元気日記(第461号:笑顔の連休と大パニック)5/5(祝)23:00更新



お待たせいたしました〜♪ 「元気日記」10日ぶりの更新です。

今週の「元気日記」は日曜日深夜ではなく、GW最終日(5月5日)にさせていただいております。

そんな訳で、日曜日の更新にあわせ、いつも通りアクセスされた方がいたかもしれませんね。
スミマセンm( −−; )mペコリ


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【連休前の学校にて】


いや〜、とうとうゴールデンウィーク(GW)が、終わりましたね〜。

皆さんは、どんなGWでしたか?

新学期が始まり、一月も経たないうちに長い連休が来る、日本の休み。

日本で暮らす以上、仕方ないとは重々分かってはいるのですが、

自閉症の子どもたちにとっては、この休みが結構混乱を招いてしまっているのが現実なんですよね。

りょうまは、転校し高等部に入学したばかり。

比較的、環境の変化に強いりょうまでさえ、今年は体の成長も影響しているのか、4月は不安定でした。


そんな中、学校では「黒板消し係」になったようです。(うん、りょうまにも分かりやすいかもしれない・・・)

             
               学校での「黒板消し係の姿です。

ほかにも班別の課題は、りょうまは「リサイクル班」になりました。(牛乳パックのリサイクルをするようです。)

父としては、りょうまがこれらで何かを学んでくれたら、また、好きなものや得意なものが出来たら・・・なんて思ってたりしているのです。


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【春風感じる相模川】



今年のGWは、空は青空、風は気持ちよく、爽やか。そんな日が多かった気がします。

さて、GWのそよ風親子。

もちろん、当り前のように、外へ繰り出しました〜!

でも、渋滞する場所へは行きません。これは、りょうまとの間で長年培われた、「GWの鉄則」


色々と繰り出しましたが、毎年行くのが、“相模川の高田橋近くの川原”。

ここには、毎年GW中、
1200匹こいのぼりが5本のワイヤーで川を渡って泳いでいるのです。

その姿は、優雅で壮大です。

今年は、風も心地良く、本当に気持ち良さそうに、こいのぼりも泳いでいました。

りょうまも、とても気持ち良さそう♪

何時間も、ここにずっといたい!そんな気持にさせてくれる空間でした。


      
     こいのぼりが気持ち良さそうに泳いでいました♪   りょうまの表情で、気持ちが手に取るように分かります。



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【市民農園で水撒き】


市民農園は、昨年から始めて今年で2年目。

昨年のりょうまの姿を見て、“今年はとにかく農園に来てじょうろで一緒に水を撒く。”というとにしました。

GW中は彼に「水を撒く」ということを、繰り返すことで覚えてもらいたい。

そんな気持ちで、りょうまと農園まで散歩で1時間かけて到着

りょうまは、じょうろに水を入れる時に、父の指示で蛇口をひねってくれました。

それから父と一緒に、二人羽織のようにしてじょうろを持ち、水撒き。

それを二回繰り返して行うことが出来ました

りょうまは、水撒きの意味は完全に理解していないかもしれませんが、何事も反復。

反復しているうちに、いずれりょうまが何かを感じてくれたら、それで農園での水撒きは成功です。

今年成功できるかは分かりませんが、GWに限らず週末ごとにここに来たいなぁ、と思っています。

           
       
     水撒き後、畑をバックにパチリ☆


農園に3日間行きましたが、全てニコニコのりょうまなのでした。
(⌒-⌒)ニコ


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【突然の大パニック】



落ち着いていた、GW期間。

でも、そんなりょうまに大きなパニックの波が押し寄せました。

夜8時半ごろ、それは起こりました。

突然何の前触れもなく、自分の頬を平手で力いっぱいバシバシと叩き始めたかと思うと、

今度は爪での顔への自傷。そして、床への頭突き

それを止めようとする父を振り払い、床へバタバタとかかと落とし。

りょうまを落ち着かせようと、父は包み込みようにしていましたが、自傷の傷は深くりょうまの顔からはかなりの出血。衣類は血だらけです。

その時のりょうまの眼光を見ると、目は血走り焦点が合いません

外的要因は全く考えられず、明らかに内面から湧き出て来るような苦しみを、父は感じました。

その後も、叫びに似た泣き声を上げ、大きくなったりょうまを押さえるのも、父の力で精一杯。

癇癪ではないこれだけの大パニックは、小学生以来で最近はめっきり無かっただけに、大きな驚きでした。


30分後、ようやく落ち着いたりょうま。

顔が傷だらけで、血だらけで、涙目のりょうまに、父は、


「苦しかったよな、りょうま。一番苦しんでいるのは、お前自身だもんな。分かってあげられなくて、ごめんな。」

りょうまは、すっかりいつもの表情に戻り、父をじっと見つめてくれました。




実は翌日、外出先でも、再び同様の突然の大パニックが起こります。

GWの2回のパニックに、やはり内面から湧き出るような何かを感じ、彼の苦しみを取り除いてあげなければならないと感じたのです。


早急なDrへの相談の必要性を感じた父。

りょうまにとっては、笑顔と苦しみの混在した、GWなのでした。




次回更新は、5/9(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。