元気日記(第86号:夢見る少年)  2/23(日) 26:00更新

 

 2月は、ばあとじいの誕生月です。ばあは71歳、じいは74歳になりました。

 世間で言えば、まさに高齢者。若い時代に苦労を重ね、余生を楽しむ時期なのに、数年前にりょうま親子が転がり込んでから、全てが払拭されてしまいました。本当に心から2人には感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいです。日に日に老いてゆく2人とは対称的に、日に日に大きくなり力も強くなるりょうま。現実を見つめるたびに、決して永遠ではない現在を感じてしまいます。

 とは言っても、悩もうが何をしようが現実に明日はやってきます。そう考えると、私(父)はいつものように、楽天家(一部では”のんき”とも言いますが)ぶりを発揮してしまうのです。そうです。明日は明日の風が吹くのです。「未来を悲観し悩み続けるより、風に身を任せ進行方向の中で一番良い場所にセーリングをして行きたい」常にそう思うのです。

 

 さて、最近一段と力の強くなったりょうま。この力は、ハンパではありません。毎日繰り広げられる、パパゴンVSりょうま怪獣、じい+ばあVSりょうま怪獣は、このところりょうま怪獣が優位に立っております。ときに、学校でも、サポートハウスでも、学童ホールでも、このバトルは日常茶飯事に行われている模様です。

 りょうま怪獣は時に、重力を自由自在に操り、決して持ち上げることができない”イワイワ星人”に変身します。こうなると、地面に根っこが生えたように、ほとんどの人がお手上げ状態になります。これに対抗できるのは、パパゴンか養護学校の先生くらいでしょうか?かなり手ごわいです。

 また、誰にも捕まえることのできない、くねくねすりぬけ逃げ回る”タコタコ星人”にも変身します。これに変身すると、なかなか捕まえることができません。すばやい動きと、相手の動きを先読みした天性の野性的な動きに、パパゴンでさえ”たじたじ”です。しかし運動会の50m走では、その動きは嘘のように、みんなの一番後ろを歩いているから不思議です。

 りょうま怪獣はこのごろ、カラガラ声で叫ぶのが大好きです。ですので、遠くにいてもどこにいるのかすぐに分かります。ほとんど1日中叫んでいますが、喉が嗄れないのはすごいと思います。

 そんな怪獣も、夜寝床に就くと天使に変身。まさに2つの顔を持つ男。どちらも紛れのない”りょうま”なのです。

 

 木曜の夜、ふと夜中にりょうまの寝顔を見ると、なんと表情が笑っているではありませんか!!

 何の夢を見ているのかな?楽しい夢見ているんだね。きっと。

 

 りょうまの夢の中を覗いてみたい、父なのであります。(気になるなあ〜)

  

 

 

 次回は、3/2(日)23:00頃更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。