元気日記(第610号:めぐる季節)3/10(日)25:00更新
日曜日の午後。そよ風親子の週末のひと時。
りょうまを後部座席に載せ、私(父)が運転する車は横浜の街を走ります。
先程まで暖かい陽射しが降り注いでいたのに、空がかすみ始め太陽もぼんやりしてきました。
車を走らせながら、FMラジオから流れてきた曲は、とても懐かしい曲。
胸の奥から込み上げてくるような感覚を覚えました。
キャロルキングの「So far away」。
何とも言えない彼女の歌声。はるか昔から何度も聴いた曲。
今年の3月は、なぜか切なく胸に響きます。
明日は、東日本大震災から2年の日。
多くの人々の人生を変えた、忘れてはならない日です。
私自身もこの日を境に、大きく人生の軌道修正をし、今日に至ります。
その最後の区切りの一つである、りょうまの高等部の卒業式が火曜日にやってきます。
この、キャロルキングの「So far away」。
歌詞自体は直接合致するものではないのですが、
2013年の3月に聴こえるその歌は、
そよ風親子にとって、胸にグッとくる歌になっています。
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【久しぶりの三ツ池公園】
りょうまが小さい頃から、一緒にたくさん散歩をした三ツ池公園。
その公園へ久しぶりに行ってきました。
冬から春に近づく公園を散歩しながらいろいろなことを思い出しました。
僕らは何年の間、この公園を散歩したことでしょう。
彼と歩いてきた公園。
季節の移り変わりの中で、
風を感じ、小鳥のさえずり、花のつぼみが膨らんでいたり、音が聞こえなくなるくらいのセミの鳴き声、
長いアリの行列や、色とりどりの落ち葉、真冬の貸切状態の公園の散歩などなど、
数え切れないくらいの思い出と、経験を重ねてきた気がします。
週末の公園は、梅の花が咲いていました。
梅の花の季節もりょうまと10年以上訪れましたが、
周りの風景は変わりがないのに、りょうまの姿だけが毎回大きくなってゆきます。
そうですよね。
2歳くらいから一緒にこの公園で散歩したりょうまは、今18歳。
16年の季節は、一見長そうで、実はあっという間に巡っていたのでした。
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【買い物も楽しみに】
土曜日。りょうまと商店に入り、買い物をしました。
地元に帰ってきた時に、りょうまの楽しみで好きなもの(菓子)を買うことを、加えてあげたいという動きの一つです。
まだまだ課題はあるものの、自分で店に入り、選んでお金を払い買ったラムネ菓子とグミキャンディー。
りょうまにとっても、できた喜びを感じていると思います。
写真は、買い物後の車の中の姿。得意げにラムネ菓子を持つりょうまです。
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【久しぶりのパニック】
土曜の夜。
お風呂に一緒に入っていたら、りょうまが突然不安定な状態に。
ついにはパニック状態へエスカレートしました。
小さい頃、ほぼ毎日のようにあったパニック。
しかし、このところはすっかり落ち着いてほとんど無く、不安定な状態になっても小さな癇癪で収まっていました。
ですので、大きな体になったりょうまのパニックは、手応え十分。
りょうまの頭突きは、数発父の顔にヒット。
りょうまが小さい時の私であれば、こんなことがあると、結構精神的なダメージが強かったのですが、
今回のパニックに対しては、(おっ、りょうま。力が強くなったな!)と心の中で感心していました。
それだけ自分もベテランパパになったのですね。(^^;)
風呂から上がっても、りょうまの爪たての自傷が収まらず、
ホールドして、りょうまに「大丈夫だよ。お父さんはそばにいるよ。」と声かけしていました。
一番苦しいのはりょうま。
内面から湧き出るような苦しみを、父は代わってあげることはできないけれど、
りょうまの気持ちを想像することはできるのです。
想像して、寄り添って、共感して、
そのうち、りょうまも落ち着きます。
笑顔が出始めたりょうまの最初の言葉は、
「アイシュ〜!」(←アイス)
ヽ(_ _ヽ)ドテッ!! =3
好きなだけ食べなさい。
りょうまは、夜自分の部屋で寝ました。
昨日のパニックが嘘のようにぐっすりと眠るりょうま。
18歳になっても、きっと何歳になっても、親にとっては天使のような寝顔なんだよね、これが。(^^)
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いよいよ、明後日は、りょうまの卒業式。
りょうま、父さんは君の姿を見に行くからね。
3月。いよいよ最後の大きな変化の一つ、りょうまの卒業の日がやってきます。
来週の元気日記で、りょうまの卒業の日の姿を、お伝えいたしますね。
次回更新は、3/17(日)深夜
の予定です。宜しければまたお会いしましょう。
※ 皆さんからメールを頂いているにもかかわらず、なかなかお返事ができず申しわけございません。
頂きましたメールはしっかりと、拝見しております。本当にありがとうございます。