元気日記(第30号:一瞬の晴れ間に)  1/27(日) 24:00更新

 

 風邪が流行っていますね。りょうまも父もここ1週間咳がひどい状態でした。特にりょうまの咳はひどく、夜中に可哀想なくらい苦しそうな咳をします。日中も時々苦しそうに咳をし、同時にもどしてしまう事も度々あったとの事。この一週間、りょうまの健康状態はあまり思わしくありませんでした。こんな時に限って父も仕事で帰宅が遅く、ほとんどりょうまの寝顔しか見られない1週間となってしまいました。その為かどうか、朝方5時頃から(遊んでもらおうとでも思ったのか?)急に起きたりする日もあり、ケラケラ状態で何度も寝ている父を引っ張り起こそうとします。結局そのまま朝まで起きっぱなしでした。そんなこんなで、少々寝不足気味の一週間。父もしっかりとりょうまに風邪をうつされたのであります。

 さて、そうは言っても、もともと元気なりょうまは、そんな風邪で静かになる”タマ”ではなく、月曜日からいつもの様に大好きな学校へ行きました。

 月・火曜と学校では、多少(体調のせいか)機嫌の悪くなる時もあったようですが、それを除けば終始リラックスの状態であった様です。ところが、水曜日にはついに学校で熱を出してしまいました。その為、翌日の木曜日には、朝方には平熱だったのですが、学校は休ませるつもりでした。しかし、昨年もあった様に、じい・ばあを玄関に引っ張り”学校に行きたいョ〜!”のサインを出し、根負けし、連れて行った様です。金曜は再び朝から熱ある為、休む事になってしまいました。

 火曜日の夕方、あまり咳がひどいので、じい・ばあは2人でりょうまを医者に連れて行ってくれました。その時、りょうまの多動とイタズラがひどく、混み合った待合室で、いつもの様に逃げ回ったりして、手を焼いていたようです。そのうち、待合室にいたおじさんの読んでいた雑誌を取ろうとして、おじさんに手を叩かれたそうです。じいは謝ったそうですが不快そうな顔をしていたとの事。きっと、りょうまを”しつけの悪い子”と思ったのでしょう。それを聞き、じい・ばあに申し訳無く、嫌な思いをさせてしまった自分の無力さに少々情けなくなりました。じい・ばあは、逆に”叩いてくれて良かったよ”と私に話してくれましたが・・・・。本当にゴメンm(_ _)m

 また、木曜には感動する出来事がありました。木曜日は学校で作品展があり、じい・ばあは見にいったようです。作品はもちろん感動したそうなのですが、それを見た帰り、りょうまがいるかな?と思って廊下を歩いていると、向うから先生と一緒にりょうまが歩いてきたそうです。いつもであれば、りょうまは知らん顔でそのまま行ってしまうのですが、今回は遠くからじい・ばあを見つけ走り寄り、ばあの手を引っ張ったそうです。ばあはその時、”思いきり抱きしめてあげたかった。あまりの感動でそれすらもできなかった。”との事。この話に、りょうまの成長が凝縮されている様で、父も胸が熱くなりました。確かに、以前は自分が行ってもいつも知らん顔のりょうま。知らない間に成長してるんだなぁ。感動(i_i) 

 土曜・日曜とりょうまも父も体調が悪く、また天気もいまいちという事で、家で遊びました。日曜の午後、急に天気が回復。陽射しが心地良く部屋に注ぎ込まれ始めると、風の子りょうまも黙ってはいません!父を引っ張り、ジーンズと上着を持ってきて着るようにせがみます。根負けした父は、一瞬の晴れ間に外で遊ぼうと急いで着替え、りょうまと東高根森林公園へ。りょうまも父も咳をしながらも、階段のぼりや坂くだり、広場で濡れた葉っぱを拾ったり、水たまりで遊んだり遊んでいました。しばらくするとりょうまが雨で濡れた葉っぱの上に大の字で寝転んでしまいました。一瞬、”おいおい”と思ったのですが、りょうまはじっと空を見上げているのです。父も寝転ばないまでも、りょうまの視線の先の空を見上げていました。そこには、とても青く、透き通った空がありました。時が止まってしまったような錯覚に、子供の持つ”宝物”を一緒に見せてもらった様で、驚いてしまったのです。それは一瞬の出来事でした。しばらくすると雨は再び降りだし家路についたのであります。

 風の子りょうま、今週は元気小僧復活だ!

 

 次回は、2/3(日)23:00頃更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。