【このコーナーは・・・】
いよいよ、2006年がスタ−トしました。早いもので、りょうまと父による生活をはじめてから5年の月日が流れたことになります。
気が付けば、私(父)自身、りょうま誕生からこれまでのこの期間、なかなか“後ろを振り返るということをしなかった”と感じています。
気持ちも視線も、常に前方を見てきたような気がするのです。(それはそれで、私の中では納得していることではあります。)
今まで、りょうまのことを知るために色々な努力をしてきました。でも、今年は、もっと、もっと、りょうまのことを知りたい。
そして、自閉症を初め、障がい者のことや福祉のことも、もっと知りたいのです。
そのためには、今一度、過去に読んできた本も含め、多くの本に触れ、多くを感じたいと思います。
あらためて、知り得なかった知識や多くの方たちの考え方を感じたいと思います。
もちろん頭でっかちになる気は、毛頭ありません。あくまでも、現実はここにある。このスタンスは変えないで行くつもりです。
せっかくの読んだ本。私は、今回立ち上げたこのコーナーで、数多くの本をご紹介してゆくつもりです。
ある意味、コメントに私見が入るかもしれませんが、あくまでも私の感じるところなので、そのあたりは、お許しくださいね。
また同じ本を読まれた方は、コメントを書き込んでいただけると嬉しく思います。
それでは、スタートします。
2006.1.7 りょうま父
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report No. |
本のタイトル | 表紙 | 筆者 | 出版社 | 金額 | 本の ご紹介日 |
父の一言コメント |
あの夜、君が泣いたわけ 自閉症の子とともに生きて |
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野沢和弘 | 中央法規 | 1890 |
2010.11.2 |
サラッと読みやすいのに、いつまでも残響が胸中に残る本。 |
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自閉症の僕が跳びはねる理由 | ![]() |
東田直樹 | エスコアール | 1680 |
2010.10.10 |
やっぱり、当事者の言葉にかなうものはありませんね。息子の気持ちと重ねてしまうものもあり、とても参考になります。 |
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えっくんと自閉症ABA アメリカ早期療育の記録 | ![]() |
末吉景子 | グラフ社 | 1365 |
2009.11.3 |
著者の自閉症の長男えっくんは、アメリカでABA療育や家族の愛情を受けながら成長してゆく。母親である著者の手記としても、たいへん元気が出る本です。 |
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おさんぽいってもいいよぉ〜(自閉症児ヒロキと歩んだ十五年) | ![]() |
山下久仁明 | ぶどう社 | 1365 | 2008.4.30 |
何も言う、言葉はありません。微力ながら、力になりたいです。
映画「ぼくはうみがみたくなりました」。皆の力で、成功させましょう! |
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お仕事がんばります |
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明石洋子 | ぶどう社 | 2100 | 2007.6.8 |
ありのままの子育てからの第3弾。息子の徹之さんが公務員として働くまでの姿が描かれています。全ては1日にしてならず。子どもの頃からの地道な活動があった中で培われたものであることが良く分かりました。 |
自立への子育て |
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明石洋子 | ぶどう社 | 1785 | 2007.6.1 |
ありのままの子育ての第2弾。明石さんが実践してきた子育てを具体的に解説しており、大変役に立つ本です。りょうまにも実践したい部分が沢山あり、参考にしたいです。 | |
ありのままの子育て |
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明石洋子 | ぶどう社 | 1785 | 2007.4.27 |
川崎市の公務員として現在働かれている明石徹之さん。徹之さんは自閉症で重い知的障がいを持たれています。その徹之さんの幼少期の子育てに関し、母である明石洋子さんにより綴られているこの本。様々な点で心を打たれました。明石さんありがとうございました。 | |
自閉症の僕が跳びはねる理由 |
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東田直樹 | エスコアール | 1680 | 2007.4.6 |
東田直樹くんの筆談による心の言葉により、りょうまがこんな時どんな気持なのかを知ることができました。しばらく、すぐに手が届くところに本を置いて都度確認したいです。東田くんありがとう。 | |
ぼくらの発達障害者支援法 |
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カイパパ | ぶどう社 | 1680 | 2007.3.24 |
発達障害者支援法がどのように生まれどのような過程で成立したのか。そしてこれからこの法を地域で活用してゆくのか。単なる解説書でなく、カイパパさんと多くの方々の力による成立過程が綴られております。その姿には本当に頭が下がります。 | |
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格闘探偵団4・5巻 走れ!タッ君 |
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小林まこと | 講談社 | 540 | 2007.1.12 |
ためになるマンガではないかもしれません。でも、自閉症児のタッ君の行動を見て、ついつい微笑んでしまうのは自閉症児の親だからでしょうか? |
