上越ツーリング
2000年8月14日
1.プロローグ
このツーリングは予定では13日の予定だった。
しかし台風の影響で雨が確実だったため1日順延した。
12日の朝に帰ってきた、連隊長と私にとっては都合は良かった。

朝4時半前にヨシから電話が入る。もうすでに下に到着しているとのこと、思ったよりお早い御着きで..。
ヨシと集合場所の関越三芳SAに府中街道を使って向かった。世間も夏休みだ。
関越は交通量は多い。でも6時前には到着した。

今回のツーリングの参加者は連隊長とヨシとハマーと私の4人だ。
ハマーとは初のツーリングだ。噂では最高速命らしい。
マシンも現在量産市販車最速のバイク、GSX1300R隼通称ハヤブンを駆る。
ちなみにヨシはTRX850だ。

2.集合時間

ハマーと連隊長はまだ来ていない。連隊長にすかさず電話する。
案の定、まだお休みだった。言い訳では集合時間を間違いていたらしい。
そういうことだったのでハマーが到着しだい連隊長を置いて次のSAに向かうことにした。

すぐにハマーが到着した。ちょっと休憩し上里SAを目指した。
全車線埋まっている。動くだけ良いか。
連隊長走行の追い越し車線走行を続ける。

3.アクシデントその1


しばらく走ると突然後の二人が路側帯へ退避するではないか。
何かトラブルか?!
その先の退避路へバイクを寄せた。何があったがわからない。
ヨシの携帯へ電話する。駄目だ電波が届かないようだ。
コケたりしていないのは確認していたので、荷物でも落とした?!と思い、とりあえず待つことにした。

しばらくすると二人がやってきた。何と!ヨシの荷物がずれてリアタイヤに巻き込んでロックしたらしい。
ディバックはボロボロになっていた。タイヤもすれて、ただれている。
でもこれなら走れる。とタイヤを見ながら話をしているとタイヤのセンターの溝が真中に無いことに気づく。
こ、これって..。
そう、あまりにも綺麗な溝は今掘られたものだった。これは危ないパンクしなくて良かった。
このまま走り続けるのは危険なので先のICで降りてタイヤを交換することにした。

ヨシを先頭に走らせ、うちらはいつパンクしても後続車に突っ込まれないようにと後について走った。
最初は川越ICを越えていた意識がなく川越ICを目指した。IC近くにくると次は鶴ヶ島だと気づく。
と思ったらヨシがICから降りない。何でだー?たぶん川越ICを目指してるのだろうと思い、ヨシの前に出て
次の東松山ICで降ろした。

4.田舎の赤男爵

降りたのは良いが田舎だ。よりによってお盆でもある。バイク屋を探すのには困難が予想された。
時間も朝の7時。開いてるわけもない。
ヨシのバイクは赤男爵で購入したバイクなので近くの赤男爵を探した。
赤男爵はお盆シーズンも営業している。赤男爵熊谷店が近そうだ。住所を調べてツーリングの地図を見るが
住所の地名が載っていない。ハマーがすかさずICの事務所に確認しにいく。おおよその場所は確認出来た。

田舎道で熊谷駅へ向かった。場所はだいたいこの辺とはわかるのだが思ったより道が狭く。
なかなか見つけれなかった。

やっと見つけて店の前に着いたがやはりまだ開店していない。
そこに連隊長から電話が入る。上里SAに着いたようだ。現状報告し場所を教える。
連隊長はすぐに場所を理解した。さすが地元のそば!
上里で待つよりこちらに来るそうだ。私達は近くのファミレスで開店時間まで待つことにした。
モーニングを食べ、くつろいでると連隊長から電話が入る。今、赤男爵に着いたようだ。
もう店が開いているとのことアイスコーヒーでタポタポになった腹抱えながら赤男爵へ向かった。

店に着くと連隊長が仁王立ちして待っていた。
店は開店の準備を進めていた。
経緯を話し直ぐに作業を始めてもらった。
タイヤのサイズが無く、サイズの違うタイヤを入れてもらった。



