元気日記（第１２９号：団らんのひと時） 　１２／２１（日）　２６：００更新

　♪あわてんぼ〜のぉ〜サンタクロ〜スぅ・・・・♪

　りょうまはこのごろ、この季節にぴったりマッチするこの歌を口ずさみます。学校の音楽の時間に歌っているのかな？

　でもこの曲の最後まで歌えません。。。ですのでいつも♪あわてんぼ〜のぉ〜サンタクロ〜スぅ・・・・♪の後はしばらく開いて、また♪あわてんぼ〜のぉ〜サンタクロ〜スぅ・・・・♪から始まるのです。

　私（父）は、このあとサンタクロースは一体どうなっちゃうのか？？りょうまの鼻歌を聴くたび、とても気になる今日この頃です。

　サンタクロースと言えば、学校のお楽しみ会でサンタクロースからプレゼントをもらう時間があり、周りの友だちがもらいに行くのを見て一人でサンタの方に歩いていったそうです。でも、人気者のサンタの周りには人がいっぱい。近くからそっと見ていましたが、先生から促されるともらいに行き、やっとクマのぬいぐるみをゲット。『きゃっ、きゃっ』と声を上げて喜び教室まで大事そうにクマをかかえていったそうな。（そんな一面もあったんだ！）

　しかし、寒くなってきましたねぇ〜。土曜には日本列島も各地で大雪が降りました。

　神奈川県北部地方は雪こそ降らなかったものの、土曜日はとても寒く、木枯らしが吹く早朝の公園を父子は散歩をしたのです。

　風が強く落ち葉が真横に飛んでゆく。何もそんな中、わざわざ散歩をすることは無いじゃない・・。確かにその通り。でも、これはこれで楽しい散歩なのです。

　横風が吹くたびに、りょうまの風除けになっていたせいか、父はどうやら風邪をひいてしまったみたいです。でもりょうまは、全く元気。それはそれで嬉しいことです。（そういえば２学期はあまり風邪をひかなかったよなあ。）

　火曜日には、１年数ヶ月ぶりの脳波をとる為、施設“Ｔ”の職員の方と一緒に都立病院へ。

　いつも麻酔がなかなか効かないりょうま。いつもは眠るまでに３時間くらいかかっています。そんな事からも長期戦を予想していたのですが、蓋を開けてみると意外や意外。１時間もしないうちに麻酔が効きコテンと寝てしまったのです。

　でも脳波の配線が一つ一つ頭につけられ眠っている姿は、毎回思うことですが、親としてはなんとなく何とも言えない気持ちになってしまいます。

　検査も終わり、麻酔がまだ抜けきらないりょうまと職員さんと３人で院内の食堂で昼食をとりました。やはり麻酔が抜けきれない状態のせいか、いつもの“Ｔ”や家での行儀の良い食べ方がなかなかできません。眠さと食べたさとが混同する状態の中、職員さんも父もりょうまの食事の介助で悪戦苦闘。いたるところに、ごはん粒を撒き散らしたような状態に・・・。かなり眠かったのでしょう。帰りの車の中でも熟睡するりょうまでありました。

　月例の父親懇談会が水曜日の夕方からありました。毎回思うのですが、とても参考になります。私（父）にとっては、先輩の父親の生の声を聞けることは何の教科書よりも勝ることであり、貴重な時間です。このような会が色々なところで広がれば良いのに・・・。そう思ってしまいます。

　施設“Ｔ”のりょうまの生活している棟にはクリスマスリースが入り口に飾ってあります。とてもかわいらしく、いい感じです。懇談会のあと、そのリースの横の扉を開いて、りょうまに会いました。皆が集まるスペースで、団らんのひと時を過ごす利用者たち。その中に楽しそうに過ごすりょうま。いつも、この光景を見るたび暖かい気持ちになり、“Ｔ”にお世話になり良かった！と思ってしまいます。りょうまの笑顔と落ち着きに、すっかりこの棟の一員になっている姿を見て、嬉しい気持ちでいっぱいになる父なのです。

　週末は久しぶりのサポートハウス”Ｗ”。電車に先生と乗ったとのこと。きっと目をきらきらさせていたことでしょう。

　一方、父はりょうまの件でいたるところを動きまわり詰めの週末となりました。

　シンシンと足元から冷えるこの季節は、睡魔との闘いでなかなか日記を書く思考能力の持続が難しいです。そんな訳で更新が遅くなり申し訳ございません。

　１２／２３（祝）には、父のひとりごと、〜便りは風に乗って〜、リンクを更新する予定です。

　先ほど“Ｔ”に送る途中、後ろの座席で眠ってしまったりょうま。その寝顔はまさに天使。今頃夢の中でしょう。父も夢の中へ追っかけます。

　おやすみ、りょうま。

    次回は、１２/２８（日）２３:００頃更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。