元気日記(第55号:トイレにレインコートで)  7/21(日) 23:30更新

 

 ジー、ジージージー♪

 今年初めて聞くセミの声です。関東で梅雨明けになった7/19の翌朝、”待ってました!”とばかりに鳴き始めたセミたち。そして、草木や陽射しもすっかり夏色に変身。本当に自然界は季節を忘れずに、ちゃんと動いているんだと感心させられてしまいます。

 そんな梅雨明け空とは打って変わって、火曜日は台風7号の影響で学校も学童もお休み。そんな時は、じい・ばあへの負担はいつもの何倍にもなってしまいます。案の定、外にも出られず、学校に行けない理由も解からないりょうまは、いつもに増すパワーで大暴れ。機嫌も悪く、かなり梃子摺った様で、会社から帰宅すると疲れきった表情のじい・ばあが・・・。外で台風7号通過中に、家の中では小型だが勢力の強いの”りょうま台風”が吹き荒れていたとは・・・・本当にすまない、じい・ばあ。

 台風翌日、鬱憤を晴らすかのように、学校では朝から汗をかきながら走りまわっていた様です。(やっぱり学校が好きなんですネ〜)

 この元気日記で、今まで1度も書いた事がなかったのですが、実はりょうまは現在トイレ訓練中なのです。つまり、オムツがまだ完全に取れていません。毎年、夏に向かうこの時期チャレンジしておりますが、いずれも失敗。気長に考えようと、今年もまた春先から、このチャレンジの真っ只中です。しかし、今年は変化が見えつつあります。養護学校の先生の地道な御努力により、1学期の後半にはパンツで過ごせる日も多くなり、7月に入ってからは父が休みの日に丸一日大成功したのであります。それでもまだまだ、完全ではなく、現在も奮闘中です。

 台風の翌日、帰りのバスにはI先生が一緒に乗ってくださったそうです。それもなんと、パンツにて乗車です。学校から、じいの迎えに行く停留所までは、通常約42分。しかし、その日に限って渋滞が多く遅れたそうです。I先生は、りょうまの表情を見ながら”頑張ろうね!”と何度も励ましバス停に到着。帰り際には雨が降り出した様で、レインコートを着たりょうまは、先生と別れじいの車に・・・・。そうとは知らず、じいは自宅へ。そして自宅に着き、玄関に入るなりレインコート姿の小僧は、そのままの姿でトイレに向かってダッシュ。トイレ前でパンツを脱ぎ捨て、トイレで“ジョ〜”。パンツも濡れておらず大成功だった様です。家でのダッシュ劇を目の前で見たばあは、笑いが止まらなかった様であります。

 りょうまがトイレにレインコートで駆け込んだ翌日、父は夏休みを取り、養護学校の期末懇談会に行って来ました。担任のY先生とI先生と初めてじっくりお話ができました。先生方の熱心さに感動してしまったのであります。前日のダッシュ劇に至るまでの、日々の訓練など本当にありがたい話でいっぱいでした。その間、同じ教室にりょうまもいたのですが、Y先生やI先生に父に甘えるのと同じ様に甘えるのには参りました。(\(`o'") こら-っ、いい加減にせえよ、りょうま!)

 週末からりょうまは夏休みがスタートです。この土日も逗子海岸へ行って来ました。さすがに夏休み。9時着にもかかわらず、既に満車。20分ほど待ち、ようやく入れました。(う〜ん、来週からは早起きだ!りょうま。)海でのはしゃぎっぷりを見ますと、やっぱりりょうまは(父親似で?)海好きであることを確信しました。2日間は午前中丸々、海で遊ぶ事ができました。最高です。

 日曜日は、午後社会見学も兼ねて、バス・電車に乗りました。まず自宅からバス停に手をつなぎ歩きました。何と素直に、砂いじりすることも無くバス停まで到着。今度はバスに乗り川崎駅まで。“次は〜・・・”の車内アナウンスに両手で耳をふさぐりょうま。(嫌なのかなぁ?)そんなこんなで、川崎駅に到着。川崎駅は人・人・人。そんな中でもパニックを起こさず切符を買い、ホームへ。今度は京浜東北線で横浜へ。駅に電車が到着すると、ちょっと怖かったのか?父の腰に手を回し後ずさり。電車の中では立ったまま、外の景色や車内をキョロキョロ。横浜駅に着くと、今度は横須賀線ののホームへ移動。ここでジュースを買いベンチも空いてないので立ったままブレイクタイム。電車に乗りこみ、新川崎駅にて下車。タクシーで自宅へ。と、こんな感じです。とても良い子で、パパにしがみ付きながら、社会見学は終了したのです。

 冒頭のセミの声が聞こえ始めた7/20から、同時にりょうまも夏休みに突入しました。今年も長〜い夏休み43日間がスタートです。今年はサポートハウス、学童ホールを中心に、じい・ばあに最小限の力を借り何とか乗りきりたいと思い、いつに無く”夏休み計画表”を作成した父なのであります。

 

 次回は、7/28(日)23:00頃更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。