元気日記(第67号:分速5mの男)  10/14(月) 23:30更新

 

 ポカポカした陽気の週末。体育の日が月曜日でとても良い秋晴れの中の連休となりました。まるで、春ではないか?と思ってしまうような、半袖でも汗をかいてしまいそうな陽気でした。りょうまと散歩をしていると、モンシロチョウがひらひらと飛んでいたり、スズメバチや赤とんぼも見ることができました。さすがにセミの鳴き声は聞けませんでしたが、そんな勢いです。近所の動物公園では、ペンギンが暑いせいか泳ぎまくっておりました。このところあまり動物に興味を示さないりょうまですが、ペンギンの泳ぐ姿は少々気になったのか、じぃ〜っとその姿を目で追い楽しんでおりました。(自分も泳ぎたいなんて思ってたのかもね?)

 このところ、りょうまの遊びのトレンドが変わりつつあります。以前は公園へ行くと、水たまり遊びや、小枝折り、だーっと逃げてしまったりと、いうような遊び?でしたが、最近は砂・土・砂利に興味ありといったところでしょうか?公園では砂や土を手のひらにとって、耳のうしろ辺りにサラサラサラ〜っと落とします。そのせいで、彼の後頭部には砂や土や枯葉が乗っかっている事があります。それを見付ける度に、払ってあげるのですが、また繰り返しのイタチゴッコです。砂利はさらに大好き。シャラシャラ〜っと落ちるのがお気に入りの様で、首筋はアフリカの○○族ならぬ、白首のりょうま族のでき上がりぃ。もちろんシャツと背中の間には様々な石ころが出てきてじい・ばあからは何して遊んできたんだ??と思われるくらいおみやげを持ち帰る彼なのです。

 そんな訳で、最近の散歩は、分速5mくらいの超スローペース。月曜には三ッ池公園に行きましたが、おかげで3時間たっても全然進まず、辺りは真っ暗。しかし暗くなった事に気付いた彼のペースが急に早くなり10倍くらいのスピードアップ!(おなかが空いていたから急いだのかな?)

 家の中でのイタズラは、以前ら書かせてもらっておりますが、それはもう大変です。実際に3秒と目を離せないのは本当です。何しろ家の中ではとても多動の彼。チョット目を離すとイタズラをしている状態です。ですので、なべに火をかけたままでその場から離れる事や自分で外へ出られるような環境にしておくことはとても危険なのです。掃除した所から汚して行くし、冷蔵庫は開けてしまい好きなものがあればそれをもって走り回るし、その他言えばきりがありません。以前TVのニュースで日光のサルのワルサを見ましたが、とても似ています。困ったものです。根気強く躾ていますが、なかなかこちらの言いたい事が伝わらずコミュニケーションを取る事が困難なのが、”自閉症”なのです。日中家にいる高齢のじい・ばあにとっては、より切実な問題であることは父の私は分かり過ぎるくらい分かっているのです。父の頭の中は、このところ、このことでいっぱいです。現在は児童相談所や療育センターにも相談しながら解決策を模索しているところです。

 金曜日に父の帰りが遅くなったりました。りょうまはじい・ばあの手を引っ張り”眠いよぅ”とでも言いたそうな素振りを見せた様です。そのため、じい・ばあの間で川の字になって寝かせようとしたのですが、あまりに寝ないので2人とも寝るまねをしたそうです。するとりょうまは、じいの顔をじぃ〜っと見て、しばらくするとじいのほっぺたに自分のほっぺたをくっつけたとの事。2人は笑いをこらえるのに大変だったみたいです。

 

 それでも、りょうまの寝顔を見てしまうと昼間の小悪魔状態の彼が、まるで天使のように見えてしまう。。父はそう思うのです。じい・ばあもきっと同じでしょう。

 オヤスミ、りょうま。(@ ̄ρ ̄@)zzzz

 

次回は、10/20(日)23:00頃更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。

 

【お知らせ】

このところ、メール機能が調子悪く、もしかすると最近頂いたメールが読まずして消去された可能性があります。頂いた方々、ごめんなさい。(りょうまの父)