元気日記(第89号:トイレトレーニング)  3/16(日) 25:20更新

 

 タイトルをご覧いただき、”あれ?”と思われた方もいらっしゃる事でしょう。

 そうです。昨年末、『元気日記89号』の『2002年10大ニュース』第1位に輝いたのが”オムツが取れたこと”にもかかわらず、何で???と思われているかもしれません。

 年末、あれだけ喜んでいた事も、今では遠い過去の様です。喜びもつかの間、年明けから元に戻ってしまいました。昨日出来ていたことが今日は出来なくなってしまう・・・・、自閉症には、どうやらこの様な事が良くあるようです。

 この事に1番ショックを受けているのは、じい・ばあです。一度出来た事が、なぜ出来なくなるのか?どうしても理解できないことと、喜びが一気に落胆に変わってしまったことが入り混じり、ショックも大きいように感じます。

 私(父)も、やはり残念な気持ちはあります。しかし、一度はできた事。必ず彼はまた、元に戻ってくれることと信じています。養護学校の先生方や、学童ホールの先生方の日々のご努力にも、大きな勇気とパワーをもらい、”決して諦めず気長に長い目で見て行こう!”そんな気持ちです。現在は、彼の負担にならない程度に、トイレトレーニングを実施中です。

 

 一つ思い出した事があります。りょうまがまだ2歳くらいのとき、親戚の子が遊びに来て、何かの事でその子が泣いたことがありました。その時、りょうまはその子に対し、”男の子は泣かない!”と、言ったのを側で見た記憶があります。今考えると信じられない出来事です。その頃はちゃんと、起こった出来事に対し、理解?し、連動した言葉を発していたのです。でも、それが出来なくなってしまうのも(全員が全員ではないですが)自閉症の人の傾向の一つの様です。昨年、月一参加の自閉症セミナーの中で、実体験をお話いただいた母親からも同様のお話をお聞きしました。

 しかし、これは、幼児期の事。地道なトイレトレーニングは、必ず実を結ぶと信じて行きたいです。

 

 土曜日、家の中のガラスが割れてしまう出来事がありました。

 少々パニック気味のりょうまをトイレに連れて行く途中、部屋と廊下の間のガラス戸に、りょうまが頭突き。一瞬にしてガラスが音を立てて崩れました。血が落ちていたので、さすがに父も焦り、りょうまの額や顔・手足をくまなく見て、彼に怪我が無い事を確認。”ほっ”としました。そしてその血は自分の指からという事にやっと気がつきました。(たいした怪我ではありません。)

 学童ホールでも、1月に頭突きでガラスを割ってしまいました。そちらでも不幸中の幸いで、りょうまも周りの子供たちも怪我をせずに済んだようです。しかし、2回も同様のことがあると、3回ありそうな予感です。気をつけなければ・・・と思う毎日です。

 

 日曜の一瞬の晴れ間に、りょうまと散歩してきました。梅の花が咲き、桜のつぼみも膨らみつつあります。

 

 本当に、春はもうすぐです♪

 

 

 次回は、3/23(日)23:00頃更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。