元気日記(第532号:月明かりの中で)9/11(日)翌早朝更新



今、窓の外の夜空を見上げています。

優しく街を照らす、
今夜の月明かり

月なんて普段は見上げもしないくせに、今夜は珍しく月を見上げている自分がいます。


今日は9月11日。

東日本大震災からちょうど半年経ったのですね。

そして、同時多発テロから10年が経ちました。


月を見ながら、今年3月に計画停電で、信号も街じゅうの明かりも消えてしまった日を思い出しました。

電気のついていない、真っ暗な街。

3月11日以降、当たり前だと思っていたものが、当たり前でなかったことに気付かされます。

ただそんな時、ふと空を見上げると、そこには月がありました。

今晩のように月は薄明るく街を照らしていました。

日々の生活に追われ、気にもしなかった存在に気付かされます。

そしてその月を見て、自分たちは地球という星にいる、小さな存在であることをあらためて感じたのです。


大きく価値観、生き方の変わった、あの日。

今晩は少し特別な感情が、自分の中に起っています。

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【りょうまとの時間】


りょうまも新学期が始まり2週目。通常の生活に戻りつつあります。

それでもやはり、彼なりに生活の変化に対応している姿が見えます。

苦しくなると、その気持ちをこらえて、自傷したりして押さえているんですね。

小さいころに比べると、ほとんど激しいものは少なくなったものの、

やはり17歳になった今も、指や顔にはいつも爪立てでできた自傷痕があります。

でもそれは、自分の感情を抑えるための、彼なりの防衛策なのかもしれません。

本当はそんなことをしなくても、彼の中の苦しい気持ちを抑えられたら・・・。

そう願うのは、親だからかな?

    
  疲れたのかな?車の中で居眠り中です。(額には自傷痕)



そんな中でも、やはり父との時間は、やはり彼にとって楽しみの時間になっています。

週末になるとソワソワして、「おとーしゃん。」とか、「ひろし。」とか、言っているようです。


その割に、父といるとそっけない表情なのですけれどね。(笑)

でもたぶん、心の中は嬉しくて仕方ないのも、父は分かってます。

ドライブしながら、ルームミラーで確認すると、

窓の外を見ながらニコニコしているのをちゃんと知っているからね、りょうま。


   
  多摩川の土手で座りながら電車をチラチラ。(こんな時間も楽しい時間です)      


あっという間に過ぎてゆく時間。

僕らはどれくらいの時間を一緒に共有できるのだろう。

貴重な時間を、大切にしたいです。




9月11日の夜。

あらためて“時間”という、かけがえのないものを、

月明かりの中、感じている私です。





次回更新は、9/19(月)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。

※ 次回は月曜日更新です!



                                      

※ 皆さんからメールを頂いているにもかかわらず、なかなかお返事ができず申しわけございません。

  頂きましたメールはしっかりと、拝見しております。本当にありがとうございます。