元気日記(第442号:大切なプレゼント)12/23(祝)23:30更新



 りょうまへ



 Merry christmas!


 
今年も、もうすぐ聖なる夜がやってきます。


 父は、今晩も、いつものように君のことを考えています。


      


 りょうま、今日家族4人で食べたクリスマスケーキ、すごくおいしかったね。


 でも、父にはケーキ以上に、この空間や、この時間の方が、最高のご馳走です。


 父は昔、「来年また」とか、「また今度」とか、常に必ず次があると思っていたことがありました。


 でも今は、全ての瞬間を、“一期一会”であると感じているのです。


 大切なこの時間、この空間は、もう二度と来ない時間や空間であることは間違いないのです。

 だから、君との、家族との、友人との、出会う人との、「時間」は、どれも大事で大切な「時」なのです。


 こんなふうに思えるのも、このことに気づけたのも、君と出会えたからなんだ。


 りょうま、ありがとう。






 君の具合が悪くなると、君の小さいころを思い出すよ。


 まだ看病の仕方もわからず、右往左往していたあのころの新米の父。

 夜中じゅう、水枕を変えたり、汗を拭いたあげたり、それでも苦しそうな君の姿に、

 「変われるものなら、変ってあげたい・・・」 

 そんな、親として、無償の愛というものを、学ばせてもらったんだ。

 自分の無力さを感じ、やはり父親だけではダメなのかな?なんて役不足を感じたりもした。

 でも、そんなことを何度も繰り返してゆくうちに、父は母も同時にやっていたんだ。

       
 父は母にはなれないけれど、君への想いはだれにも負けないと断言できるよ。
 

       

           
 でも、多くの方のサポートがあるからこそ、僕ら親子は、笑顔で暮らして行けるのです。

 我々の周りにいる方々への感謝の気持ちは、いつも心に持っていような。




 りょうま、高等部、合格おめでとう。

 父は本当にうれしいです。

 これだって、僕ら親子の周りの皆さんのおかげです。

 本当に、本当に、感謝したいです。


        

           



 りょうま、



 サンタクロースは、信じていれば、いつでもやって来ます。


 お父さんのところにも、いつも来ているんだよ。




 そう、とても大切なことを気づかせてくれる、僕がとてもとても世界一大好きな、サンタクロース。




 今のサンタさんは、僕より小さいけれど、もしかしたら次のクリスマスには、見上げてるかもしれません。







             メリークリスマス。




       とても、とても、大切なプレゼントをありがとう。


            


 

























次回更新は、12/27(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。