元気日記(第526号:セブンティーンのキミへ)7/31(日)未明 更新

 



 りょうまへ。

 
 今、キミの寝顔を見ながら、この日記を書いています。


 りょうま、17歳の誕生日おめでとう。


    


 17歳。セブンティーン。

 キミが生まれたあの日は鮮明に覚えているのに、17年の月日はまるで早送りされた画像のようです。

 特にキミとの新しい生活になってから、がむしゃらに過ごしてきたからかな?

 それだけ、キミとの時間が想い出が、

 僕の人生の中でギュッと詰まっているからかもしれません。




 キミは父のいない場所で、僕のことを思い出して「おと〜しゃん!パパ〜!」という言葉を出してくれているみたいだね。

 僕はとても嬉しいです。

 と同時に、いつも一緒にいてあげられないことに、胸が苦しくなることもあります。

 世間一般の17歳の男の子は、父親となんてほとんど会話もしないかもね。そういう年頃だよな。


 りょうまとは、生まれた時から会話はできていないけれど、

 17歳になった今でも、心の会話をしているよね。

 17歳の息子と心が通じ合うことができるなんて、僕はなんて幸せなんだろうって思っているよ。

  


 りょうまが17歳になったこの日。

 父はあらためて、感謝をしたいです。


 17歳になったりょうまと今こうして会えていることに 「ありがとう。」 。

 りょうまがこの世の中に存在してくれていることに 「ありがとう」 。

 17年前、りょうまを生んでくれたお母さんに 「ありがとう。」 。

 17年間、りょうまに直接関わり、支えてくれた何百人もの方々に 「ありがとう。」 。

 17年間、間接的にりょうまを応援してくれた何千人もの皆さんに 「ありがとう。」 。


 そして、父である僕に、いつも様々な大切なことを教えてくれる、りょうまに 「ありがとう。」 。


  


 あと1年半の月日が過ぎると、新たな分岐点がやって来ます。

 父はキミの道をいつも考えてます。

 キミの心の中と現実とのはざまで、まだ先の見えない将来を考えています。

 キミにとっての幸せは何なのか。

 正解はまだ見つからないけれど、探して行こうな。




 りょうま、17歳の誕生日おめでとう。

 そして、ありがとう。


 まだまだ未熟な父ですが、これからもよろしく。

 そしてこれからも、キミの姿を、キミの未来を見てゆきたいです。


    


                                      2011年7月31日深夜 17歳の誕生日に



                                                         キミの父より



 

 次回更新は、8/7(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。