元気日記(第50号:父の想い)  6/16(日) 24:20更新

 

 ウオオオオオオ〜、すっ、すごい!!!!

 日本、H組1位予選突破おめでとう!!!!

 本当に涙が出るよ。。。感動。。。。

 皆さん、これってすごい事なんですよ。私が高校時代サッカーをやっていた頃、日本のサッカーがワールドカップ出場など夢のまた夢。それが今ではベスト16。たとえトルコに負けたとしても(当然勝ってほしいけど)選手達を称えてあげなければ、と思います。マスコミ、ちょっと煽りすぎだゾ!!近々この件に関しては”ひとりごと”でお話し致します。

 さて、興奮覚め止まぬ1週間。そんな事とはうらはらに我が家では様々な変化が起こっております。

 季節の変わり目だからでしょうか?りょうまはこのところ、とても精神的に安定せずパニックになる回数も増えております。特に最近は自傷(顔叩き・つねり)もひどく、1度パニックになると、なかなか時間をかけないと立ち直らない日が続いております。この負担は特に、じい・ばあに直接かかり、父としてはこの苦境をどう乗りきれば良いのか、日々、暗中模索の状態です。高齢のじい・ばあの精神的負担は思った以上に大きく、現在は強風の中を綱渡りしている(いつ落ちるかわからない)状態です。こんな時いつも”自分が母親になれればなぁ”なんて思ってしまいます。でも、それは不可能な話。家計を支えて行かねばならない現実、父子家庭の現実、これから起りうる将来への現実。これらは確実に現実なのです。

 でも、楽天家の父としては、ものごとをプラスに考えたい。何かできないか考えたい。そんな風に思うのです。

 金曜日には授業参観があり、父は有給休暇を取り観に行きました。1年前音楽の授業に感動した父。今回も子供たちや先生方の姿に心に響くものがありました。授業の内容は違いますが、順番を待ったり、子供たち同士のふれあいがあったり、何よりも先生方が汗をかきながら熱心に授業する姿には頭が下がりました。その後懇談会があり(父親は私だけでした)、先生より授業に対する不満・要望を求められましたが、何も言うことがありませんでした。むしろ、このような環境でりょうまが日々過ごしていると思うと、先生方には感謝の気持ちでいっぱいになります。私はあまり人に対し”尊敬”することは少ないのですが、養護学校の先生方の姿は本当に尊敬しているのです。

 学校では、そろそろプールが始まります。しかし、今回りょうまは健康診断で副鼻腔炎の疑いがあるという事で、プールに入って良いかを医者で診断して欲しいとの通知が来ました。金曜日に学校から帰ったりょうまを耳鼻科へ連れて行きました。はじめての耳鼻科に、”どこに来たのだろう?”と不思議そうに目をパチクリするりょうま。呼ばれて椅子に座り、鼻の中をみようと先生が鼻に器具を入れた瞬間、暴れだすりょうま。ついには助手も含め4人がかりで押さえて何とか診る事ができ一安心・・・・と思いきや、今度はレントゲンだと???当然レントゲンなんてできるはずが無い。抑えつける父の顔面めがけて頭突きが炸裂。口の中を切る父。先生から大丈夫か?と聴かれたが、”いつもの事です”と言うのが精一杯の回答だった。先生から何とか”プールは入って結構です”という言葉を頂き、泣き叫びパニック状態のりょうまを待合室の視線を一斉に受けながら帰ったのであります。りょうまにとっては何だか分からない環境だったのだと思う。父としては反省材料の多い出来事でした。

 さて冒頭にもありましたが、じい・ばあの負担を少なくする為、様々な動きをした結果、りょうまは学童ホールに来週月曜日から通う事が可能となる通知が来ました。その為、金曜日授業参観から帰った脚で学童ホールの館長と担当の先生に面談に。何しろ、絶対に無理と思われた事が現実に可能となりました。しかし、父としては他の健常児や先生方に多大なる迷惑がかかることは見えており、果たしていつまでりょうまがOKでいられるかヒヤヒヤしているのも実際のところです。でもそうなったらそうなったで、しょうがない事。その時は、また次を考えれば、と思っております。

 土曜日夕方、じいの関連で不幸があり、急遽じいは新潟へ。環境の変化に敏感なりょうまは、その夜なかなか寝つかず父の側を離れようとしません。父が端に行くと端に。真ん中に行くと真ん中に。と言うように夜中じゅう父に寝ながらくっついてきます。結局朝起きると横にピタッとくっついて寝ていました。(しょうがねーなぁ)

 前後しますが、土曜日の午前中横浜にて自閉症セミナーに参加してきました。佐々木正美先生という自閉症に関してかなり名の知れた方のセミナーでした。その中であった事を1つだけ紹介させて頂きます。

(自閉症の世界を考える)Patricia Howllinの言葉:自分の周囲の世界で起きている事の意味が理解できず、自分の意思や要求の伝え方もわからず、時々刻々起こる環境の変化への見通しもたてることができず、その上、苦悩や問題を解決するための想像力も働かなかったとしたら、あなたはいったいどのような反応/行動を示す事になると思うか。

 まさに、上記は自閉症の状態をあらわす内容だと思います。おわかり頂けますか?

 明日からりょうまは、学校の後に学童ホールへ。果たしてどうなることやら・・・・・。仕事がきっと手につかないよ。。。がんばれ、りょうま!

  

 次回は、6/23(日)23:00頃更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。