元気日記(第35号:夢の中のちらし寿司)  3/3(日) 25:30更新

 

 いよいよ3月。まだまだ寒い日もありますが、3月というだけで気持ち的には寒い冬から開放される様な気がいたします。今日は3月3日で雛祭り。と言っても、りょうまは男の子なので、家の中には雛人形など無く過ごしております。でも、あったらイタズラ小僧は何をやらかすことか…。(--;)

 そんなことで、雛祭りだからどうすると言う事もなく、いつもの様に公園散歩に出かける週末でした。

 土曜日は午前中、学校がありました。りょうまは、朝父が普段着でいる日は『パパはお休みの日だ!』と認識しているらしく、朝からウキウキしている様子です。その為かどうか、朝からハイテンションであり、父に『遊ぼうよ〜』と言わんばかりに甘えて背中に抱きついてきたり、家中を引張りまわしたりしておりました。そんな事をしているうちに登校の時間となり、りょうまを着替えさせて玄関に行き靴を履かせました。いつもばあがお見送りしている様に、今日は父がお見送りです。外に出てじいのトッポに乗せると、急に怒り出してしまい、トッポの後部座席で暴れた状態で出発。その姿に不安でありましたが、学校までの約10分の道のりをじいにお任せしたのです。

 しばらくすると、じいが学校から帰ってきました。りょうまの様子を聞くと、車の中ではかなり機嫌が悪く、学校に着いてからも先生がお出迎えにきてもなかなか車から降りなかった様です。理由は”パパがいるのに、なんで学校に来たんだよ〜”といったところでしょうか?(というか、これです。) お迎えに来た先生も、すぐに『今日はお父さんがいる日だからかな?』とりょうまに話しかけており、理由を完全に見破られていたみたいです。

 自閉症の特徴として、いつも行なう決まりごとに対し、違うことをすると不安になってしまうというものがあります。今回の出来事はまさにこれで、いつも平日ばあに見送られ、じいの運転するトッポに乗り学校に向かうというパターンが、父に変わったことによって不安になってしまったのでしょう。以前、土曜日に父が運転をし、学校に送迎したことがあります。この時も、同じくパニックを起こしてしまいました。その為、土曜日の登校もいつもと同じく、じいに運転してもらっておりますが、見送りも変化が駄目だとは…。分かっていながら不覚でした。彼にとって父は”遊んでくれる人”なのかもしれません。学校から帰ると、いつものニコニコりょうまに変身しておりました。(--;)

 その日の午後は最近お気に入りの場所、高根森林公園へ。りょうまはここのアップダウンの地形が好きです。そして、土や葉っぱをいじることが大好き。散歩コースになっている小道でしゃがみこみ、土いじりや穴掘り(シャベルは自分の手です)を始めます。時々散歩で通りかかる人達に、『何してるの?』っと聞かれても知らんぷリ。何も返事をしないりょうまを不思議がって行ってしまいます。この日は何回も聞かれたので、父が”土いじりですョ”と答えると、その人は怪訝そうな表情で行ってしまいました。少し離れたところで一緒に歩いていた人にボソッと”親が答えるんじゃしょうがねえな”と言う声が聞こえてしまいました。確かに7歳のりょうまを見て、受け答えくらいできるはず思ったのでしょう。父としても”この子は障害があるもんで”とは言う必要もないと思っております。障害があろうと堂々と生きて欲しいからです。そして自分自身もそうありたいと思うからであります。りょうまの熱心に穴を掘る姿を見て、そう思わずにはいられないのです。

 学校では毎日よく遊んでいる様で、夜に父と風呂にはいると、すぐに寝てしまいます。ただ、先日ふと夜中に目を覚ますと、耳をふさぎ寝ているりょうまが・・・・・。もしかして父のイビキがうるさかったの?それは今でも謎である!!(--;)

 学校ではM先生が怪我の為、新任の先生が来たようです。連絡帳によれば、りょうまはすぐに慣れ、先生に早くも甘えていたとの事。恐るべし、人見知りしないりょうま小僧。

 雛祭りはりょうまには関係ありませんが、ちらし寿司は大変関係ある様で、何度もおかわりし、満足顔です。今も、夢の中で食べていたりするかもね。(-.-)Zzz

 

 次回は、3/10(日)23:00頃更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。