元気日記（第１２６号：雨の日のお出かけ） １１／３０（日） ２４：３０更新
週末の神奈川県北部地方はあいにくの雨。
雨の日は大好きな公園や野原や土手にも行けず、さてどこに行こうか？？と困ってしまいます。りょうまと同じように障がいのある子供を持つ親御さんにとって、雨の日をどのように過ごすのかは、ひとつの課題だと思います。皆さんはどのようにお過ごしなのでしょう？？
雨はりょうま親子にとって確かに行動範囲を狭めます。しかし、最近のりょうまには大きな味方ができました。それは、”電車”と”バス”です。このところの学校での校外学習や週末のバスや電車の利用により、すっかり虜になってしまったりょうまなのです。
週末は、雨の中その”電車”と”バス”を乗り継いで、りょうまのくつを買いに行きました。車で行ってしまえば、あっという間についてしまうし、楽は楽なのですが、それでは意味がないのです。そこでりょうまの社会見学を兼ねて、”電車”と”バス”を利用することにしました。
バスの中は最初空いており、りょうまと一緒にイスに座っていました。しばらくすると混み始め、りょうまの前に人が立ちました。珍しく静かに座っているりょうま。誰も静かにしているりょうまを障がいのある子供とは思っていないでしょう。そうしているうちに、また更にバスは混み出します。数人のお年寄りが乗ってきました。皆元気そうな（ばあより遥かに元気そうな）お年寄りです。りょうまの前に、お年寄りが立ちました。隣に立っていた女性がジロジロと必要以上にこちらを見ます。恐らく、≪席を代われば良いのに・・・≫とでも目線で言っているのでしょう。こちらも代われるものなら代わってあげたいのですが、お気に入りの席に座ったりょうまは、恐らく立たせることはできず、それをすると逆に周囲に迷惑をかけてしまうことでしょう。とても落ち着いたりょうまは、最後まで雄叫びなしでバスを乗り切ったのです。（えらいぞ！りょうま。）
今度は電車です。滅多に乗らない赤い色の電車。そういえば今年の正月初詣でこの電車に乗り、くつをホームに落としたっけ・・・。（宜しければ元気日記８３号参照ください、ハイ。。その時の写真入です）。目的地はこの電車に乗り駅前のヨーカドーです。電車の中では、外の景色をキョロキョロしながら見ています。その横顔はとても嬉しそうです。そして、やっと目的地に着きりょうまのスニーカーを購入。途中で駅の公衆トイレで立ちションしたり、ベンチでジュースを飲んだりしながら、同じ道のりで家まで戻ったのです。帰りもそこそこ良い子でした。
ところが家に着くと、理由不明のパニック。外で彼なりに我慢していた部分もあったのかなぁ？？
平日、学校では近くの土手で走る授業があるようです。りょうまは、一度走り出すと走り続けるらしいのです。距離は800M。３年生の彼にとってはなかなかの距離です。先生からは”お父さん譲り”とのお墨付きもいただき、来年の多摩川での親子ペアランニングに本気で参加したいと思ってしまった私（父）です。
先週は他にも、近所の小学生との交流授業があったりしたようです。が、なんといっても笑ってしまったのは学年を超えた縦割り授業の遊びの時間です。その時間の中で、りょうまは４年生の男の子と追いかけっこをしたようです。こんな感じで・・・。
りょうま走る⇒４年生が後をつけてゆく⇒りょうま、追いかけられると思って、もっと逃げる⇒４年生置いて行かれない様に頑張ってついて行く⇒・・・・（この繰り返しです）
と、この繰り返しで２人ともケラケラ笑いながら追いかけっこ？をしていたとのこと。（本当にりょうまは追いかけられるのが好きな子です。でも楽しそう。。。）
施設”Ｔ”では、りょうまはFクン（Ｆくんはりょうまより兄さんです）と同室です。先日りょうまを送りに行った時に、Ｆくんがとても嬉しそうな顔をしているのを見て、こちらまで嬉しくなってしまいました。勝手な推測ですが、りょうまとＦくんの人間関係はうまくいってそうです。（兄弟のような気持ちなのかなぁ？）
また、りょうまは父と同年代の男性職員にかなり甘えていたとの情報あり。彼にとって、施設”Ｔ”はとても居心地の良い空間になっているような気がします。
ここ２ヶ月で行動面でも、大きく成長しているように感じます。父としては大変有り難く感謝の気持ちでいっぱいです。
ただ、最近はお風呂のお湯を飲んでしまうようで・・・（先ほどの元気日記８３号で気付いたけど、当時もやっていたんですね。。。）こらー！りょうま！いい加減にせえよ！
明日から暦も１２月。このところ、時間の流れの早さをまともに感じている、私（父）なのであります。
※皆さんの雨の日の過ごし方をもし宜しければ教えてください。メールをお待ちしてます！
次回は、１２/７（日）２３:００頃更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。
