ライディングパーティ2000in那須
2000年10月28日


出発
 朝、ヨシと一緒に4時に出発する。

今回はヨシが初参加だ。そもそも峠とかを走るのは好きなタイプでライパの体験談を話すと
いつかは参加すると意気込んでいた。最近YZF−R6を購入したのでその気持ちが爆発したのだろう
一気に革ツナギまで購入してしまい今回の参加にまで到った。
キムに続く二人目の犠牲者だ。

 那須に向け東北道を北上する。
今回の天気は晴れだ。良かった。ただし放射冷却によりやたら寒い。
とりあえずそれを見込んで防寒は万全だ。でも寒い。



那須に近づくころ陽が昇ってきた。4回目となると参加することに緊張は全く無い。
走りることに専念できる。ヨシはちょっと緊張しているようだ。
前日の20時ごろもう寝るといっていたが0時ころ興奮しすぎて起きてしまったらしい。(笑)

到着
那須に到着した。前回、那珂川の洪水後がずいぶん復旧していた。

今回キムは家族と温泉旅行がてらで来ている。
妻子持ちだとこういうサービスもしないと中々参加できない。
逆にキムの趣味に寛大なカミさんには驚かされる。感謝しろよ!キム!

キムの会社の知り合いの40歳のミヤッチが慌てて飛び込んできた。
道が込んでいて予想以上に遅れたみたいだ。でもまだ時間は余裕がある慌てない慌てない。
二人のバイクはキムはSRX−6,ミヤッチはSRX−4 傍目からは区別つかん。



受付をしたら今回はミシュランのスポンサードということで布袋と特製Tシャツを貰えた。
ヨシとキムは写真撮影を申し込んでいた。私も1回目と2回目でお願いしたことがある。
1回目は悲惨だった。まず送られてきた写真が他人のだった。ブーブー。
再度送ってもらって届いた写真を見てビックリ。そこにはツーリング中の写真が..。
まるでサーキットを走ってるとは思えない姿が写っていた。
2回目は気合をいれて伏せた。その時の写真は自分なりには納得した。ということがある。
とりあえず二人にはそういうことがあると忠告しておいた。
 


サーキット走行用にバイクを整備して(テーピング)ミーティングが始まった。
キムは子供を抱えて聞いていたが雑誌のカメラマンがアングルを気にしながら写真を撮っていた。 もしかすると雑誌にでるかもね。
お約束の緊張を和らげる話で進む。そこで出た話だがいままで転倒者が出なかった日は1日しかないそうだ。
そう、実はその日に参加していたのだ。ちょっと胸を張る。転倒しないことは良い事だ。他人が転倒してるところを見るのも辛い。

前にも言ったがこの走行会は雑誌主催のライセンス不要の走行会だ。そのくせ先導車も無い走行が楽しめる。
サーキットを楽しむにはもって来いだ。

慣熟走行

ミーティングも終わり慣熟走行が開始された。
クラスをハイペース、準ハイペース、マイペースの3クラスに分けて15分間隔で交代で走る。
7Rでの参加が始めてだったのでマイペースクラスを申し込んでいたのに初参加が多くて
経験者の私は準ハイペースのクラスに回されていた。(大丈夫かぁ〜!)

今回はサーキットでラップタイムを自動計測してもらえるサービスを借りた。
あまり知ってる人がいないのかキムとヨシと私の3人と他一名しか借りていなかった。ほぼ貸切状態だ。
慣熟走行が始まった。マイペースのタイムと準ハイペースとで慣熟ペースも違うようだ。



マイペースクラスの慣熟は台数が多くちょっとつまり気味だ数周で戻ってくると3人共コース上が詰まっていることで
ちょっと走り辛そうだ。(ま、慣熟なんだからゆっくりね。)

私の方は常にタイムが10秒くらい早い。全く関係はないのだがちょっと優越感がある。へへへ..。(まだ慣熟だっつーの!)



フリー走行

慣熟走行も終わりフリー走行に切り替わった。
無理ないペースで走るが十分ついていける。ZX−7RはZXR400よりトルクがある分楽に走れる。
じぶんのタイムを見ながら走行を続ける。だいたい1周60秒前後が私のペースようだ。



いつのまにかヨシは準ハイペースにクラスを変えてきた。
仲間と一緒に走るのは初めてだ。と思ったらいきなりコースインで転倒車。
次の周で赤旗終了となってしまった。残念!

