元気日記(第91号:桜前線上昇中)  3/30(日) 23:30更新

 

 3月も、もう終わりですね。

 春は、切ない別れの季節。そして、新しい出会いの季節でもあります。

 毎年、様々なかたちで繰り返される、この季節の別れと出会い。春は、とても人の心をせつなくさせたり、ウキウキさせたり、そんな不思議な季節です。

 近くの公園の桜並木も何分咲きなのか、徐々に咲き始め、今まで寒い時期に少なかった人々も”今までどこに行っていたの?”というくらい多く出てきました。桜の木の下にシートを敷いて、楽しそうに盛り上がる人たち。桜は、日本人にとって、ある意味なくてはならない花なのかもしれません。

 桜は、もともと日本の花ではなく、ヒマラヤの南、ネパールが原産国だそうです。でも、ネパールの桜は散ったりせず、そのまま散らずに終わってしまうとのこと。日本人の感覚では散らない桜は考えられないことです。散るからこそ美しい、そんな日本の桜は感性の敏感な国民性に合っているかもしれませんね。

 

 さて、そんな別れの季節がやって参りました。りょうまにも、様々な別れがありました。

 その一つが学童ホールの先生や友達です。この4月から川崎市では、学童ホールの制度に変わり、”わくわくプラザ”なる制度が発足されます。これにより、旧学童ホールは解散。先生や友達とお別れすることとなってしまいました。扱いの大変なりょうまを、とても熱心にみていただいた先生方。そして、りょうまと仲良く遊んでくれた子供たち。父としては、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。りょうまは別れをよく理解できないと思いますが、りょうまに代わって、『先生方、りょうまの友達として遊んでくれた子供たち、本当にありがとうございました。』

 もう一つは、養護学校の2年生の担任の先生方です。とても明るく元気な姿でりょうまに接していただいたY先生。りょうまのトイレの件、課題学習をはじめ熱心に指導していただいた、I先生。本当に、心から頭が下がります。ありがとうございました。

 4月になると、りょうまもとうとう3年生。放課後の留守宅児に対する川崎市がとった新制度は、親からすると不安な部分が大です。職員の手薄な状態により、ほかの子供たちとのトラブルが起こる可能性も否めず、しかし、頼みの綱は今のところここしかないのです。どうなることか・・・?でも、不安がっていても、なる様にしかなりません。様子見で行きたいと思います。

 春休み、このところの自傷で両頬に爪の傷のあるりょうま。りょうまと週末出かけた公園に、咲き始めた淡いピンク色の桜の花。春の香りの黄色い菜の花。そして雑草と一緒に道に咲く一輪のタンポポ。りょうまも気のせいか、冬よりも行動的に動き、土や砂いじりも季節を感じている様子です。ブランコに乗っている小さい子供たちを見て、りょうまを見ると『こいつ大きくなったなぁ』と感じてしまいます。

 

 桜前線の上昇とともに、りょうまの新たな出会いも、もうすぐです。

 

 

 

 次回は、4/6(日)23:00頃更新の予定です。宜しければまたお会いしましょう。