こだわりコラム
よく考えてみれば

このページは気軽に読んでいただくコラムです。
疑問に思ったこと、感じたことなどを書いています。
もし、私の疑問の答を知っている方はメールをお寄せください。


CONTENTS
(第一話) ISDNのなぞ
(第ニ話) マイラインって・・・本当に得?
(第三話) インターネットの情報と検索
(第四話) ADSLがやって来た!
(第五話) アクセスカウントUPへの道(執筆中)



(第一話) ISDNのなぞ
家庭内LANを敷設し快適なインターネットライフを送る為にISDNに切り替えました。本当はCATVの常時接続が良かったのですが、私の住んでいる所はサービスエリア外との事で、将来的にも全く延長の予定は無いとまで言われてしまいました。

ISDNの申し込みをするとNTTから幾つかの質問をされます。
まず、TAやDSU等の機器は自分で購入するのかNTTに任せるのかを聞かれます。
答えは簡単です。私はもちろん自分でルーターを購入しました。ところが、次に来る質問が予想だにしない難問なのです。
(1)インターフェース形態及びレイヤ1起動種別は
   「P−MP呼毎」または「P−MP常時」または「P−P」のどれですか?
(2)発信者番号通知サービスはどうしますか?
(3)ユーザ間情報通知サービスはどうしますか?

これさえクリアすればバラ色の(!?)ISDNライフが待っているはず。
果たして、いきなり答えられる人がいるでしょうか?
(私)とりあえず聞き返します。「それは何ですか?」
(NTT)「使用するTA等の機器がお決まりならば、その取扱説明書にどれにするか書いてあります。」
(私)取説を読んで答えました。「P−MP呼毎またはP−MP常時のいずれかと書いてあります。」
答えが出ません。
(私)「どうしたら良いんですか?それぞれの違いは何ですか?」
(NTT)「私にも良く解りません。どちらでも良いと書いてあるのなら、どちらでも良いんだと思います。どちらにしますか?」・・・答えになっていない。
(私)「そうは言われても・・・それぞれの利点を教えてください。」
(NTT)「良く解りませんが常時の方が良さそうじゃないですか。」

質問(2)と(3)は取扱説明書を読めば解ります。しかし、(1)だけは本屋さんでISDN入門本を見てもNTTと同じような事しか言っていません。「使用するTA等の機器の取扱説明書に書いてあります。」だそうです。
両方に対応した機器を買ってしまったのが、そもそも悩みの始まりです。
納得がいくまで調べなくては・・・・夜も眠れません。
「NTTの技術の方より回答をくださいと」質問状を送りました。
督促しても音沙汰無し。2週間が過ぎようとしたある日、FAXで何かの資料の抜粋が届きました。
それは、(秘)販売マニュアルのQ&A集抜粋でした。

<回答文>
レイヤ1起動種別とは、ネットワーク側が通信機器を起動させるための方式の違いで、「常時起動」と「呼毎(こごと)起動」の2種類があります。
●電話機やターミナルアダプタなど一般の通信機器では、例えば電車が走るたびにレールをひくように、通信ごとに通信機器とネットワーク側とで通信手順のやりとり(同期をとる等)をしています。これを呼毎起動といいます。
●一方、PBXやビジネスホン主装置など、頻繁に接続する必要のある通信機器では、例えば常にレールのひいてある状態で、いつでも電車が走れるように、通信機器とネットワーク側で常に一定の通信手順のやり取り(同期を取る等)をしています。これを常時起動といいます。
●また、給電についても、呼毎起動では通信の都度DSU(回線接続装置)から通信機器に420mWの電力が供給されていますが、常時起動では通信中以外でも常に給電されています。

という事は何かい。「例えば電車が走るたびにレールをひくように」ってそんな無駄なことJRがするかい?
(やるとしたら、都営地下鉄ぐらいだよ。)
非常に例えが良くない気がしますが、やっぱり常時の方が良さそうだという感じです。でも、通信中以外でも電力を余計に消費するのか?
しかし、DSU内蔵のTAやルーターではこの消費電力の差は無いに等しいとの事。結局、選択するなら「P−MP常時」という事になりました。

(2000.6.24)
まだまだ謎は深いぞ。次回、第二話お楽しみに!!


