元気日記(第480号:だいすきです)9/12(日)翌早朝更新


9月に入り、ほんの少しだけ涼しくなりましたが、まだまだ残暑の厳しい日が続いています。

りょうまは、夏休みが終わり、学校が始まってから10日ほどが経ちました。

その間大きな崩れは無く、学校へは元気に通っている様子。

父としては、りょうまのそんな様子を聞くたびに、嬉しくなります。


下の写真は学校からの通信の写真です。

学活の中で、夏休みの目標の達成に関しての発表の場面。

目標?はなかなか達成はできませんでしたが、新学期への移行がスムーズなことは◎でしょう。
(⌒-⌒)

    
         表情が何だかうれしそうです。     


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【良い天気、外へ出かけよう!】

気温はまだまだ暑いものの、今年の夏の“あの”暑さに比べれば過ごしやすい週末。

そう、こんな日には、そよ風親子はもちろんアウトドアです。

何度もこの日記でお話ししていますが、そよ風親子のおでかけ鉄則は、午前中勝負。

朝早く起きることは、りょうまも父ももちろん大丈夫。というか得意です。

早朝の街を、愛車ファンカーゴに乗って、今回は西へ向かいます。


行き先は、東京青梅の「釜の淵公園」です。

ここは小さな公園ですが、多摩川の上流が横に流れており、いたるところで子供たちが川の中で遊んでいます。

で、りょうまは・・・。

いつものように、なかなか踏ん切りがつかない様子。

でも、ここでじゃあいいよ戻ろう、と言ったら新しい体験はできません。

時間をかけて、川の近くへ行き、りょうまと一緒に川の中に足を浸らせることができました。



    
   
  川原で立ち往生(座り往生か・・・)?          でも、川に足をつけるとやっぱり気持ち良い。(⌒-⌒)      



りょうまもマイペースで彼なりに楽しんでいました。

表情を見れば、嫌なのかどうかは一目瞭然。基本は水が大好きですからね。


りょうまの甲高いおたけびが、川で響いていましたけれどね・・・。
(*゚◇゚)<キャ〜〜〜!!



昼食を車の中で食べて、次に向かったのは「大岳鍾乳洞」。

こちらは、暗い、狭い、があるので、ダメならば無理をしないようにしようという気持ちで向かいました。

ヘルメットをかぶって、さてどうなるか?出発です!!


     
       ヘルメット姿、なかなか似合うぜ!            鍾乳洞の中で意外に余裕のりょうま。 

入口から狭かったので、りょうまはダメかな?・・・と思ったのですが、

意外や意外。スンナリと入ってくれました。

基本は父にべったりくっついての歩行でしたが、「りょうま、頭!」と注意を促すとしっかりと頭を下げるし、

「りょうま、ゆっくり!」と言うと、しっかりゆっくりと歩いてくれたのには、驚きました。

鍾乳洞の中で、ヘルメットを脱ごうとしてヒヤヒヤする場面もありましたが、出口の光が見えて“ホッ”。

ここは、父と息子の冒険的スポットなのかもしれません。

     
      りょうまの場合、出てきたあとも余裕の笑顔なのです。 

でも、中は、やはりヘルメットをかぶらないと岩に頭をぶつけてしまうので危険

また狭い空間の中でUP・DOWNがあるので、自閉症のお子さんには、ここはあまりお勧めできないかな?


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【だいすきです】


週末、りょうまが車の中で食事中に、何度もつぶやいてくれた言葉。

「だいすきです」

えっ?と思いましたが、彼から出る言葉を何度聞きなおしても、

「だいすきです」と、言っています。

これは、8月15日の元気日記476号の中で、Voice4uを使ってりょうまに伝えた言葉です。

で、あれから一ヶ月たった今、彼の口から発せられた「だいすきです」の言葉。

ただただ驚きと、それは偶然かもしれないけれど、感動してしまいました。

もしかしたら、おにぎり「だいすきです」かもしれませんけれどね(笑)。

もし、そうだとしても、感動なのです。


     
       一ヶ月前に見せた「だいすきです」です。         


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【別れが悲しい?】

週末の時間が終わり、施設Bに到着したりょうま。

しかし到着した後も、なかなか車から降りようとしません。

時間をかけてようやく車から降りたと思うと、今度は地べたに座り込んでしまいます。

そして、久しぶりのかんしゃく

自分の爪で自分の指や顔への自傷が始まりました。

自傷をさせない様に両手を押さえましたが、すでに傷つけた場所からは血が流れます。

そして、ワンワンと泣き始めました。

お互いに正座する形で地べたに対座し、私(父)のひざに顔をうずめて抱え込むようにして落ち着かせていました。

その状態で、納得がいかなかったのか、泣き続けるりょうま。

(りょうま、いいんだよ。泣きたいだけ泣いて。)

父との時間が楽しかった分、より離れたくない気持が起きてしまうのかもしれません。


10分ほど時間が経過し、少しずつ感情の高ぶりがおさまってきました。

そして、スッと立ち上がり歩き始めました。

きっと、彼の中では完全に納得したわけではなかったと思いますが、

彼なりに、一生懸命“心の中で収拾をつけていたのだと思います。




大丈夫、父はキミのことを忘れたことは無いよ。


りょうま、父もキミのことが「だいすきです」。






次回更新は、9/19(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。

                                      



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