さぁ!気を取り直して花園ICに向かった。さっきまでくつろいでいたファミレスの前で信号待ちをすると
後にいた連隊長とハマーが今変えたタイヤが歪んでいるという。
取り付けをミスったか!赤男爵!急遽また赤男爵へ向かった。この道はもう3度目だ。
熊谷駅前にずいぶん詳しくなったぜ!
原因はなんてことは無い新品のタイヤにはチョークで線が入ってるがそれが微妙に歪んで入っていたので
走ると目の錯覚でタイヤが歪んで見えていたのだ。疑ってスミマセン赤男爵。

改めて再スタートをきった。

5.再スタート

まずは最初に集まる予定だった上里SAに到着した。
しかし暑い。
目的地を決めかねていたが、まずはロスした時間を取り戻す為に先を急ぐことにして出発!
せっかくだから一人ずつ出る所を写真に撮ってあげる。

連隊長とペケJ。


ヨシとTRX。


ハマーにハヤブン


ん?自分を撮ってくれる人いないやん。
ま、いっか。目指すは関越トンネルの先の塩沢石打SAだ。

先に出た3人を追いかけるもなかなか追いつかない。

赤城付近に差し掛かり山岳地へ突入。
周りを気にしがらスピードをあげる。
まずヨシに追いつく。
心なしか元気が無い。着いてこない。

6.最高速ブラザーズ


しばらくすると連隊長にとりあえず関越トンネルの手前で追いついた。
トンネルでハマー氏に追いつく。さすが最速命だ。

トンネルを抜けると私に気づき加速する。
そんなつもりもないがついて行く。「ふわわキロ」に到達。

でもやはり覆面を気にしてしまう。
と、瞬間ヘルメットに衝撃が!
虫だ。視界がさえぎられるたので気力が失せる。

目的地も直ぐだ。スローダウンして流して走った。
最速命の二人は何事も無く行ってしまった。
SAに到着すると二人はすでにバイクを降りて待ち構えてる。
ふわわキロ出したとか出ないとかで盛上がってるようだ。
そうこうしてるうちにヨシが到着。何か疲れてる。

ここで休みたいが小さいSAなので次の越後川口SAへ。
また二人がリードする。
ヨシはまたまたスローペースだ。タイヤがイマイチなのかな?
ゆっくり走りSAに到着。ここで昼食をとる。

7.目的地変更


次の目的地について話し合う。
本来は途中で降りてワインディングを走り温泉に入る予定だった。
しかしハマーは翌日仕事で泊まれないそれと朝のハプニングで時間も遅くなっている。
ヨシもその件で気が乗らないらしい。
結局このまま上越を回って帰ることになった。
私としては青森ツーリングで高速は嫌というほど走った後なのでワインディングを堪能
したかったけどまた次回の楽しみにすることにした。
とりあえず日本海を目指した。


案の定最速命の二人はかっとんでいった。
ヨシは相変わらずスローペース。私もちょっと覆面やねずみが気になりそれに付き合う。
この先のジャンクションまで真っ直ぐな道が続くがどうも気になってとばせない。
ジャンクションから上越方面の北陸自動車道に入る。
数年前に通ったときに「ぬおわキロ」で走っていてたまたま減速して「ぬぬわキロ」までに落とした
とたんにねずみが行われていた。ということがあったので慎重に走った。
逆に慎重になりすぎてヨシに置いて行かれてしまった。

8.日本海、佐渡、トド


次の米山SAに到着するとすでに皆はくつろいでいた。日本海が見える。


遠くには佐渡が見える。たぶん佐渡だろう。
気づくとハマーが睡眠モードに入ってる。
昨日は遅くまで仕事をしていたようだ。しばらく眠らせておく。

1時間くらい休憩して次を目指す。上信越自動車道に入り新井PAに向かう。
2車線区間に入ると渋滞が増えてきた。
すり抜けをしながら新井PAに到着また休憩モードへ。皆お疲れ状態だ歳には勝てない。

ここのPAは新しいのでまだキレイだ。

9.雨乞い?