(第ニ話) マイラインって・・・本当に得?
2001年5月1日マイラインがスタートしました。連日テレビやラジオでCMが流されているので、「マイライン」という言葉だけは広く知られているようですが、それって一体何??奨められはしたけれど疑問だらけという人も多いのではないかと思います。

(疑問1)マイラインは誰の為のもの?
(疑問2)マイラインを申し込むと得をするの?
(疑問3)どの電話会社が一番安いの?

(1)マイラインは新電電各社の為
「マイラインを使うと便利になります。お得になります。」と言うのはあくまで表向きの話。そもそもは新電電各社からのNTT優位に対する不満が発端です。
日本にはNTT(旧電電公社)独占体制が長く続いていました。民営化→規制緩和→他社参入→NTT分割とこの10年余りの間に歴史は変化しましたが、NTTグループの強さは圧倒的でした。
新電電各社の不満は・・・
 1) まず固定電話を利用するには必ずNTTとの取引が必要になる。
 2) 新電電各社を利用するには0077や0088等識別番号が必要なのに、NTTだけは識別番号無しで利用される。
つまり新電電は相当な広告費やサービスを展開してやっと認知して貰った上に利用者が特別な手順を踏まないと利用して貰えないのです。新電電はさらにACRアダプタの無料貸し出しをしたりACR機能付電話を電話機メーカにお金を払ってまで作らせていました。ACRアダプタはNTTとの料金を比較し自社の方が安い場合は頭に自社の識別番号を勝手に付け加えて交換機に信号を送るものでした。
新電電はこの不公平さを政府に訴えて、この度やっとNTTにも識別番号が必要な公平なダイヤル方法になったという事です。
しかしこれでは、一般の利用者は不便と混乱を強いられます。例えば今まで市内に電話する場合○○−××××のダイヤルで済んでいたものが・・・NTT選択の場合でも0036−○○−××××となってしまいます。市外だったらもっと長く0036−△△△△−○○−××××とNTT派にとっては不便極まりないのです。
そこでACRアダプタの機能をNTTの交換機上で行うようなものがマイラインです。

(2)マイラインは得をする?・・・申し込まなくても今までと変わりは無い!
日本でサービスを展開する電話会社は共同出資でマイライン協議会なるものを設立しこの日に備えました。
もちろんライバル企業が集まっただけで話が上手く進む訳がありませんので、政府の指導も入りました。その結果、マイラインの申し込みをしなかった人は(全く何も知らなかった人と仮定して)今まで通りNTTを選択したと解釈されるようになりました。つまり「マイライン」を無視さえすれば5月1日になっても今までとなんら変わりない状態となるのです。マイラインでは今ある家のACRアダプタやACR搭載電話は従来どおり機能します。
得をすると言うのはマイラインに申し込んだからと言うより各電話会社と個別に契約する事によって発生する割引です。
●マイラインは何もしなければNTT、ACR電話が機能していればACRに従い、ユーザが頭に識別番号を個別に入力すればそれに従います。
●マイラインプラスは申し込みが無い限りは適用されませんが、登録すると常に登録先の電話会社を選択します。ACR電話機も無視されユーザが頭に付けた識別番号も無視されます。かなり強制力が強いのです。
電話会社各社は実質何も変わらないマイラインよりも(ダイヤル時の選択が)より強制力あるマイラインプラスのユーザ獲得に躍起になりました。そこで自社に「マイラインプラスで登録したならもっと割り引いてお得にしますよ」というサービスを展開していったのです。プラスに登録しても割引を得られるケースと変わりないケースがありますので、また注意が必要です。

