エボシキジ

ヒマラヤ産。1属1種で、分類学的には貴重な種である。
分布はヒマラヤとその山麓で、ネパールの北部からインド北部、パキスタンにかけての帯状の地帯。
ヒマラヤの標高1220〜3300mの高地が生息地で、断崖絶壁のカシ林などの林地、切り株のある開墾地、開けた草原に生活する。冬季はやや低い地方に移動する。険しい山岳地帯のため、個体数の推測が困難。
減少の原因は観光開発、家畜の放牧、ハンティングが原因と言われている。
今から30年前には約800羽が人工増殖されていた。放鳥をすすめているが、現在はワシントン条約付属書Tにリストアップされている。

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