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『女子大生会計士の事件簿』 萌さんとカッキーの読書室
                              Vol.15 2004/12/19

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  ◆◆ 目次 1.ベストセラー読書室 『小さな会社☆儲けのルール』
  ◆◆     2.メールマガジンの読書室 『本を書こう』
  ◆◆     3.編集後記
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◆◆◆ベストセラー読書室◆◆◆

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   第12回  『小さな会社☆儲けのルール』
   竹田陽一・栢野克己(著)
    (フォレスト出版) 2002年11月
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カッキー
「今回ご紹介するのは、ランチェスター経営の入門書であり、かつ、その実践法が紹介されている中小企業の社長向けの本です」

萌さん
「“ランチェスター”って、ずっと気になっていたのよねぇ」

「あの、すいません。僕はこの本をまだ読んでいないんですけど、“ランチェスター”って何なんですか?
サッカーチームか何かですか?」

「そんなサッカーチームなんてあったっけ‥‥?
まあ、いいわ。いわゆる“ランチェスター”っていうのは、1970年代に日本でも流行った経営戦略のことよ」

「昔のお話なんですか?」

「いや、今では当たり前になっていると言ったほうがいいかもね。まあ、たとえばこんな感じよ」
↓↓↓
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ランチェスター第一法則(接近戦の場合)
戦闘力=武器性能×兵力数

ランチェスター第二法則(遠隔戦の場合)
戦闘力=武器性能×兵力数の二乗
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「はあ? 遠隔戦のほうは兵力数の多さが戦闘力UPに大きくつながる‥‥って戦争の話ですか!?」

「もともとはね。イギリスのランチェスターさんが発見した戦闘における法則よ。同じようなことは昔から兵法家たちが言っていたけど、統計学的に分析したのは彼がはじめてみたいね」

「それが、現代のビジネスにどんな関係があるんです?」

「この法則を経営に応用したのが、ランチェスター経営なの。つまり、こういうことよ」
↓↓↓
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小企業は局地戦、接近戦で戦うべきであり、
大企業は広域戦、遠隔戦で戦うべき。
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「もう少しわかりやすく言っていただけると、ありがたいんですが‥‥」

「つまり、小企業はニッチな分野で消費者に近いところでビジネスをしたほうがいい、ということよ」

「なるほど。それで、本を読んだ萌さんの採点はどんな感じです?」

「星4つ、かな」

「高評価ですね」

「そうね。著者が倒産取材を1600件やっている、ということだけあって、事例も多くていいわね。結局、商品なり地域なり<なにかで一位を目指せ>という話なんだけど、事例がなくちゃ机上の空論だしね。あと、<会社は粗利益で生きている>と言い切っているあたりもいいわね」

「僕はパラパラと見た感じなんですけど、星4つですね。営業の方法から、名刺やハガキの使い方まで、細かいノウハウもたくさん入っているみたいで面白そうですから」

『小さな会社☆儲けのルール』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489451138X/

〔採点〕
萌さん  ★★★★
カッキー ★★★★
計 ★8つ


◆◆◆メールマガジンの読書室◆◆◆

『本を書こう。他では聞けないプロ達のマル秘ノウハウ』
(まぐまぐ マガジンID:0000124136)
【編集・発行】大勝文仁(ミドル英二)
【顧問】東京ペンネットワーク代表・杉山勝行

カッキー
「本を書いてみたい人、必見のメルマガです」

萌さん
「いろんな著者や業界人による出版の裏話がたっぷり入っている、まあよくできたメルマガよね」

「連載記事とかが多くて、本当に雑誌っぽい内容ですもんね。僕たちの著者である山田真哉も来年、連載記事を書くらしいのですよ」

「ふーん。まあ、私たちの話でもするんでしょうねー」

『本を書こう。他では聞けないプロ達のマル秘ノウハウ』
http://www.mag2.com/m/0000124136.htm



■■■編集後記■■■

公式サイトのほうでは常時「キャラ編」「ストーリー編」という2つの人気投票を行っていますので、気軽にご参加ください。
これが意外と、いま作っている作品にかなりの影響を与えていたりしています(^^;
http://www.inbloom.jp/cgi-bin/yamada/vote/v.cgi?no=1

さて、次回はどの本を紹介するのか実はまだ決めていないのですが1月20日前後にお送りいたします。
どうぞお楽しみに。
それでは、メリークリスマス&よいお年を!