(3)どの電話会社が一番安いか?・・・それは電話の掛け方次第!!
各社のCMはもう水掛け論ですね。テレビCMや新聞広告でよく比較表を目にしますが、必ず広告主が一番安い表が出来上がっています(笑)。価格体系が多種多様化していますので、一律安い電話会社と言うのは実は無いんです。
「最大で50%オフでもあっちの会社は番号が2つまでだよ、こちらは市外局番単位」(J社)とか
「市外局番変わったら急に割引率落ちるあの会社よりうちの方がこんなに割引に・・」(K社)とか
「順位付けの割引サービスより何処をとっても一律安いほうが良いに決まっている」(T社)など・・・
マイラインを申し込んだ知り合いが「だって表を見たら一番安かったんだもん」と誇らしげに言うのを聞くと本当に知っているの?と疑問を持ちたくなります。
元々電話を掛けない人は僅かの差ですが東京電話が安いでしょう!でも市内だと0.1円しか差が無いですが(笑)!
市内でもよく長電話をする人は東京電話3分8.4円よりもNTTの「タイムプラス」、KDDIの「市内ロング」、日本テレコムの「タイムロング」を利用した方が5分8.5円となりお得です。
小銭の近差よりも遠距離で長電話をしてしまった場合の割引の選択の方が効いてきます。ですからいざという時の最大50%オフは案外影響があるものです。
そしてフュージョンコミュニケーションズなどのように日本中何処でも3分20円となると遠い所ならかなりの差で得ですよね。
自分が何処によく掛けるのか?一回の通話時間は短いか長電話か?など自分の特徴をまず知った上で、毎月小銭を得する方が好きか?いざと言う時の大きな保険の方がありがたいか?を考えて選ぶ事になります。
サービスは下記のリンクを参考にしてください。
  料金一覧
  http://www.alpha-net.ne.jp/users2/boonboon/frame1100.htm
  割引一覧
  http://village.infoweb.ne.jp/~fwnk7304/myline/waribiki.htm

<奥の手もある!!>
マイラインプラスの利用方としてKDDIや日本テレコム、NTTコミュニケーションズ等のプラスに登録したら特典ありというのを抑えつつ、市内と近隣は東京電話を使い凄く遠くはフュージョンコミュニケーションズを使いでも月1000円越えそうな時は一変プラス登録した会社を積極的に使う。そしてインターネットの通信費等はNTT東西の固定料金プランを使うというのがかなりベストに近いと思います。
マイラインプラスを登録しておきながら他の電話会社を使う方法は・・・頭に122(解除コード)をダイヤルします。
電話帳機能付の電話機だったら予め番号登録しておけば楽ですね。

ちなみに番号非通知だと着信拒否する人には・・・
122−186−0038−△△△△−○○−××××等となります。
電話番号がめちゃくちゃ長い(笑)!!

余談ですが、フュージョンコミュニケーションズの1ヶ月間4,000円まで無料は凄かったですね。
思わずユーザ登録してしまいました。
用も無いけど国際電話でもしないと使い切らなかったです。国際もアメリカ3分30円って安過ぎです。
この会社は他とは方式が違ってVoIPと言う技術を使っています。簡単に言うと音声データを細切れにしてインターネットの通信の要領で送るのです。インターネット電話は一時期テスト期間として無料サービスされていましたが、携帯のように水の中の声になったりやまびこのように遅れて聞こえたりするのかと思っていました。でもなんら普通の電話と変わりなく、通常の商用ベースまで品質が向上しています。
技術的な解説は→ フュージョンコミュニケーションズHPを参考に!

<まだ待ちの状態!?>
一社が値段を下げると発表すると他社もそろえる。これが暫く続いていると自分に合った電話会社も時事変わる可能性もあります。今は焦らず最終決着の10月まで静観するのも手かも知れませんね。



(2001.6.2)
まだまだ謎は深いぞ。次回、第三話お楽しみに!!


(第三話) インターネットの情報と検索
「インターネットは便利で凄い!」誰しもインターネットの世界に入り込んでみると、まずこのような印象を持つのではないでしょうか?インターネットの中にはありとあらゆる情報が詰まっています。
さてEメールは別としてインターネットの利用方法として主な物は、(1)知りたい情報を探す。(2)暇だから流れてくる情報を見る。(3)同じ志向の人達とコミュニティサイトで交流する。などがあると思います。

さて、あなたは目的のホームページをどのように見つけ出すでしょう??
(3)は特定のコミュニティサイトや掲示板を見に行けば良いのです。そこで口コミなどで新しい情報を入手してリンクに飛べばまた世界が広がったり欲求が満たされます。
(2)も同様に大手ポータルサイトやニュースサイトを見ていれば、テレビを見るような感覚で情報が入手できます。そしてテレビやラジオと異なる所は、多数の情報の中で見たいものだけを見たい順に見ることが出来るという利点があり、これも利用者の欲求を満たします。
しかし一番厄介なのが(1)では無いでしょうか?生活の中での身近な疑問や学術的な質問,そしてうる覚えのキーワードをもってどうやって目的の情報を見つけ出すか!?