とりあえず朝飯も食べていないので昼食とした。
昼飯はバイキング方式の食い放題だ。メニューは前回よりちょっと種類は減っていた。
これも前回の失敗を考慮にいれ少なめに取った。
すれ違いざま皿いっぱいに盛った人がいた。なぜかニヤリとしてしまった。(可哀相に..。)
 
ヨシはまず準ハイペースのスピードに慣れるため、あまり飛ばしていないようだ。
私が着いて行けるペースだからヨシにはなんら問題ないペースのはずだ。
でも慎重に走っている今のうちにオーバーテイクをしてやった。(^^)y



走っていると必ず同じペースのやつが出てくる。
今回はFZRのやつだ。必ず抜いてきやがる。しかしそこから離れていかない。
コーナーが遅いのだ。しかし直線は早い。直線で前に出れないので結局最後まで前をウロチョロしやがる。
ま、これも思いっきりの足りない私の技量の無さだ。しょうがない。

ヨシの方は段々慣れてきたのだろう追い越しをし始めた。
しかーし!イエローフラッグ区間で私を抜きやがった!ペナルティだぞ!
後で聞いたら抜く時に気づいたそうな。ちゃんとフラッグを見ないといかんぞ!ヨシ!


途中お約束のビビッターが作動した。
ツバメ返しの先でタイヤがすべる感覚があったのだ。そこからリズムが崩れその回はボロボロだった。

アクシデント?!

途中からはヨシのペースもあがり着いていけない。抜くのが上手いのだ。
私がてこずっている間に離れてしまうのだ。クソ〜。



そうこうしているうちにチェッカーを受けピットに戻る。
「あれ?」先に走っていたはずのヨシが戻ってきていない。キムもミヤッチもいない。
「まさか?!」
転倒という文字が頭を過ぎった。しかし途中にそれらしき車両は無かった。
見落としか?!慌ててキムを探しにテントブースの方に向かう。
と、そこへ反町似のスタッフが声を掛けてきた。

反町「7Rに乗ってる方ですよね?」
熊「は?はい..。」
反町「今度雑誌の特集でレプリカを特集するんですよ。意見を聞かせて下さい。」
熊「いいっすよ!」

レプリカへの想いを延々語る。カメラマンがしきりに写真を撮る。



それが冗長するがごとく私の想いをぶちまけたので脈絡のないコメントになってしまった。
こりゃ採用されるかわからんぞ!等と取材を受けているとヨシの姿が目に入った。

「!」

そうだ!ヨシのことをすっかり忘れていた。転んだ雰囲気もなくニコニコしているので
転倒ではないんだなと心配するのをやめた。取材を何事もなく続けた。(笑)
取材が終わるとヨシは長い取材だと私を冷やかしていた。しかしその後で同じように長い取材を受けていた。(爆)

ヨシがいなかった理由はヨシが通過した後にチェッカーが振られたため私の方が一周少なかっただけだ。
心配して損した。

そうこうしているうちに夕方になり残り数回のライディングで終了の時間が迫った。

ヨシがタイヤを写真に撮っている。サーキットの路面はミューが高い分たれ易いようだ。それに端まで使っているのが分る。
お!自分のもじゃんと感動しつつもサーキットを走れば皆こんな風になっているようにも思うこの頃。



さぁー最後のライディングだ!行くぞぉー!と思ったらそこにまた反町が来た。今度はバイクと一緒の写真を撮りたいとの事。

「イイッすよ」と二つ返事で承諾。(笑)

そうしたらいきなりテーピングは剥がして下さい。と言うので剥がす。
半ば強要な満面の笑みを作り写真撮影を終了。雑誌に載るのは照れくさいなぁと思いながらも
ここまでしたのだから採用されなかったらそれはそれで寂しい。



そこから再度テーピングするのは面倒なのと緊張の解けた状態で走って転倒するのも嫌なので走行終了とした。

満足

ミヤッチはほぼ皆勤となる周回を黙々と走ったようだ。(元気だー。)



キムも途中から準ハイペースにクラス替えをして走った。思うようにペースが上がらないのが悔しいらしい。
殆ど普段、乗っていないんだからしょうがないよね。

自分のラップタイム表を貰った。全部で54周したようだ。
ベストタイムは56”596。ヨシとは0.5秒の差だった。思ったよりタイム差は無かった。
私も思ったより速いじゃん。などと思ったりもした。
ちなみにコースレコードは125ccかなんかのレーサーで42秒くらいが記録であった。(はえー。)

お約束の集合写真とジャンケン大会で幕を閉じた。(当然獲得者は4人からは出なかった。)

今回は仲間内に転倒者が出ずに良かった良かった。
何よりも雨が降らなかったことは一番良かった。これも連隊長のおかげだ。(笑)
ヨシも満足したようだ。来年も来れたら来よう!と誓うのであった。
と、サーキットで別れを告げて出ようとするとヨシはウィンカーのテーピングを剥がすのを忘れている。
爆笑の中再びキムファミリーとミヤッチと別れを告げた。

帰りはヨシと最近お約束の雨+仮眠パターンで帰宅した。

ps.今回私以外にも7Rが来ていた。話し掛けようと思っていたが何か真剣に走っていたので声を掛けなかった。
   その後7Rのサイトで那須を走った人がいた。もしかして?と尋ねたらピンポン!大当たりその人であった。
   真剣だった理由は7Rに乗り慣れていないのでブレーキの感触を確かめながら走ってたからだそうだ。
   ハイペースクラスで走ってたのに..。
   しかしインターネットとは恐ろしいね。出会えちゃうんだから。