元気日記(第122号:はじめてのおつかい)  11/3(祝) 24:00更新  

 

 

 本当に月日の経つのは早いものです。平日りょうまが施設”T”でお世話になり始めてから、はや1ヶ月が経過しました。りょうまも我々家族も、新たな生活に少々とまどいながらも徐々に慣れ始め、それぞれの生活を送っております。彼自身に急激な変化はありませんが、週末会う度に少しずつお兄さんになっている気がするのは気のせいなのかなぁ?

 施設”T”や養護学校での生活ぶりは、週末の連絡ノートで知ることができます。それを読み、それぞれの場所で彼が持ち前の適応力を発揮していることを再認識しました。でもそれは、それを受け入れてくれる相手がいるからこそなのです。本当に、それぞれの先生方に感謝感謝の日々です。

 さて、元気日記の前号(121号)でも記載しましたように、先週の火曜日より我が家では、また更に新たな生活が始まりました。ばあは、脚を治す前に体を治そうと某医療センターへ入所したのです。期間は2週間。この間、平日はじいと父2人、週末は+りょうまの、”男3代”での生活です。平日は良いとして、週末はどう過ごすか?ばあがいない”男3代”の生活は初体験です。私(父)は、(ばあがいなければ、いないなりに何とかなるさ!)と、楽天的に考えておりました。結果は?・・・もちろん何とかなりましたよ。食事作り、洗濯、りょうまのイタズラの監視、服装の用意・・・・・etc.、失敗しながらもじいと父との分担作業でクリアできました。ヾ(;´▽`A``アセアセ

 

 そんな週末(日曜)、りょうまは、”はじめてのおつかい”をしました。と言っても、一人ではなく父と一緒にです。近くのコンビニ・スーパー等でのおつかいはすることもあるので、厳密に言えば”公共交通機関を使っての父とのはじめてのおつかい”ですが、省略して”はじめてのおつかい”とします。(とにかく、長距離のおつかいは初めてです。)

 今回は買い物ではなく、名古屋のいとこ”秀平くん(9歳:りょうまと同い年)”から届いたばあへの手紙を、入所中の医療センターまで届ける配達人としてのおつかいです。さて、どうなることやら・・・・。

 

 まずは、徒歩。最寄のJRの駅まで歩きます。ここに行くには、ちょっとした小高い丘の公園を越えなければなりません。駅までは距離にして約2km。家を出て、公園までは順調。公園に着くと、少々機嫌が悪くなり、いきなり猛ダッシュ&小パニック。なかなか捕まえることができません。やっと捕まえると、どうやらオシッコがしたかったようで、トイレに駆け込みました。すると少しは落ち着きましたが、まだ余韻で頭突きやつねりや泣きべそが続き、出発早々前途多難か?という状態。結局、最寄駅までこの状態が続き、1時間近くかけて何とか到着したのです。

 最寄駅に着くと、彼の目に飛び込んできたのは切符の自動販売機。学校の校外学習で学んでいるせいか、自ら販売機の前に行き指でトントンと販売機を軽く叩きました。彼の表情はいつの間にか笑顔に変わり、”電車に乗れるの??”と言わんばかりにニコニコに変身。販売機でお金を入れさせて切符を購入。自動改札もクリアし、ホームへ。反対方面の電車が通過すると、目がギラギラ。(おい、りょうま!そんなに電車好きだったっけ??新たな発見だー!)そして、ようやく電車が到着。電車はやや混雑。ドアの窓際をキープし、動き始めると嬉しそうなりょうま。外の流れる景色を堪能しているようです。横には外人(西洋人)のお姉さんがいます。外を見ては、時々お姉さんを見上げニッコリ。お姉さんのほほえみ返しにあったのでした。

 10分ほどして、次の駅に到着。今度は乗り換えです。人が多いこの駅。地下道を通り違うホームへ。混雑のホーム。(りょうまは大丈夫かなぁ?)と思いながら、待つこと数分電車が到着。また、何とかドアの窓際をキープし、動き始めるとまたまた嬉しそうなりょうま。数駅を過ぎ、医療センターのある駅に到着したのです。混雑する駅から外へ出ると、人も疎らでベンチに座り、ペットボトルのお茶ブレイク。そこでパチリと1枚。

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ここはどこ?もっと電車に乗りたかったなぁ〜。

 

 ぽかぽか陽気の中、駅から父とてくてく歩きます。途中では、少年野球を試合をしていたり、上半身裸でジョギングする人や、ベンチに座り弁当を食べる人など、休日を楽しむ人々がたくさんいました。そんなこんなで20分ほど歩き、ようやくばあのいるセンターに到着。ばあを訪ねると、りょうまの訪問にびっくり。電車で来たことに更にびっくり!そして、秀平くんからの手紙をばあに手渡したのです。\(;゚∇゚)/ヤッター

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りょうま心の中で(秀平くんの手紙です、どーぞ。)/ばあ『ありがとう、りょうま。』

 

 帰りは、JR→私鉄も利用して違うルートで帰りました。私鉄はガラ空き。そこでパチリと1枚。

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電車から外を眺めるりょうま。ヤ・ミ・ツ・キ

 

 駅からはバスも利用して、帰宅の途につき”はじめてのおつかい”は終了したのでした。\(;゚∇゚)/りょうま、良くヤッター

 

 

 

 

 でも、本当にりょうまが運んでいるのは、”幸せ”なのかもしれません。彼は”幸せ配達人”なのかもね。。。

 

 

 

 

    次回は、11/9(日)23:00頃更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。