元気日記(第63号:初めてのショートステイ)  9/16(祝) 25:50更新

 

 すっかり、秋になってしまいましたね。こちら横浜川崎地区は週中から急に秋めいた気候になりました。何かつい先週まで海に入っていたのが嘘の様で、服装も半袖ではちょっと肌寒いです。夏から秋に変わるこの季節は海好きの親子にとってはちょっと寂しい気もしますが、秋は秋でまた冒険が始まる楽しい季節。新たな場所で遊ぶ事を楽しみにしているアウトドア派の親子なのです。

 そんな中、日曜日・月曜日と久しぶりの公園へ行って来ました。日曜日が東高根森林公園、月曜日が三ッ池公園です。

 父もりょうまもこの夏は海三昧で、公園には2ヶ月近く行ってません。そんな久しぶりに出かけた”いつもの公園”はとても新鮮に感じました。土の匂いや、木々のざわめき。とても落ちついた気分になるから不思議です。りょうまも久しぶりの公園を、彼なりに楽しんでいる様です。ニコニコしながら時に立ち止まって土いじり、そしてダッシュ(私に“追いつけるもんなら追いついてみろ”とでも言うように)で逃げ回ります。私(父)は木々を見上げたり、りょうまの姿を見たりと、この秋の自然を知らず知らずのうちに満喫しています。そして、(秋もなかなか良いじゃない?)などと思うのです。

 さて、タイトルにもありますように、りょうまは金曜日〜土曜日の1泊2日で障害児施設の短期入所(ショートステイ)をしてきました。もちろんたった一人で、全く知らない人々の中で初めての宿泊です。

 何でこのような体験をさせたのか?可哀想じゃないか?祖父母からはそんな意見も出ました。

 しかし、それは彼自身の為。親としては心を鬼にして決めたのです。今、我が家は誰か一人でも何かあれば、今の生活環境が変わってしまいます。その、いつか残念ながら必ず来る現実に対応できるよう、彼に今のうちに1人での宿泊に慣れておいてもらいたい、そして、受け入れる側にもりょうまという子を知ってもらいたいという理由からです。

 金曜の夕方、じいがりょうまを連れてその施設に行きました。施設に着き、あまり人見知りをしないりょうまはすぐに慣れ、先生の手を引っ張り中へ入って行ったとのこと。その、あまりにもすんなり慣れてしまった光景を見て、じいも少々拍子抜けしたそうな(もう少し泣いたり、行きたがらない素振りを見せたりすると思っていた)。ただ、そうは言っても夜になれば“りょうまは今ごろ寝たかなあ”、朝になれば“りょうまは今ごろ起きたかなあ”と、じい・ばあは孫の初めての一人の体験が心配でしょうがない様子。一方父は、”彼なら必ずやれる”とあえて『心配』の2文字を心の奥にしまいこみました。

 翌日土曜日、夕方父はりょうまを迎えに行きました。初めて入る施設。りょうまは布団にくるまり遊んでいました。先生に“りょうまくん!パパがお迎えに来たよ。”と言われて、初めて父の方を見てニッコリしたりょうま。その瞬間、私(父)は彼を『良く頑張った!エライぞ!』と言い、ぎゅっと抱きしめてあげたのです。感動で、感激でいっぱいでした。その、まだ小さく精神的には赤ちゃん同様の彼が、全く初めての地で一人で泊ったことに、父は彼の成長を感じたのです。それはとても感動の出来事でした。

 

 最近、気候のせいかとても早起きなりょうま。時に朝4時台に起きてくれることがあります。(頼むぜ〜、もう少し寝ていてくれ!)そのせいもあり、父は少々寝不足なのです。

 一方、学校や学童ホールではりょうまの心も安定しはじめ、いつもの生活を取り戻しつつあります。

 今週も、いい一週間になると良いね、りょうま。でも、今週は早起きしなくていいからね。・・・・・・・そう思う父なのであります。

 

  次回は、9/23(祝)23:00頃更新の予定です。(月曜ですよ!)宜しければまたお会いしましょう。