元気日記(第590号:僕らのゴール)10/21(日)23:00更新

 

りょうま。

今日は、君を褒めてあげよう。

 

いっぱい、いっぱい、褒めてあげよう。

 

 

タートルマラソン、5kmウオーキング。

 

kmという距離。そして歩くこと。

一般的に考えれば、大した距離ではないのかもしれない。

 

でも、りょうまにとってはフルマラソンの42.195kmに匹敵するくらい、

長い距離だったのかもしれないね。

 

1030分スタート。

10分後には、後ろには誰もいなくなったね。

僕らはすべての競技の中で最後尾だ。

 

そしてしばらくすると、ほかの競技の人たちが続々と折り返して横を通り過ぎて行ったね。

それでも沿道の人たちから、時々いただいた温かい応援。

とても温かい気持ちになったよ。

 

2.5kmの折り返し地点。

ここまでたどり着いただけでも、拍手を送りたいよ。

 

あとは折り返すばかり。

 

座り込んだ時にしか写真は撮れないので、歩いてないように見えるけれど、

時に鼻歌を口ずさみながら、

時にたくさんの笑顔を見せながら、

休みながらも、しっかりと歩いてくれたりょうま。

 

その姿を父さんはしっかり心に焼き付けているよ。

 

 

ついに残り400m

近くに見えるゴール。

でも、とても遠かったゴール。

無情にも、ゴール400m手前で終了の声が聞こえる。

 

よし、それでも最後まで、ゴールまで歩こうな。

 

そして、4時間かけてようやくたどり着いたゴール。

制限時間にはちょっと間に合わなかったけれど、それでも最後までしっかり歩ききった君。

 

ゴールをくぐった時、そこには確かにゴールはあったけれど、そこには誰もいなかった。

ぼくら「そよ風親子」らしいゴールだね。

 

記録なんてつかなくても、

君が歩ききってくれたことそのものが、素晴らしいことなんだよ。

 

りょうま、

お父さんは、たくさん、たくさん、君をほめてあげたい。

ありがとう。

頑張ったね。

 

 

まるで僕らの未来のような今回のゴール。

まだまだ、遠い先にあるゴール。

 

僕らの目指すゴールは、近くに見えて、とても遠いゴールだけれど、

それでも、一歩ずつ歩いてゆけば、そこは少しずつ近づいてくる。

 

僕らの未来にどんなゴールが待ち受けているかはわからないけれど、

これからも一緒に歩いてゆこうな。

 

そしていつか、お父さんがいなくなった時に、

君が笑顔でいられるような、

君が一人で歩いて行けるような、

そんな未来のゴールを、

作り出すからな。



 

 

次回更新は、10/28(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。

                                      

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