元気日記(第62号:見えない明日)  9/8(日) 23:00更新

 

 【2001.9.11  NY・・・】

 そう、約1年前、あの忌まわしい事件が起きました。

 TVからリアルタイムで流れてくる映像。それは、あまりにも現実離れをした、信じ難い光景でした。今でも、信じたくない気持ちがどこかにあります。

 元気日記11号”PEACE”でその時の気持ちを綴らせて頂きましたが、その日記の最後に書いた、「りょうまとの人生、自分の人生を精一杯生き、いつ死んでも悔いの無い生き方をしたい。」という言葉。その気持ちは、今でも全く変わっていません。そしてこの1年間常にそれを続けてきた自分がいます。見えない明日を悩み苦しんで生きるより、日々、自分の中でできる事を精一杯やりたい。それが、今の楽天家の父の原動力となっているような気がします。

 この件に関しては、日記からかけ離れそうなので、後ほど『父のひとりごと』でUPしようと思います。

 

 さて、今週から学校が始まりました。いよいよ、りょうまも家族も待ちに待った2学期です。

 その2学期スタートの初日、興奮したのか?(そんな訳、無いよな。)何なのか?薄暗い午前4時から早起きしたりょうまクン。ケラケラ笑い、父に顔をくっつけたり、オモチャで遊び始めたりと早朝にパッチリと目を覚ましてくれました。さすがの父も眠たく、コクリ、コクリしながら、彼にトイレでオシッコをさせたり、飲み物を飲ませたりしたのであります。ですので、朝7時ごろにはすっかり彼は元気印。逆に、じい・ばあ・父は寝不足状態でありました。

 学校では、初日の始業式でしっかりとイスに座り参加でき、帰りは友達のイスを教室まで運んであげたとのこと。では、自分のイスは??なんと、校長先生が運んでくれたそうです。(;^_^A アセアセ・・・スミマセン校長

 早起きのせいか、その夜は布団に入ると30秒で眠りに・・・。(明日は起きないでくれよ!)

 木曜日からは、給食も始まり、パクパクとよく食べる様です。そう言えば彼は夏休み中、とても食欲旺盛で、”夏バテ”を多分知りません。とにかく元気だけが取柄(スマン、父も同じ様なものだ)で、一度も発熱無く過ごしたのです。よく寝て、よく食べて、よく遊び、よくイタズラをする。まるで絵に書いた様な健康的な生活を送ってきたのです。(イタズラだけ余計ですけど・・・・)。

 夏休み後退してしまったトイレトレーニングも、I先生の御指導により再開。本当に有り難いことです。I先生ありがとうございますm(_ _)m

 学童ホールも通常通り再開。こちらは、まだ慣れない様で、徐々に慣れることでしょう。

 土曜日はファミリーサポートへ。『心の中に手』と、りょうまが言ったようです。先生は、”りょうまクンは詩人だなあ、とてもステキな言葉だ。”と、驚いていました。父も偶然出た言葉だと思いますが、良い言葉だと思います。

 日曜日、朝のうち雨が降っていました。午後には雨がやみ、日が差し始めています。家の中で欲求不満状態のりょうまに、父は『よし、これから海に行こう!』と決断の言葉。イチかバチかの勝負にでたのです。【海に行って、寒かったら入れない=りょうまのパニック】それも充分に考えられましたが、逆にかけたのです。

 黒のファンカーゴに乗り、海に着く頃には、陽射しも強く、風邪も弱い。海が開けると、ウィンドサーフィンが多く見え、少ないながらも海の中に入っている人がいる!バックミラーに映るりょうまの笑顔。その瞬間、『よかった〜♪』と思う父でありました。

 数時間海に入り『そろそろ帰ろうか?』と言うと、りょうまは先週同様”タコタコ星人”に変身。その軟体動物ぶりは、先週の比ではなく、30分間の格闘の末ようやく納得。今度こそ”最後の海”と思ったかどうか?去り行く夏の海を彼なりに思いきり満喫したと思います。言葉で表現できないりょうま。きっとそうだよな。

 りょうまの『心の中に手』を入れてみたい。父なのであります。

 

  次回は、9/16(祝)23:00頃更新の予定です。(月曜ですよ!)宜しければまたお会いしましょう。