海鮮グルメツーリングUin西伊豆
2000年11月25日
プロローグ
休日の朝8時半いつもならまだ夢の中だ。
しかし今日に限って目が覚める。テレビを点けてボーっとしている。
突然ピッチが鳴る。こんな朝早く誰だ?
ヨシからだ..。
ヨシ「走りに行かない?」
熊「あん?別にいいよ。」
ヨシ「箱根でもいかない?大観山行ってみたいんだ。」
熊「へ?行った事ないの?」
ヨシ「それじゃ今準備してるから30分後に行くよ。」

きっちり30分後にヨシが来た。
そういやあ以前、鯵のたたき丼を食べに行ったことをヨシは悔しがってたので
せっかくならそこを目指すことを提案する。
即答でokとなった。

まずは御殿場方面からの箱根越えアクセスがヨシの計画のようだ。
足柄SAへ一気に行くことになった。
高速に乗りいつもなら寄る海老名SAを抜けようとするとヨシが寄る事を合図してきた。
トラブルか?!
ヨシ「会社から電話が入った。」
熊「ゲ!仕事かい?」
ヨシ「いや、仕事じゃない。」
熊「彼女か?」(推測)
すでに電話を掛けている。しゃーない席を外すべくコーヒーを買いに行く。

程なく会話は済んだようだ。6時に食事に行くらしい。それまでに帰らないと行けないようだ。
伊豆の地図を見て西伊豆から仁科峠(牛乳)−天城−熱川(丼)−大観山−小田原解散
とコース取りすることに決めた。足柄に向けて出発する。

バトル
東名は途中右コース左コースに分かれる。ケリチキの間では二手に分かれてバトルするのがお約束と前に聞いていたのでヨシが右に行ったので
私は左に入っていった。バトルの開始だ。

左コースは久しぶりだ。こちらは大型車が走ってるのでいつもは右コースを選択する。端から不利だと思いつつもひた走る。
走っていて気付いたのだが左は昔ながらの下り線だ。右は昔は上り線だったのだ。
当然、山に上がっていく下り線には登板車線があるのだ。思いのほか左コースもメリットがあるようだ。
たまに見える隣のコースにヨシの姿が見える。しばらく走ると隣コースがガラガラだ。
こりゃ駄目だ。諦めながらも走り足柄SA手前の合流ポイントに差し掛かるミラーで右コースを見ると。
二つ目のデカイ、ヘッドライトが目に入る。ヨシだ!
しかしゴールは足柄だ。車の間を縫うように逃げる。
そうすると前に赤色灯を回した車(ソアラ川崎88ナンバー屋根に回転赤色灯付き)がSAに入るように誘導している。(−−;)
その後方にアメリカンが走っている彼が捕まったようだ。ちょっと肝を冷やしながらも私の方が先に到着。(わーい。)
しかし二人ともこの後はゆっくり走ることを誓う。

バトル2
沼津で降りて海岸線を走る。車の交通量が多いので気持ちよく走れない。
やっと空き始めたのでペースを上げようとしたら突然工事区間でダートに突入。気をそがれたのでその先の展望台で休憩。
今日は寒いだろうということで厚着をしてきたが気温も上がり風も無くちょっと暑いくらいだ。ちょっと失敗したかな?

眼下に戸田のミステリーサークル?を見たあと仁科峠に向けて出発する。
気持ちの良いペースで走る。戸田村を通過しようとするとヨシが道を間違える。
直ぐに戻って土肥に向かう。しばらく走っていると後にバイク集団が現れる。
さっきガソリンを入れていた連中だ。FJ1200が先頭をきって走ってくる。
要は煽られているという状態だ。こちらも結構なペースで走っているが走りが違う。
あのFJでめちゃくちゃ寝かしている。(^^;)ホントダッテバ!
さっさと抜いて欲しいが前にヨシがいるので抜いてこないのだろう。ドキドキしながらも土肥に到着。
途中、車を抜いてからウィンカーを解除するのを忘れていたヨシに教えてあげた。

仁科峠(高原牛乳)
後の連中から分かれるように修善寺方面に進路を替える。(^。^;)ホッ!
以前ニックとグルメツーリングに来た時に見つけた新しくて交通量の少ない道路に乗る為だ。
ニックの時とは反対からの走行となる。
案の定、道はガラガラだ。峠道というかどちらかというとハイスピードコースだ。仁科峠に直ぐに到着。
リアタイヤを見るとサーキット走行の時から取れなかったタイヤ端のゴム屑が一掃されていた。
たぶん追いかけられた時に取れたんだろう。(^^;)

