モニタ編
そもそもの発端は2/12、64K掲示板におけるくろやぎさんの書き込みの中の ひとりごとから始まった。 64Kエリアが広がっていることを思わせる書き込みが相次いでいるので、そろそろ水戸街道・常磐線仲間 (千葉ローカル)を復活させようかなぁというもの。
千葉ローカルが復活するなら、葛飾ローカルも復活させねば....と、 その週末に出撃。 秋葉原→上野間ロケーションチェックを経て、 京成線お花茶屋駅から自宅に帰る途中、 64K接続確認のため、発信してすぐ切る動作を繰り返しながら歩く。 そして、水戸街道に面した都営バス青戸車庫の横にさしかかったとき、 611Sの液晶画面を見て思わず我が目を疑う。 アンテナ表示こそ、バー1本の弱々しいものだったが、 そこにはまぎれもなく<64K通信中>の文字。 あまりの興奮に思わず呼吸が浅くなる。 これは何としても位置特定せねばと、 611Sの向きを変えたりしながら、 50mほど周囲を歩きまわるが、 バー2本以上は強くならず。 しかも、再度青戸車庫に戻って再接続するが、 このときは32Kでしか接続できず。 寒さもきつくなり、結局この日は位置特定を断念して帰宅。 しかし、自宅からわずか150mの地点での快挙に、なかなか興奮さめやらず、 再度地図で今日の道程をチェック。 問題のエリアは「葛飾区 白鳥」であることを確認。
都営バス青戸車庫
前日の快挙をさっそく掲示板で報告。 くろやぎさんからも早速レスの書き込み。 水戸街道・常磐線仲間の復活を喜ぶとともに、 自らのひとりごとにレスがついたことを驚く。
くろやぎさんが水戸街道を車(助手席)で移動中に白鳥付近を通過、 白鳥交差点付近で64K接続を確認。 この間しゃいんは、 掲示板上でほぼリアルタイムにレスを実施。 なお、この日の書き込みで初めて「野望」 という表現が使用される。
この日くろやぎさんが、ビッグサイトから千葉県我孫子に至る、 総移動距離約30kmの壮大なレポートを実施。 もちろん、水戸街道を経由し、 葛飾区白鳥付近も通過。 しかしこの日は64K接続できず。 くろやぎさんのアクティブな動きに触発され、 そのフォローの書き込みのなかで、 なにげなく以下の一文を書き込み。#今週末は白鳥のCS探しでもしようかな....これが事実上の白鳥CS探索宣言となる。 しかし実際には家族サービスで出撃できず。 身を潜めていたら、くろやぎさんから、白鳥CS探検、いかがでした?のツッコミ。(大汗)
2/25の探索宣言以来、風邪で1週間寝込んだりして沈黙していたが、 小雨降る日曜日、ついに探索を実行。 場所は、水戸街道と京成線高架の交差するあたりを中心に、 白鳥1〜2丁目・青戸3〜4丁目・立石5丁目くらいの範囲。 この界隈を、64Kつなぎっぱなしで徒歩で実測。
しかし、さすがに傘さしてモバイルはカシオペアでもつらく、 しかも、電池駆動時のサスペンドの最大設定値が5分のため、 たまに操作してやらないと いつのまにか通信ごと切れてしまう という状況に苦しめられながら、 1時間ほど接続状態のまま探索。
その結果、京成線高架との交差地点を中心に、 半径200mくらいの範囲でアンテナ3本、 半径300mくらいの範囲でアンテナ2本であることを確認。 現行システムでハンドオーバしないとの仮定で、 単一のCSでこの範囲をカバーしていることを立証。
しかし、とうとうCSの現物は発見できず。 電柱、電話BOXははくまなく見たので、 おそらく200mWか500mWの屋上設置型 であるとの仮説をたてる。
なお、この日の自分の、CS1個探すため「だけ」に 1時間くらい接続状態で歩き回るという行動に、 これが携帯・PHSの世界で言う 「徘徊廃人」 なのではないのかとの疑念が湧き起こる....(自爆)