多くの人は検索サイトを利用するはずです。Yahoo等の検索で目的の情報が一発で得られればラッキーですが中々出てこない事もあります。そしてロボット型検索エンジンや全文検索では情報がヒットし過ぎの場合があります。
企業内あるいは学内に情報データベースがあるとしたら・・・それは秩序をもったキーワードで区切られて検索も容易なはずです。それは登録する内容を予め分類して管理出来るためです。
Yahooのディレクトリ検索はある程度人の手が加わって秩序ある分類に区分けされています。しかし、最近ではこのカテゴリのこの内容??と疑問を持つような分類も出てきた感があります。そしてヒットが無ければgoogleと提携した全文検索の結果が現れロボット型検索サイトと同様にヒット数の多さに驚かされます。

リンクは何処に続く??
googleの検索はそのホームページが如何に他のホームページから支持されているか(リンクが貼られているか)で優先度が決まります。これは中々目の付け所が良かったのか案外トップに出てくるのは有名どころのホームページです。例えば製品情報だったら必然的にメーカーのニュースリリースのページにリンクが多く貼られていたりします。
学術的な質問でも参考文献として一番支持されている大御所のホームページが見つかるといった次第です。
もし、それでも目的の情報が得られなかったらキーワードを試行錯誤してみるしか無いでしょう!
それから地名で検索して目的の場所とは別の地方に同じ地名の場所が存在するなんて事も多くあります。
例えば、茨城県内の地名を入れたはずが新潟県の同じ地名の関連情報が出てきたような場合、ANDとORを駆使して「茨城」限定にしたり「新潟」を除くようにすれば先頭のヒット率が上がります。

さて自分で作ったホームページは誰かの役に立っているのでしょうか?
たまに知らずにカウントが上がっている事があります。でもたまたま友達が見てくれたのか?それとも本当にこのページの情報が必要な人が見たのかは見当も付きませんが、まず自分のホームページは検索サイトでヒットするのか試して見ました。
愕然・・・このページのキーワードはいずれもよく使われる単語ばかりでどうやって検索しても10000番目以降ではないでしょうか?内容的にかぶっていて面白みの無いページだったのですね。
ほぼ友達関係か間違って訪れたくらいでしょう!?
ホームページを開設して1年も放っておけばYahooにも出てくるようになります。但しディレクトリには入れません。ページ全文検索でYahooで比較的上に出てきたのはタイトルをフルにキーワードに入れた場合と松下電工のNR3130という部品を使ったという事でこの部品品番を入れた場合、そしてリンクのページに書いたエースパンチというリンク名だけでした。

さてもう使い古されたネタは良いとして、新しいネタでどれくらいの期間で検索サイトのデータは更新されるか?これを試してみたくなりました。
実はこのホームページのタイトル「IN−DOOR系DIY志向」以前は「指向」という文字を使っていました。意味としては志向の方が適切ですが、指向でも差別化を図る意味では良かったんです。しかし、今回突然ですがタイトルの文字を変えて見ました。これで古い情報が抹消され新しい情報に書き換わるのか?それとも古い情報は化石のように残り続けるのか?検証してみたいと思います。
せっかく検索して見つけたページが既に無いなんて事良くありますよね。
<<ページタイトル更新2001年2月19日午前2時>>


(2001.6.18)
まだまだまだ謎は深い!。次回、第四話お楽しみに!!