連隊長がおもむろにバイクの掃除をはじめる。
連隊長がバイクの掃除をするなんていままでに一度も見たこと無い。貴重な場面だ。写真とっておこ。


そうこうしているうちに雲行きが怪しくなってきた。連隊長がいらんことするからだ!
渋滞も解消されそうにないので降られる前に出ることのにする
あたりも暗くなってきた。しばらく走るとハヤブンのライトが眩しいことに気づく。
ロービームらしいが明らかに上を向いている光軸がずれてるようだ。

小振りの雨や渋滞を抜け松代PAに到着。
ここで軽く食事をとる。すでに周りはすでに真っ暗近くで祭りをしているようだ。音が聞こえる。
ここでも休憩モード。


10.アクシデントその2

夕食は横川の釜飯を食べたいと思い重い腰を上げて次の横川SAに向かう。
更埴ジャンクションを抜ける。後に来ていた連隊長が来ない。
間際まで後にいたはずだ。まさか転倒でもしたか?不安がよぎる。
脇に寄せて後続車を待つ。車は何台かすぎる。
転倒しているなら車は来ないだろうとしばらく様子を見ているとヨシがやっと通過する。
その先のバス停エリアに止まる。話によるとハマーが松代に財布携帯一式入ったウエストバックを忘れたらしい。
まずヨシの携帯でPAに電話して休憩していた場所を探してもらったが無いようだ。
ハマーの携帯にTELするも繋がらない。カード関係もすべて入っていたらしい。
ここからタクシーで外から目指そうとか話が出ているがこのさい一度ICで降りてUターンして戻った方が早いと思い
行くことにする。

11.一安心


松代PAに着いていたるところを探す。痕跡も無い諦めかけたところ警察に届けられていることが発覚。
一同ホッとする。
松本ICに拾い主もいるらしい。もう夜も遅かったので連隊長とはここでお別れだ。


神奈川、東京組は中央高速で帰路につくことに変更する。
松本ICは直ぐそこだよと連隊長の言葉を信じて向かったが標識をみたら50キロあった。
嘘つき!連隊長!

やっと松本IC到着。程なく受け渡し終了。拾い主もたいへんだ。中身がちゃんとあることが確認できなければ
帰れないのである。ハマーはお礼を幾らか渡した。
話によるとPAの出口に落ちていてすでに車に踏まれた後だったらしい。
携帯はみごとに壊れていた。でも財布は無事に戻ったので良かった良かった!


気を取り直して帰路に着く。諏訪湖SAに向かう。
そろそろ眠気がやってきた。かろうじて諏訪に到着。
SAもこの時間にしては多いが車で寝ている人が多そうだ。私も寝たい。青森ツーリングの疲れも残ってると感じる。
諏訪湖の夜景を眺めつつもハマーは翌日仕事なので先を急ぐことにする。
栄養ドリンクを飲み出発!

12.雨〜!!


しばらく走ると突然の豪雨に突入した。ビショビショだー!
八ヶ岳PAに逃げ込みカッパを装備する。
ん?ハマーはカッパを持ってきていないらしい。さすが連隊長と兄弟と言われることだけはある。



カッパを装備し双葉SAへ向かう。双葉に着く頃は結構やばい状態だった。
中央自動車道は夜は暗くかつ雨ときた。最悪の状態だ。

13.おやすみなさい...。


SAに着くなり仮眠モードに突入だ前回のツーリングで仮眠を覚えてしまったので完全な御眠モードだ。
ハマーはしばらく休憩ののち雨も止まないので先に帰路に着いた。
一緒に行けなくてごめんね。私は完全グロッキーだ。
朝5時くらいになっても雨は止みそうにないそうこうしているうちに人が増えてきた。
身体を温めるため、そばを食べて雨の降りしきる中。出ることにする。
談合坂SAに寄ってすぐに家路に向かう八王子過ぎたら雨は止んでいた。

また、今回も朝帰り。しばらくバイクに乗らなくて良いかな?
今度こそワインディングのツーリングに行くぞー!と誓い高速はしばらくは見たくも無い!と寝床に着いた。Zoo..。