元気日記(第523号:夏が来た)7/10(日)翌早朝更新


関東が梅雨明けしました。

太陽はじりじりと照り付け、季節はすっかり


私(父)自身は、夏は好きな季節ではありますが、体温調節が苦手なりょうまにとっては、厳しい季節の到来です。

そして、今年は輪をかけて日本中で節電をしているため、昨年の夏とはちょっと違っております。

そんな夏の到来の影響なのか、りょうまが不安定になり自傷することは少し多いかな?

でも、日本にいる以上、この季節は必ずやってくるわけで、毎年毎年工夫して乗り越えてゆくしかないわけで。

施設ではアイスノンでクールダウンしてもらったり、学校では小型の扇風機で対応してもらったり、

父親として本当にありがたく、感謝しております。

多くのやさしさがりょうまに注がれていることに、あらためて気付く夏なのです。


   
  ちょっと不安定になり、バスタオルを被り気持ちを落ち着かせています。


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【個別面談にて】



学校では、学期の始まりと終わりごろに、個別面談というものがあります。

保護者が学校の先生と子どものついてのお話をする面談です。

世のお母さん方は、当然ご存知ですよね。

でも、お父さん方は、意外に知らない方多かったりするかも。

もちろん、自分は、小学部1年生から高等部2年生の現在まで、全ての個別面談に出ています。


先週その個別面談があり、りょうまの様子をお聞きすることができました。

やはりこの暑さで、不安定なことも多いようです。

ただ、昨年よりは積極的にコミュニケーションが取れているように感じました。

様々なエピソードの中から、りょうまの変化を感じます。


先生から渡された“進路希望”の調査の用紙。

そうですよね。1年半後高校を卒業するりょうまには大きな変化がやって来ます。

りょうまにとって、どのような道が良いのか。

りょうま本人から希望が聴けないこと、たとえ聴けたとしても能力的に適合できるかの問題。

そして、卒業後の生活の場の問題。

確実にやってくるその時期に向け、父なりにbetterな選択をしてあげたい。

そのように思っています。


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山の上で風を感じる】


神奈川県某所の山頂。

りょうまと週末に向かいました。

と言っても、登山をしたわけではありません。

山頂近くまで車で登って、あと少しの距離を歩きます。

そよ風親子には、季節ごとに出かけたくなるスポットが何か所もあるのですが、

夏の暑い時期に暑さを避け、かつ、風を全身で感じることができるこのスポット。

ご紹介したいけれど、ここは秘密の場所ということで、今回はご勘弁ください。。。(笑)

       
   陽射しは強いものの日陰に入ると風が気持ちいいです。    そんなことより、グミを食べたい・・・。



りょうまは、父との週末をきっと楽しみにしているんだろうなぁ。。。

個別面談の先生の話でも、また施設の職員さんからの話でも、

金曜日になるとソワソワして、

「おと〜しゃん」「ファンカ〜ゴ(←※もう違う)」「ヒロシ〜(←※おーい!)

などの言葉を発語するとのこと。

周りの雰囲気や、たぶんそろそろかも・・・などなど、彼の中で週末が来ることを感じているのかもね。

カレンダーは(たぶん)分からないだけに、その感覚スゴイぜ、りょうま!

研ぎ澄まされた野生の勘?を持つりょうまなのです。


    


「スパイク」絵カード
が届きました〜!(感謝!)

これで、より分かりやすくなるね・・・。


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重なるものが・・・】

ジェットリー主演の自閉症の息子と父親の姿を描いた映画「海洋天堂(OceanHeaven)」。

7月9日からシネスイッチ銀座でロードショーが始まりました。

で、初日、観てきました。


     


感想は、「続・父のひとりごと」書くつもりですが、

この映画、何だかこの父と子、重なるのです・・・。

自分は完全に感情移入してしまいました。



りょうまに自分がのこせるものは何だろう?



そんなことを感じている、梅雨明けの夏の日なのです。



次回更新は、7/18(海の日)深夜 ←※注意。月曜です!の予定です。

宜しければまたお会いしましょう。



                                      

※ 皆さんからメールを頂いているにもかかわらず、なかなかお返事ができず申しわけございません。

  頂きましたメールはしっかりと、拝見しております。本当にありがとうございます。