牧場に寄ると人が多い。良く見るとパラグライダーの大会中らしい。
ただ今日はさっきも言ったが風が無い。だから風待ちらしい。レストハウスに入り高原牛乳210円を頼む。もちろんホットだ。
結構濃いね。でも上手い。以前ヨシはこの牛乳を3杯も飲んだらしい。当然お腹はゆるくなったらしいが..。
今回は一杯でやめていたようだ。(笑)

外に出るとパラグライダーが飛べるくらいの風が吹いてきた。ヨシは結構興味を示している。
飛びたいようだ。好きにせい。落ちると死ぬで〜!

鯵のたたき丼
 
ここで14時を過ぎている。とりあえず目的地にしている。熱川に向けて出ることにする。
途中バイクと何台もすれ違う。なぜかピースサインが必ず来る。
ピースサインが復活しているのか?と思ったが良く見ると前を走るヨシがピースサインを出しまくっている。
納得。そういえばヨシはピースサインの復旧運動を心がけているらしい。頑張れ!ヨシ!
しかし当然帰ってくるサインには私も返さなきゃイカン、程ほどにね。ヨシ!

途中ガソリンを補充した。そこのオヤジが私を見るなり。
オヤジ「派手な色だねー。」
熊「はぁー。そうですねー。」
オヤジ「若いうちにしか乗れないなー。」
熊「若く無いんですけど..。」
オヤジ「冬はまだ良いけどな。」
熊「はぁ?」
と全く噛合わない会話をした。

程なくガソリン補給を終わらせた私はオヤジの言葉に「?」を飛び交いながら熱川へ出発。

天城を抜け、やっとこさ熱川に到着した。
目的の「錦」の前に行くと人がいない。空いている?と一瞬期待したが
「仕込み中」の看板が...。
営業時間を見ると昼は14時半まで夜は17時半から、今は15時半...残念だなヨシ!

無情にも店を目の前にして断念することになった。
通常なら2時間時間を潰してまで食べそうだがヨシの諦めが早い。
あまり悔しくは無いようだ。ま、ヨシは彼女が夕食を作って待っている。(推測)
逆に良かったのかな?

帰路
飯も食わず直ぐに帰路に付くことになった。渋滞が予想される海岸線は避け伊豆スカで帰ることにした。

伊豆スカは結構ガラガラだ。しかし最近バイク事故が多発してるようなので気をつける。
前にトラックがいたがペースは速くストレスなく走れる。冷川ICを過ぎたらトラックがいなくなり
視界が広がったと思ったら前方にヘッドライトが目に入る。
「何故?!こっちにヘッドライト?!」
直ぐに判った。車が追越をかけているのだ!このまま行ったら正面衝突だ。
とっさの行動で出来る限り左に寄りブレーキを掛ける。辛うじてかわせた。
バイクの事故が増えているというが原因は車の方にもあるのでは?と思う一瞬だった。(無事で良かった。)

もうあたりは真っ暗だ箱根新道の出口、料金所手前に2キロほどの渋滞が発生していた。
するといつもならすり抜けをあまりしないヨシだが進んですり抜けを始めた。
もう頭の中は彼女との夕食でいっぱいのようだ。(推測)料金所を通過した所で再び電話だ。
すでに18時だ。電話の向こうではまだそんな処にいるのかととがめられているようだ。(会話より)
「早く来ないと全部食べちゃうよ!」と言われたそうだ。(本人談)(^^;)ハイハイ
ここで私とはさっさとお別れだ。ヨシは西湘で○○へ、私は小田厚で帰路に付いた。
自宅には19時前には到着。
海鮮グルメツーリングではなく高原牛乳ツーリングで終わったのは残念だがワインディングを堪能出来たので良かった。

今日一日ヨシに振り回された感があるが。たまには良かろう。
しかし、最初の目的地の大観山は何処へ?

ps.ヨシが食事に間に合ったかは定かでない。



注:ヨシの電話相手は彼女だとは公言されていません。推測ですので真実は本人に確認して下さい。