No.14 |
ヘルプマン! |
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くさか里樹 | 講談社 | 540 | 2006.9.23 〜 |
老人介護に関する内容がマンガにになり、若年層にも分かりやすく入りやすい本です。世の中の誰もがいずれ直面する問題として、多くの話題を呼んでいるようです。 |
あほやけどノリオ ダウン症のアニキをもって | ![]() |
露の団六 | 中央法規 | 1575 | 2006.6.23 |
面白い本と言うのは、時間を忘れてスラスラ読めてしまいます。
この本もそんな本と言えます。是非ご一読あれ。 |
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自閉症児のサポートブック | ![]() |
高橋みかわ | 新風舎 | 1155 | 2006.5.27 |
この本を読んで、サポートブックの必要性を感じました。 サポートブック作りにとても参考になる本です。 |
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この星のぬくもり―自閉症児のみつめる世界 | ![]() |
曽根富美子 | ぶんか社 | 680 | 2006.5.20 |
自閉症である本人の視点から描かれている、コミック。
文字だけの本では、なかなか挫折しがちの読書を考えると、読みやすく理解しやすいです。 |
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自閉っ子、こういう風にできてます! | ![]() |
ニキ・リンコ/藤家寛子 | 花風社 | 1,680 | 2006.5.13 |
自閉症の人と直接関わる人に読んでもらいたい1冊。 へ〜そうなんだ。なるほど・・。といった驚きの連続です。私自身、感じたことも無い内容が書かれておりました。 |
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俺ルール!自閉は急に止まれない | ![]() |
ニキリンコ | 花風社 | 1,680 | 2006.4.28 |
自閉症の人と直接関わる人に読んでもらいたい1冊。 アスペルガー症候群の筆者が実体験をもとに自閉症の人が持つ「俺ルール」を描いています。結構読みやすく、内容にもついつい笑ってしまいます。 |
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ぼくは うみが みたくなりました | ![]() |
山下久仁明 | ぶどう社 | 1,680 | 2006.4.16 |
とにかく、一度読んでみて欲しいです。専門書より自閉症のことが分かる小説かもしれません。
映画化に向け動き始めましたが、それには皆さんの力が必要です。是非、皆の力で成功させましょう! |
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No.7 |
光とともに・・・−自閉症児を抱えて− |
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戸部けいこ | 秋田書店 | 798 | 2006.2.11 〜 2007.6.22 |
誰もが知る自閉症児のバイブル的なコミック。2004年にはテレビドラマ化もされました。しかし、戸部けいこさん、何でそこまで分かるのですか?その取材力、凄いと思います。読んでいない人は、是非読んでみてほしいです。自閉症のこと、親の気持ち、様々な面でよく描いてあります。 |
自閉症児イアンの物語 | ![]() |
ラッセル・マーティン | 草思社 | 1,995 | 2006.2.4 |
はっきり言えば、文章が読みにくい感じがあります。でも、最後の3/4ページには、前半を払拭するものが詰まっています。最後まで読んで、良かったと思える本です。 | |
障害を知る本7 自閉症の子どもたち | ![]() |
茂木俊彦他 | 大月書店 | 1,890 | 2006.1.29 |
自閉症という障害の特徴を、知らない人にもわかりやすく解説している本。大きな文字、子どもでも理解しやすい文章、さし絵や写真も入り、難しい本ではないのでとても解りやすいです。子どもたちが大勢いる学校等で置いてもらいたい1冊です。 | |
母よ嘆くなかれ |
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パール・バック | 法政大学出版局 | 1,575 | 2006.1.21 |
ノーベル平和賞のパール・バックが知的障害のある娘さんのこと、母親としての心の変化を綴っています。一世紀近い時代の違いや国籍の違いはあるものの、障害を持つ子どもの親の心がほぼ同じで、不変であることに気付かされます。 | |
「障害児なんだうちの子」って言えたおやじたち |
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町田おやじの会 | ぶどう社 | 1,575 | 2006.1.14 |
障害児のおやじたちの飾らない本音トークの本。 | |
自閉という ぼくの世界 |
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なおき | エスコアール | 1,680 | 2006.1.7 |
絵本なのでとても分かりやすいです。こちらもなおきくんの気持ちがそのまま詰まっています。子ども達に読んで欲しいですね。 | |
この地球(ほし)にすんでいる僕の仲間たちへ |
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東田直樹 東田美紀 |
エスコアール |
1,995 |
2006.1.7 |
とにかく、ビックリしました。驚いています。この本は、自閉症の直樹くん本人が書いた画期的な本です。自閉症の人が感じているそのものが、気持ちが良く分かりました。付属のDVDで、さらに本人の気持ちであることは間違いないと確信しました。直樹くん、お母さんありがとう! |