元気日記(第99号:運動会レポート)  5/25(日) 24:00更新

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 週末、天気が良かった横浜地方。心地よい陽気の中、土曜日にりょうまの養護学校では運動会がありました。父は毎年この運動会が楽しみで、まだかまだかと待っていたくらいです。何が無くとも、りょうまの晴れ舞台?をこの目で見たいと言うのがその理由で、今年もやはり感動的な姿を観ることができました。

 運動会にはじい・ばあと一緒に行く予定でしたが、ばあの足腰の状態がおもわしくない為、今回はじいと2人で行くことになりました。学校に着くと、今年も最初に目にしたのは『旗』です。この旗は小学部から高等部までの全て子供たちの手作りです。毎年のことですが、その個々の旗を見上げると色々な色使いやデザインでできており、この中のどこかに『りょうまの旗』があると思うと、それだけで胸がいっぱいで感動してしまいます。

 この養護学校では、運動会は小学部・中学部・高等部合同で行なわれます。りょうまの出場は午前中は2競技。まずは『風になって走ろう2003』という競技に出場です。これは、いわゆる徒競争です。授業中の練習でのりょうまは、ヨーイドンで逆方向にダッシュ。高学年のお兄さんお姉さんに混ざり走ったとか・・・。そんなわけで、2年連続最下位のりょうまに期待するのは、『遅くてもいいのでゴールに向かって走れ(歩け?)!』何てことなのであります。

 1年生、2年生に続いて、りょうまは、3年生全員(7人)で一緒に走ります。スターとラインには先生と一緒に並ぶ子供たちがいます。その姿を見て、(りょうまガンバレ!みんなガンバレ!)と、心の中で思わずには、いられませんでした。

 ヨーイドン!一斉にスタートです。1人で走る子や先生に誘導されながら走る子など、皆それぞれにゴールに向けて走って行きます。りょうまは先生に後ろから支えられ、逆方向にも向かわず、マイペースな小走りでゴールに向かって行きます。そして、あっという間にゴール。でも不思議です。この姿を見た父は感動で言葉が出ませんでした。わずか数十秒の出来事でしたが、スローモーションのように今でもその姿を思い出します。順位なんて、格好なんて、どうでも良いのです。ゆっくりそして小走りに、先生と一緒に着実にゴールに向かって行くその姿は、最高のプレゼントでした。

 次の出場競技の間に小学部高学年・中学部・高等部の競技があります。父が運動会を楽しみにしている理由は、りょうまの出場以外の競技も楽しみにしていたからです。自分の子供でなくても、この運動会は、何かみんなに声援を送りたくなる、そんな運動会なのです。その一生懸命な姿は、「心を洗い流してくれる」、そんな気がするのです。

 そうしているうちに、次の出番です。次は『それいけ!つるまるひめ』という競技です。今年は忍者になった子供たちが、懐かしい「赤影」のBGMで入場。忍者の格好をした子供たちは、順番にはしごに登ったり、橋を渡ったり。最後には棒につかまりしばし空中遊泳。りょうまは先生に誘導されながら、しっかりとはしごの障害物を飛び越え、橋を渡り、最後に得意気に棒につかまり空中遊泳。りょうまの確実に成長している姿に驚きです。

 

 そんなこんなで、各競技が終わり、今年もすばらしい運動会を観ることができました。本当に先生方に感謝です。

 ばあにもみせてあげたかった。それが残念です。

 

 今日は、ひとりごとも更新しますね。

 

 

 次回は、6/1(日)23:00頃更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。