元気日記(第558号:忘れない)3/11(日)23:00更新

 

今日は3月11日。

あの日から1年の月日が流れました。

復興庁の集計によると、2月23日時点で東日本大震災の影響による避難者は、34万人以上。

34万人って・・・、

この人数を知り、愕然としています。

このこと一つ取っても、あの大震災はまだ終わってなんかいない、

まだまだ復興・復旧は程遠いのだ、という現状を感じます。

 

自分はこの1年で、

何を失い、何を感じ、何を学んだのだろう。

今夜、そんなことをあらためて思い返しています。

 

あまりにも強烈すぎて、今でも鮮明に脳裏に焼き付いている、1年前のあの日の記憶。

神奈川県にいた自分は、この震災で怪我や建物の倒壊などの直接的な物理的な被害は受けていません。

でも、心の中の奥底で、被災された方々の状況は、苦しいし、悲しいし、モヤモヤしたものは常に残っており、

今もそれは続いています。

自分に被害がなかったから関係ない、ということなど全くないのです。

 

「人の命」の尊さ。

悲しいことに、その尊い人命が、少なくとも私の周りでは、とても軽く扱われたあの日。

このことは、やはり忘れてはいけないのです。

 

大事なものは何なのか。

信じるべき人は誰なのか。

信じてはいけないのは誰なのか。

自分はこのままでいいのか。

すべてのものを浮出させた、「311」。

 

時間とともに忘れていいものと、忘れてはいけないもの。

1年前に起きた出来事は、忘れてはならないものなのです。

そして、この日以降に起きた人の動きは、心に刻んでおく。

それを自分に言い聞かせています。

 

私自身、この日を境として、ある意味「人生観」が変わる出来事に直面していた気がします。

 

   

 あらためて大震災で犠牲になられた方々に、哀悼の意を表します。

 

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あの日。

翌朝まで家族の安否さえわからなかった、あの日。

自分が大事なのは、誰なのか。

護らなければいけないのは誰なのか。

あらためて、よくわかったよ。

 

 

僕を頼りにしているキミ

あの日、“おとーしゃん”と泣いていたキミ。

父は311以降、大切なものを学び、多くのことに気づくことができたよ。

 

今、頭の中から溢れ出しそうなくらい、色々なことを考えている。

もう少し待っていてくれな、りょうま。

 

父は、あの日あらためて気付いた“大切なこと”を、決して忘れないよ。

 

 

 

次回更新は、/18(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。

                                      

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