元気日記(第573号:階段を一歩ずつ上がろう)6/24(日)23:00更新
「沖縄が梅雨明けしました。」
そんなニュースが、TVから聞こえてきました。
そうか! 気がつくと6月も後半なんですね。
もうすぐで、2012年も半年が過ぎようとしています。早いなぁ・・・。
それにしても、まだ梅雨明けしていない関東地方は、蒸し暑い気候です。
梅雨ですから当たり前ですね。
でも、この暑さが、りょうまをはじめ“自分でこの事態をどう解消していいのかわからない人たち”にとっては、
厳しい季節であることは、間違いがありません。
内面からやってくる不快感や苦しみに、どうして良いのか分からず、自らの気持ちを爆発させてしまうのでしょう。
本当に、その苦しみの姿を前にすると、代わってあげたくなります。
せめて、言葉やカードでも何でもいいので、自分の気持ちを伝えることができたら、少しは楽になるかもしれません。
あじさいの咲く季節。むこうに座りこんでいるりょうまです。
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【更生相談所へ】
ブログ「続・父のひとりごと」でも、すでに記事をUPしておりますが、
月曜日に学校と仕事を休み、地元の更生相談所へりょうまと行ってきました。
この7月で、りょうまも18歳。そのため、手帳の診断は児童相談所から更生相談所になります。
また、今後のことを含めた相談のため、昼をまたいでの訪問でした。
りょうまと父は、到着すると別々の部屋に。
(大丈夫かなぁ・・・)と思いながらも、りょうまと分かれました。
私(父)の方も、別室で過去から現在のことを聞かれました。
う〜ん、過去の記憶はどんどん彼方に消えてゆき、忘れちゃっているものですね。
記録って大事ですね。(その点、この元気日記は、完全に11年間の記録になってるかも!^^)
しばらくすると、私のいるミーティングルームに、別の方が来て、
「息子さんが、部屋の隅で固まってしまったので、お父さんお願いできますか?」とのこと。
こちらの聴取を一時中断し行ってみると、
シャツの中に両膝を入れて、部屋の隅でニコニコしながらダルマ状態でいるりょうまを発見。( ̄▽ ̄;)アッチャ〜!!
それにしても、ニコニコしているところが笑える。。。( ̄m ̄〃)ププッ!
そんなこんなしながら、午前中が終わり、
午後までの間、コンビニで買ったパンとおにぎりで、ミーティングルームを借りてりょうまと昼食をとりました。
ただいま昼食中。(^^)
お出かけ時以外での、初訪問の建物の中でのりょうまと2人での昼食。
こんなことは、なかなか有りそうで無い場面が、何だか新鮮でした。
午後は医師による診断があり、終了。
この日の予定をすべて終え、帰路についたのでした。
着々と、一つずつ、階段を上ってゆく感じです。
新たな生活に向けて。。。
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【梅雨の日のお出かけ】
週末、日曜日。
神奈川県の小田原付近にお出かけしてきました。
最初は、(冒頭にある写真の)開成町のあじさい祭り期間が終わったあとの、あじさいを観に。
でもここでは、イワイワ星人状態。
“あじさいの花を観る”という状態でなく、すぐに車に戻りました。
そのあと向かったのは、小田原市内の公園。
ここでは蒸し暑いながらも、時々心地よいそよ風が吹いています。
それでもやっぱり、りょうまの中では暑さがダメな日のようで、ここでも耳を塞ぎイワイワ星人になっていました。
表情を見てみると・・・。
なんだか、苦しいというよりも、耳を塞ぎながら何かを感じているように見えました。
(うっすら口元が笑っている。。。???)
どんな状況でも、何かりょうまが楽しんでくれているならば、父としてはOK!
「すべてが良い日」なんて、ないよね。
こんな日も、少しの楽しみを一緒に味わおうな、りょうま。
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【学校での実習】
学校での実習期間。
りょうまは、ボールペン組立を行なったようです。
なかなか集中できないため、何本か組立→休憩。再び、何本か組立→休憩。の繰り返し。
との状況だったことは、先生からお聞きしていました。
でもそんな中でも、りょうまの最高記録を更新した話も聞いており、
父としては、他の人との比較でなく、りょうま自身が“りょうま超え”をしたことが嬉しいのです。
それでいいのだ!
りょうま、これからも、今の自分を少しずつ超えて欲しい。
父はそのことが今のキミにとって重要なこと分かっているよ。
キミはこの世の中の、Only Oneなのだから。
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【ATARU】
先ほど、サバン症候群の主人公の連続ドラマ「ATARU」が終わりました。
様々な意見があると思いますが、自分はこのドラマを楽しく見ることができました。
SMAPの中居くんは、愛らしい「ATARU」を演じてくれていました。
番組を通して、笑ってしまう場面が沢山あり、僕は好きだったなぁ・・・このドラマ。
このような障がいののある方が登場するドラマは、必ずと言っていいほど、賛否両論が出ます。
批判することは簡単です。粗を探せば、たくさん出てきます。
でも、自分はこう思うのです。
この日曜日夜9時のゴールデンタイム。
わずか数時間のドラマで、眉間にしわを寄せたり、肩に力が入るドラマより、
所々にパラパラと、発達障がいや自閉症、サバン症候群に関する情報を散りばめていただく。
このことの方が、世間一般の方々に、そういう障がいがあることを知っていただけるのではないか。
そう思うのです。
そういう点で自分は、ドラマ「ATARU」に拍手を贈りたいです。
楽しいドラマをありがとう。
次回更新は、7/1(日)深夜
の予定です。宜しければまたお会いしましょう。
※ 皆さんからメールを頂いているにもかかわらず、なかなかお返事ができず申しわけございません。
頂きましたメールはしっかりと、拝見しております。本当にありがとうございます。