元気日記(第14号:thank you)  10/8(月) 25:30更新

 

 すっかり涼しくなりましたねぇ。季節はすっかり秋一色という感じです。半そでのシャツでは『チキン肌状態』となり、寒いくらいです。父は”もう風邪を引かないぞ!”という気構えで、先日までの薄着状態とは打って変わり、完全防備でパソコンの前に座っております。りょうま親子は現在父方の実家にお世話になっておりますが、HP更新用のパソコンの置き場は、1階の一番端のばあのミシンの部屋の隅においてあります。板張りのこの部屋は足元からシンシンと寒さが伝わってきます。夏はひんやりして、とても快適であったのですが、この時期から寒いという事は・・・・・冬が思いやられます。と同時に、ある事が思い出されます。それは、ばあの脚の件です。今この部屋にはミシン(工業用の大きなもの)が置いてありますが、ばあは現在脚が悪く、ほとんどこれを使っておりません。父の記憶の中では、ばあは父が小学生の頃からミシンの仕事を始め、5年ほど前まで20年近く続けてきました。じいは現役の頃、仕事の関係で海外出張が多く、ほとんど家にいた記憶がありません。そんな中、ばあは朝から晩までミシンを踏みつづけていたような気がします。父の耳には今でもミシンのモーターの音が懐かしい記憶として残っております。今ここにいると、冬の寒い時期でもここでミシンを踏むばあの記憶が甦ります。仕事を止める後半は、足にサポータを巻いてモーターの風から保護していました。今では、階段も手をつきながら1歩づつしか歩けない、ばあ。情けない話ですが、この歳になりやっと親の有難味を感じております。そんな状態のばあ、そしてすっかり歳をとったじい。そこに突如現れた、怪獣親子。本当に心から感謝しております、じい・ばあ。

 HP更新時間中、りょうまは2階の畳部屋でイビキをかいて?寝ております。時々、父は心配になり、その部屋を覗きに行きますが、寝相のとても良い大の字小僧が、布団からはみ出している事がよくあります。体重がすっかり重くなった彼を抱きかかえ、定位置に戻し、またパソコンの前に戻るという状態です。この更新が終わると、きっと一緒にイビキの合唱をする事でしょう。寝相も親子でそっくりの様で、朝には大の字2人で、”炎”の字を作ってなければよいのですが・・・・・・(--;)。

 りょうまは、最近”大きくなったね〜”とよく言われます。普段一緒にいる我々にはわかりませんが、たまに会う人にはその成長ぶりは顕著なようです。確かに、力の強さや、逃げ足の速さは、父でもたまに驚く事があります。でも、行動は???どうなのかなぁ???父としては、最低限社会に適応できる様になってもらいたいと願っております。そのため、養護学校の先生にも協力して頂き、日々がんばっている次第です。課題は山ほどありますが、1歩1歩着実に身につけて行ってもらいたいと思っています。しかし、彼は自閉症児。3歩進んで2歩下がるでなく、3歩進んで4歩下がる事もよく有ります。それでも、地道に突き進んでいれば、必ず1歩進んでくれると信じています。りょうまの笑顔を見るたび、楽天家の父はそう思わずにはいられないのです。

 りょうまの通う養護学校の側には、大きな川があります。りょうまは、父とのドライブで、この橋を渡るたびに、顔をガラスにつけ、じっと川を眺めます。彼にとって、この川は何か特別な様です。今週から、”土手を歩こう”という授業が始まる様で、りょうまにとっても、とても楽しい授業になることでしょう。授業の件もあり、週末3連休は、土手の散歩を何度もしました。ニコニコしながら歩き、時に土手の下におりようとしたり、走ったり、枯草をつかみ風に乗せて飛ばしたり、父は追いつくのに一苦労。本当に”土手を歩こう”なる授業をできるのか?”土手を走ろう”にならなければ良いのですが・・・。もう1つ、父にとっては気がかりがあるのです。りょうまは今、何でも拾う癖があります。小枝や石ころ、砂や枯れ草、時として”犬のフン”もです。土手を歩いて気付いたのですがこの”犬のフン”が至る所にあるのです。普段父は、彼との散歩では彼の3歩先を常に監視し、それがあると彼の進路を修正しております。ところが土手は無法地帯。ついに、一瞬の隙をつき冷や汗、恐怖の一時が・・・・・。犬の飼い主さん、頼みまっせ、ホンマに〜!!(--メ)

 土曜日はいつもの様に、サポートの学生さんが来てくれました。今回は父がいた為、次回は2人で行ってもらえる様に、とにかく遊ぶ場所を案内する事をメインとしました。場所は、家の側の夢見ヶ崎動物公園。りょうまは、この公園に行きすぎて、家からはその方向に歩こうとしません。この為、いつもとは逆コースで進みました。ある程度公園の中を歩き、地形的なのもを分かってもらって上で、父はりょうまを学生さんに任せ自宅に戻りました。そして30分後、玄関の外で何やら聞き慣れた泣き声がします。慌てて飛び出ると、そこには上半身裸になり、泣き喚き、学生さんにダッコされた”裸パニック”りょうまが。家に入り、何とか落ちつかせた後、原因を聞いてみると、飲み物をシャツにこぼしてからパニックになったとのこと。それから、りょうまはシャツを脱ぎ捨てパニック走り。学生さんにとってはかなりショックだった様子。でも、パニックが終わるとまたニコニコ。りょうまは、お兄さんの手を引っ張りどこかへ連れて行こうとします。学生さん、こんなりょうまですが、これからもめげずにお願いしますね!(^O^)/~~~

 HP訪問者がのべ1000人を突破しました。本当に皆さんありがとう。これからも、明るくマイペースでがんばります。りょうまの父

 

 次回は、10/14(日)23:00頃更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。