(第四話) ADSLがやって来た!
言わずと知れたYahooBBのお陰でADSLの価格競争が始まり日本は一気にADSLの普及が進みました。
「ISDN→光ファイバー」の構図を描いていたNTTなどの方々からすると、まさかの大逆転です。
何はともあれ「常時接続」,「安価な定額料金」,「工事費も少額」となれば若干の速度の差があれど光ファイバーではなくてADSLを選択するのが当然の事だと思います。その後、人によっては更に光ファイバーに少しずつ移行するのではないでしょうか。

<我家のインターネット事情>
2年前に家を新築と同時に家庭内LANを施設しました。その頃、あまり普通の人はそんな事考えなかったでしょうね(計画はもっと前だから)。その頃は常時接続の実現なんて夢のまた夢でした。常時接続と言えば「仕事で使う人が高額な出費を覚悟でするもの」というイメージでした。
ですから、とりあえずISDNルータを設置して、各部屋から都度ダイヤルアップ接続する方式でした。それでもアナログモデムの時に30秒以上かかっていたネゴシエーションがISDNでは1〜2秒だったので繋ぐ面倒くささと言うものは無かったです。しかし、電話料金が気になりマメに切断を心掛けていましたし、ダウンロードも長くなるようなら諦めるとかストリーミングは無縁のものと考えていました。

<ADSLがやって来た!>
ADSLの前にフレッツISDNが先行して広まりました。当時はもっと高額にも関わらず工事まで2〜3ヶ月待ちという好評ぶりでした。もちろん我家もフレッツISDNを望んだのです。でも対象地域から外れていました。
ここ「つくば市」は中心部なら特に恵まれているのです。茨城県内でも逸早く各種通信サービスが対応し、フレッツISDN,フレッツADSL,ケーブルTV,Bフレッツ,ヤフーBB,J−DSL・・・という具合に何でもありなんです。ところが、それはあくまで中心部のみ。同じ市内でも周辺地域は何もありません。
何度も陳情しました。NTTで駄目ならとケーブルTV局にも対応を問合せたところ、平成15年度以降だとか・・。
やっぱり採算ラインを割っているのか?・・・と悔しい思いを暫くしていました。
しかし遂にやって来ました、救いの神!フレッツADSLが我家の地域にも対応してくれたのです。
ヤフーBBが先に来たら当然全部ヤフーBBにユーザを獲得されてしまう、だからNTTも「ユーザが少ない所でも先に対応させようって作戦」かな?なんて思いながらも、来ないヤフーよりも先に来てくれたNTTを迷わず選択!

<契約から工事まで意外とスムーズでした>
ADSLと言えば、「工事まで待たされる」,「思ったより速度が出ない」,「ISDNから変更すると番号が変わる」などの悪評が付きまとっていました。ところが私の場合そうでもなかったです。
まず近くのパソコンショップで申し込み手続きをし、週明けにNTT(営業)から電話がありました。「一応対応している局番ですが、これから調査をしますので今ですと大変込み合っていますので、3週間くらいお待ち頂く事になるかも知れませんがよろしいですか?その後工事の日程を決めさせて頂きますが工事も大変込み合っていますので、今の時点ではどれくらいとは言えないのです。」
「何をー!!」という感じでしたね。やはり来たかとも思いました。
一体この最初の電話が来るまでの間に机上調査とやらはやっていないのか?
という感じで最初ははまったのですが、その1〜2日後すぐに技術担当者から電話があり、3週間と言われた調査はすぐに終わってしまった。とりあえずOKがでたという事で、契約種別や派遣工事の有無などを確認された後、工事日に話に入ったのです。「工事なんですが、すぐにでも出来るんですけどいつにしましょうか?」
・・・・・(返事に困る。)
不意をつかれた感じだった。
プロバイダの乗り換え契約やISDN時のアイアイプランの残りが勿体無いと思い、2週間先の3/1に工事予定としました。(ADSLは繋がりが良くなくて戻すって事もあるから他の契約プランも無駄にしないように慎重にしました。)
それから、ISDNからアナログに戻しても電話番号が変わるといった事も今では無いようです。

<果たして、それなりの速度は出るのか?>
交換局から家まで車で測って約2.4kmでした。ロスを考えて、まあ3km以内だから最悪でも500kbpsは出るだろう・・・でるかな?・・・。
ところが工事前の休日に自転車に載って散歩がてら電話線を追って行ったところ、「切れている!!」ではありませんか!繋がっていると思っていた最短コースのラインは家から50m先で途絶えていて、実は下流だと思った方から繋がっていたのです。自転車をこぐ足にも力が入ります。
「一体この電話線はどうなっているんだ〜!?」
よく調べると、電話線は商店街の方を通り凄く遠回りをし家まで届いていました。大体4〜5kmはあると思われます。
・・・そして、3月1日にフレッツADSLが繋がりました。
フレッツのサイトでとりあえずの速度計測が出来たのでやってみたところ、なんと初回は1Mbps、その後大体900Kbps以上は出ていました。
予想を裏切る速さで感動ものです。y(^_^)y
一応フレッツの1.5M(AnnexC)はISDNの干渉やブリッジタップがなければ5kmくらいで1.3Mbps出る事もあるようなので、うちは損失が少なく運が良かったみたいです。

