● ボクシング (カシオ)

boxing

1981年発売のゲーム電卓ボクシングです。

ゲーム電卓の中でもデジタルインベーダーと並んで人気のある作品ですね。

パンチ、腕の上下、スウェイの3つのボタンを操作して100人の勝ち抜きを目指します。

■ゲーム内容

基本的に覚えるべきは以下の点:

・顔面またはボディのどちらかを打つ
・敵のパンチと腕が同じ位置にあれば防御
・敵がパンチを打ってきた瞬間にスウェイでかわすとパンチ力が最大の9に。
・敵に打たれるとパンチ力ダウン。
・敵が打って来た瞬間にタイミングよくパンチを打つとカウンターとなり、大ダメージ!


8ラウンド制で各ラウンド終了時に判定が表示されます。
ダウンしても制限タイムに救われることもあります。

相手をダウンさせて10カウント数えるか、8ラウンド戦って判定で上回れば一人勝ち抜きです。

■プレー記

100人抜きまで: 2時間55分

もっとも強烈なパンチは顔面へのストレートパンチのカウンターで、2、3発決まれば相手を倒すことができます。

が・・・私はまだ完全にはマスターしてません。

ボディカウンターは敵が打って来たのを認識してから打っても間に合うのですが、
ストレートのカウンターはそれでは間に合わないので、打ってくる'''「間」'''を見切る必要があります。

下手するとこちらがクロスを食らう恐れも。
それゆえ当てたときは快感ですが。


私の基本パタンは以下の通り:

・スウェイで相手のパンチをかわし、パンチ力を最大の9に。
・「相手がパンチを売ってきたところを防御」->「すかさず腕の位置を変えて打つ」
 で敵の腕をボディに誘導。
・ボディのクロスカウンターで着実に敵のスタミナを削る。
 ボディのクロスを3発ほど当てるとダウンさせられるのでさらにスタミナを削る。


これで着実に勝ち上がっていきました。

しかし勝ち進むに従って開始時の相手とのスタミナ差が広がっていくので気は抜けません。

敵がラッシュしてきたときにボーっとしているとあっと言う間にノックアウトされてしまう可能性があり、
緊張感抜群です。


では動画をどうぞ。11人目です。
特別に解説付。

なお、自分は右、敵は左の人(パンチ頭)です。
左上の2桁の数字が敵のスタミナ、真ん中の数字の左側の数字が敵パンチ力(1〜9)。
右上の2桁の数字が自分のスタミナ、真ん中の数字の右側の数字が自分のパンチ力(1〜9)。
です。



100人抜きをしたついでに99999点も目指したのですが、
残念ながら集中力が続かず達成目前にしてKOされてしまいました。
少し残念。

114人抜きでストップ。

# 101人目からは難度は最初に戻ります。

■感想

スウェイで敵のパンチをかわすとパンチ力が最大まで上がるというのが攻防が広がって、いいシステムだと思います。

こういう対戦ゲームというのは敵のアルゴリズムが弱かったらどうしようも無いですが、
シンプルなルール故か、とても歯ごたえがあって良いです。

最初はちっとも勝てなかったのですが、
何度も遊ぶうちに敵のパターンや打つタイミングを掴めて来て勝ち進んで行ける様になりました。
ゲームバランスが良い証拠でしょう。

ボクシングゲームの名作と言えます。


■あとがき

このゲームにはいくつかのバージョンが存在し、これは全身が表示されているゲーム主体の
バージョンですが、普通の電卓タイプの方がスマートでかっこ良いかなと思います。

一応これも電卓なのですが、ボタン1個1個が小さくてほんのおまけになってます。


デジタルインベーダーといい、このボクシングといい、初期のゲーム電卓は内容が非常に良く練られていて感心します。

オススメ。