前日の成果を64K掲示板に書き込み。 これに対しくろやぎさんからすぺしゃる長文レス。 このレスの中で、白鳥CSの位置特定のための仮説検証が述べられる。 これは、CSを200mWもしくは500mWの高出力型と仮定し、 これまでの調査の北限(白鳥交差点)と南限(青戸車庫)から 500m+αおよび200mW+αの円を地図上に記入し、 その交差ポイントを見るというもの。 その結果、やはり水戸街道と京成線高架の交差する地点が最有力であるとの結論に達する。
これらのやりとりに、ネザーさんからの書き込みで、さて、ここで皆さんに予想していただきましょう。 くろやぎさんとしゃいんさんではと、火をつけられる。
どちらが先に白鳥CSを見つけるでしょうか。それとも他の モニターさんか。
前日のやりとりに対する地平線さんの3/23のレスで、いまどこサービスなら、場所が一発で判るのに。とのひとこと。 モニタ期間もあと1週間ほどとなり、試せることはすべて試そうと思い至り、 即日「いまどこサービス」加入を決意。
もちろんWinなノートPCじゃないとダメですが。
早速翌日3/24にドコモショップ立石に赴くが、 支店でなければ契約できないと断られる。 位置がわかるというのはプライバシーにかかわるので、 本人性の確認などがほかのサービスよりシビアなのだとのこと。
そして、懲りずに3/26に上野支店に赴く。 道間違えたぞと思うくらい遠い道のりを経て行くと、 はじめ、「開通日は4/2です」と言われてしまうが、 いま64Kモニタに参加していて、どうしてもモニタ期間中に 検証すべきことがある、などと謎な理由をつけて粘ったら、 急ぎ処理にしてくれて 3/31開通になる。 開通時間まではわからなかったため、 果たしてモニタ期間内に調査できるのか? 会社はどうするのか? などの不安はあったものの、とにかくこれで 64KCS発見の野望に大きく近づく。
くろやぎさんが助手席からの移動調査を連日実施。 3/24は、京成線高架下から渋滞にはまったのが功を奏し、 青戸7丁目付近のフラカッソ(ファミレス)まで64K接続成功。 そしてさらに、3/25調査で、 青戸7丁目北交差点から白鳥に向かって50m手前まで64K接続記録更新。 これら一連の調査により、くろやぎさんは 「白鳥CS複数説」を強力に推進。
モニタ最終日であると同時にいまどこサービス開通日であるこの日、 64Kモニタ5000人の期待を一身に受けて(ないない....) あいにく降りしきる雨の中、最後の野望達成のために、葛飾区白鳥に赴く。 家を出る前に、いまどこサービスの開通を確認し、いざ出陣。 はじめは京成線のガード下で雨をしのぎながらチェック。 しかし、表示されたのはなぜか前回の調査で32KだったCS。 そこで、ついに意を決して、 右手に傘左手にA4れっつの〜とで出撃。
重い。つらい。腕がつりそうだ。 カシオペアより重いものは持ったことがない軟弱モニタだった自分は、 ノートPCで精力的に活動されたモニタさんの真の苦労と筋力を、 はからずも最終日に知ることとなった。
さて、当のいまどこCS探索は、どうも表示結果が芳しくない。 同じ地点でやっても毎回表示位置が違ううえ、 実測による予測地点とどうも合わない。 611Sの挙動を見たところ、はじめ位置情報センタとネゴして、 データもらって一旦切ってから、 ウェブでの地図表示のためにダイヤルアップでつなぎに行くので、 たとえ地図表示のときに64K通信していても、 位置登録のときとつかまえているCSが同じである保証は全くなさそう。 そのうえ、611Sとれっつの〜とにどんどん雨滴がたまり、 彼らの身の危険を感じたため、 断腸の思いでその場を撤収。
と、いうわけで、白鳥CS発見の野望は、 本サービス開始後に持ち越されることとなる。
そこで、他人事とはいえ、 かなり結果が気になっているはずの方々の 熱き期待(してないしてない....)に応えるために、 このページの開設を64K掲示板上で予告。