<ADSL高速化計画>
今繋いでiいるのはWindows98SEのマシン。確かWindows2000やWindowsXPは最初からADSLを考慮してあるが、それ以前のOSではレジストリの変更でもっと速度が向上するといった記事を以前読んだ事がありました。
そうなんです。ちょっとしたチューニングでもっと速度が向上するんです。
まずMTUというものを変更してみました。
MTUはパケットサイズの最大値を表します。高速な通信が可能となり大きなファイルの送受信を主に行うようになればパケットサイズは出来る限り大きい方が無駄が少なくなります。
そしてRWINの変更も効果があるようです。
RWINは受信側のReady応答が無くても無条件に受け取ることができるデータ量を表すものです。送信要求と受信側のReadyのやり取りが省略できる方が時間的なロスが少なくて済みます。
これらの数値はユーザの環境によって最適地がマチマチのようです。
個人の最適値のレジストリ内容などがホームページにアップしてある事も良くありますが、そのままマネをすると全然駄目な事もあります。
詳しい説明は以下を参考にすると良いと思います。

MTU/RWINの調整方法
http://www.janis.or.jp/adsl/tuneup/tcp_tune.html
Net Lan Do! - MTU/Rwin(入門編)
http://www.ne.jp/asahi/welcome/netland/newpage0800.htm

レジストリを自分で操作した事が無い人は便利なフリーソフトを使った方が良いかも知れません。
私は自分でレジストリをいじる方が好きですけど・・・。
それでチューニングの結果なのですが、うちの場合は最高値が1Mbpsから1.3Mbpsにアップしました。
コンスタントに1.2Mbpsは出ています。
凄い効果ですね。でもこれはWindows98など古いOSを使っている人にとっての改善ですから、Windows2000ユーザの場合などは僅かな改善程度になると思います。
なにはともあれ、お試しあれ!

(2002.3.9)


<問題発生・・・・見えないページがある>
MTUやRwinの設定によってはパケットが分断され表示できないページが発生する事があると聞きました。
それが、出たんです。高速化の代償に見えないページが出来てしまいました。
でも結局MTUやRwinを初期化しても見えないページは見えません。
どうやらフレッツ接続ツールが良くないみたいです。WindowsXPでは問題無く表示できますから。

(2002.4.1)


<BBルータの導入で問題解消!?>
ADSLを引いてから約2ヶ月、先送りにしていたルータを導入しました。本当はもっと品定めをしたかったところですが、ルータが無いと家庭内LANもインターネットへの気軽なアクセスも片手落ちのような感じで、とりあえずの導入といったところです。
本当はそのうちやって来るかも知れない光ファイバー対応の高速タイプやビデオチャット対応UPnP搭載、そして上記にもあるようにMTUのカスタマイズも可能なBBルータが良かった。しかし、限定30台の安物ルータを買ってしまいました。エレコム製LD-BBR4(\4,980)です。よく出回っているタイプです。
以前使っていたISDNダイヤルアップルータよりも機能的にだいぶ見劣りします。しかもプロバイダ設定が1つしか出来ないし・・・(普通1つしか契約しないかもしれないけど)。それにブラウザ設定のメニューの表示がとても遅い。ローカルなのになぜ遅いのか??まあ、\4,980だからとなんとか心を静めるしかありません。

さて、フレッツ接続ツールを使わなくても良くなったので、例の見えないページ問題は一応解決しました。
本来だったらNTTにフレッツ接続ツールを修正するように要請でもするのが筋かもしれませんが、すぐに動くとは思えないですしね。
しかし、たまに見えないページがあります。多分サーバトラブルだとは思うのですが、今度はルータを疑ってしまいます。

(2002.5.1)