまとじいちゃんと男3人大風呂につかり。りょうまも気持ち良さそう!(りょうまは温泉好きです!)
 そのあと大食堂で夕飯を4人で食べ、りょうまがじっとイスに座り、自分で食べる姿に我々3人も思わず感心。
 特にじいちゃん・ばあちゃんからは、りょうまはたくさんのお褒めの言葉をもらったのでした。

 夜はりょうまは少し興奮気味で、12時近くまで起きていましたが、そのあとはぐっすり
 ちなみに父は、りょうまの寝顔を見ながらビールを飲み幸せな気分で眠りに就いたのでした。
 
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【勝浦朝市にて】

 翌朝の早朝5:30携帯が、ブー、ブー・・・・。
 着信の相手は、隣の部屋のばあちゃんから。
 「りょうま起きた?」横のりょうまを見ると、昨夜12時近くまで起きていたせいか、爆睡中。^^;
 「まだ寝てるよ・・・」と、そんなわけでりょうまくんの寝起き待ち。
 ようやく、6時半にいつもと違う気配を感じたのか、ムニュムニュと起きてきたりょうま。
 “ファンカーゴ”の言葉をちらつかせたところ、りょうまの1本釣りに成功!
(^0^*オッホホ
 勝浦の名物でもある朝市に出かけたのでした。
 土曜の朝とあって、朝市は空いており、ばあちゃんの車いすもスムーズに通れました。
 ばあちゃんが、「りょうま、押してくれているの?ありがとう!」と言いましたが、
 りょうまは、ばあちゃんの車いすと父の押す手の間を歩いていたのでした。 ドテッ! ミ(ノ;_ _)ノ =3
 でも、りょうまはしっかりと朝市の道を歩いていましたよ。

                 

  
   勝浦の朝市。買い物中は座り込んでしまいましたが、しっかりと歩きました! 
 
 そんなこんなで、家族旅行も終了。皆が楽しめた家族旅行なのでした。
 もちろん、父もりょうまもです!
 また来年も、みんなが元気で行けたらいいなぁ・・・本当にそう思います。


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【これが、まだまだ現実なのです】


 家族旅行を終えた翌日の日曜日

 施設Bでグループ外出がありました。内容は、温水プール+お風呂+昼食
 父も参加させてもらいました。
 りょうまは、家族旅行の疲れも見せず、父とプールを満喫。お風呂もつかり、食事もしっかりと完食。
 楽しい時間を過ごしたのでした。

 ただ、1つだけ。ある出来事が・・・。

 お風呂を終え、下りのエレベーターを待っていました。
 ピンポーン。ドアが開き、いち早く乗り込んだりょうまの友達。

 下りエレベーターの中には、60代くらいの男性が乗っていました。
 その友達の手が、軽く男性の体に当たりました。
 もちろん、すぐに謝りました。
 でも、男性は胸を押さえエレベーターを出ました。
 その男性に、「乗りませんか?大丈夫ですか?」という私。

 そして、乗り込んだ我々に向かって、一言。


「警察呼ぶか!

 
 
悲しかった・・・。
 こういうことは、よくある。
 勘違いされて、どやされたこともある。
 でも、警察を呼ぶというのは???どういうことなのだろう?

 施設Bさんのイベントである手前、僕は黙っていた。
 (呼ぶなら、呼んでみろ!)心の中で思っていた。
 きっと、りょうまと2人で来ていたら、自分はこの人間の発言を許さなかっただろう!
 で、その人が乗らないことを確認し、まだ何か言っているこの人を外に置いて、エレベーターの閉ボタンを押した。

 でも、これが現実なのだ。
 世の中、自分のような強い人間ばかりではない。
 これが、母親と2人で来ていたとしたら、母は耐えられるのだろうか?
 まだまだ、日本の社会は成熟していない。


 家族旅行。そして、警察呼ぶか!・・・


 彼らを守らなければと思う気持ちが今まで以上に強くなった、梅雨真っ只中の週末なのでした。

 

 次回更新は、6/28(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。

   

                                      

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