元気日記(第595号:最後の学習発表会)11/25(日)26:00更新

 

りょうまが自らの眼球付近自傷をしてから、1週間以上が経ちました。

眼の付近だけに、普段楽天的な私(父)も心配しておりました。

父親が心配するのは当然のことですが、

同時に、りょうまを支援していただいている周りの方々から、ご心配をいただく声が私に伝わってきています。

本当にありがたいことです。

今回のことで、りょうまが周りの方々に支えられていることを、あらためて実感しています。

 

その後は、りょうまも落ち着きを取り戻し始めており、

時々小さなかんしゃくはあるものの、大きなパニックなどは無かった様子。

私(父)は、ホッと胸を撫で下ろしております。。。C=(^^ ; ホッ!

 

↓今週末のりょうまは、こんな笑顔を見せてくれています。(お〜〜、いつものりょうまだ!!)

右目の目尻側の白目の部分がまだ赤いものの、笑顔の多い週末でした。C=(^^ ; ホッ!

 

そんな中、先日地元の「自閉症児者おやじの会」があり、久しぶりに参加してきました。

そこで、ある一人のお父さんから興味深い話をお聞きしました。

その方のお子さん(仮にAさんとします)は、いわゆる知的の遅れがほとんどない

(いわゆる自閉症スペクトラムのグレーゾーンにあたる方で)自分の気持ちを表現できる方なのですが、

“低気圧が近づくと、自分自身が苦しくなる”と、その気持ちを言葉で表現されているそうです。

 

この言葉を聞いて、「やっぱりそうだったのか。。。」と思いました。

 

りょうまは時々、突然原因不明の不安定な状態になる事が有り、

あとで気がつくと、それが季節の変わり目だったり、台風が近づいていたり、満月の日であったり・・・

自然界の気象に関連しているのではなかろうか?と思うことが多々あります。

もちろん、そうでない可能性もありますが、自然環境が原因で苦しくなる方もいることは事実ということ。

ですので、この何気ない言葉で、様々な“点”が“線”につながったりするのです。

いつも思うことですが、

発達障がいのある方が、言葉等で自らの気持ちを表現していただけること 

≒ 

自閉症で言葉では表現できない人の気持ちの代弁者になってくれている

そんな気がしています。

このことで、りょうまの気持ちに想像力を働かせることができます。

 

りょうまのように、自分の気持ちをうまく表現できない人にとっては、

このような気持ちをしっかりと言葉で表現していただけることそのものに、大変大きな意味があると思うのです。

 “軽度だから”重度の人と違う。“重度だから”経度の人と違う。

そんな不毛な議論を時々耳にすることが有りますが、そんなことは、どうでもいいことだと自分は思うのです。

 

Aさんに、「どうもありがとうございます。」と言いたいです。

 

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【最後の学習発表会、行ってきました♪】

さて、土曜日はりょうまの高等部最後の学習発表会でした。

もちろん、見てきましたョ〜。

 

りょうまたち高等部3年生は、もちろん“大とり”。

会場の体育館に入ると、たくさんの生徒・先生・保護者で熱気ムンムン。

さてと、りょうまはどこだ?

で、早速目を凝らして捜すと・・・「いた、いた!!!」

座席には座らず、壁際に座り込んでおりました。(予想通り!)

おぉ・・・とりあえず固まらずいてくれている。発表会参加できるだろうか???

 

イワイワ星人にもならず、どうやらヒモ遊びをしている様子。

発表会に参加できるかな?(がんばれぇ〜、りょうま!)

 

そして、体育館全体が暗くなり、3年生の発表が始まりました。

3年生の発表は、修学旅行で行った北海道の想い出を題材にしたものでした。

 

りょうまは、いつ出てくるのだろう?

修学旅行での空港での荷物チェックのシーンです。

そこに出てきた人たちの中に、りょうま発見!

おぉ〜、出てきた、出てきた!!!

先生に介助されながらも、ANAのゲートをくぐるりょうま。

本当に何気ないシーンに見えるけれど、りょうまはどれだけ練習したのだろう。。。

そんなことを想像すると、ほんのちょっとだけグッときたりする私(父)なのです。

 

先生に介助されながら、ゲートをスススのスー♪

 

これで出番はおしまいか???

と思っていたら、最後の「よさこいソーラン節」で全員が登場。

で、りょうまは、どこだ?どこだ?

いた〜!!!!!

暗幕の真横。一番右端に発見!

親だねえ・・・ここなかなか見つからんぞ。自画自賛。(笑)

 

ラッセーラー、ラッセーラーソーラン、ソーラン♪

リズムに合わせ3年生みんなで踊る中、りょうまはマイペース。

ハチマキも目の上に落ちてきて、指名手配犯状態(笑)。

↓こんな感じです♪

   

よく見ると、口元は笑ってますね。なんだか楽しそう。。。

 

こうやって、舞台の上で立っていること自体が、りょうまにとっては頑張っていること。

心の中で、りょうまの頑張りを父はとても感じていました。

 

 

よく頑張ったね、りょうま。

小学部1年生の時トトロから始まって、

高等部3年生よさこいソーラン節での締め。

父ちゃんは、お前の成長を12年間しっかり見せてもらったよ。

たくさんの感動をありがとう。

 

りょうま、

お前ができることは、人と比べるものでなく、

お前は、お前の、一歩をふみだして行けばいいんだ。

父ちゃんはそう思っているよ。

これからも、わずかな一歩ずつでも前に向かって歩いて行こうな。

 

 

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祝日の金曜日。

りょうまと、じいちゃんとばあちゃん、家族4人で元いた家の場所に行ってきました。

すっかりと、建物はなくなっていました。

 

                                  

たくさんの家族の思い出が詰まった家が無くなり、

また新たな、たくさんの思い出が作り出されてゆくことでしょう。

 

来週は12月に突入。寒さ厳しい冬が終われば、春はもうすぐそこまで来ています。

 

 

 

次回更新は、12/2(日)深夜 の予定です。宜しければまたお会いしましょう。

                                      

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